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2026年5月10日日曜日

西太平洋における各国海軍活動の動向―USNI Newsまとめ5月8日

 

USNIニュースによる「西太平洋の海軍活動の動向」まとめ:2026年5月8日

先週の西太平洋における主要な艦船の動向および演習の概要である。

ロシア・ウラジオストク

自衛隊提供画像

ロシア海軍太平洋艦隊の報道発表によると、同艦隊の任務群が木曜日、ロシアのウラジオストクに到着した。この任務群には、潜水艦RFS『ペトロパヴロフスク=カムチャツキー』(B-274)、コルベットRFS『グロムキー』(335)、および曳船『アンドレイ・ステパノフ』が含まれていた。

同任務部隊のウラジオストク入港により、3月3日に始まったアジア太平洋展開が終了した。任務部隊は展開期間中、9,000海里を航行し、3月29日から4月2日までインドネシア・北ジャカルタのタンジュン・プリオク港、4月27日から30日まで中国・青島を訪問した。

日曜日に対馬海峡を通過した際、海上自衛隊の高速攻撃艇「おおたか」(PG-826)が同任務部隊を追尾した。任務部隊は五島列島の西70キロメートルを北東方向に航行して、海峡を通過してから日本海に入った。

東シナ海

自衛隊提供画像

中国人民解放軍海軍(PLAN)の巡洋艦「ラサ」(102)および駆逐艦「貴陽」(119)、「成都」(120)は、対馬海峡を通過した後、5月2日に東シナ海に入った。

日本の統合幕僚監部によると、現地時間5月1日午後11時、PLAN艦艇が対馬の北東60キロメートルを南西に向かい航行しているのが確認された。

これら3隻と補給艦「ケケシリフ」(903)は、これに先立つ3月30日から31日にかけて、対馬海峡を北東方向へ通過していた。「成都」と「ケケシリフ」は4月27日に対馬海峡を南西方向へ通過し、東シナ海に入った。「成都」はその後、4月28日から29日にかけて対馬海峡を北東方向へ通過し、日本海へ戻った。

黄海

朝鮮中央通信(KCNA)の報道によると、2026年4月12日、「チョ・ヒョン」の作戦効率試験の一環として、戦略巡航ミサイル2発と対艦ミサイル3発が発射された。朝鮮中央通信写真

国営メディア朝鮮中央通信(KCNA)によると、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記は木曜日、同型初の駆逐艦「崔賢(チョ・ヒョン)」(51)に乗艦し、黄海の120海里に及ぶ海域で行われた同駆逐艦の機動性試験を視察した。KCNAは、「崔賢」が6月中旬に朝鮮人民軍海軍(KPAN)に引き渡される予定と報じた。

「崔賢」は2025年4月25日、北朝鮮西海岸に位置する南浦市の南浦造船所で進水した。同駆逐艦はその後、同市周辺海域で様々な試験を実施してきた。

フィリピン・ラオアグ

「バリカタン2026」のため、米軍、カナダ軍、日本軍、フィリピン軍がフィリピンのラオアグに集結している。タガログ語で「肩を並べる」を意味する年次米比共同演習は、台湾情勢への懸念を背景に、ルソン海峡を重点地域に再編成された。

米陸軍第25歩兵師団と米海兵隊第1海兵遠征軍は今週、水陸両用侵攻を撃退することを目的とした模擬上陸作戦を主導した。参加部隊には、日本の水陸両用即応旅団、第2水陸両用即応連隊、フィリピン陸軍第5歩兵師団、カナダのプリンセス・パトリシア・カナダ軽歩兵連隊も含まれていた。

中国やロシアなどの敵対国が展開するエリア・デニアル(海域封鎖)ネットワークを撃破するために米陸軍が創設した部隊であるマルチドメイン・タスクフォースも、フィリピンに展開し、「バリカタン2026」に参加している。

日本・硫黄島

空母「ジョージ・ワシントン」(CVN-73)に配属されている米海軍第5空母航空団(CVW-5)は、木曜日、日本・硫黄島で10日間の実地着艦訓練を開始した。これは同空母の次期巡航に向けた準備の第一段階である。

防衛省の発表によると、CVW-5は5月17日まで硫黄島でFCLPを実施する。FCLPは、固定翼パイロットの資格取得に必要な飛行訓練であり、空母での航行任務に就くためのパイロット認定である空母資格(CQ)訓練に先立って行われる。硫黄島での訓練には、CVW-5の空母搭載固定翼機がすべて参加する。

第5空母航空団の固定翼機には以下が含まれる:

  • 第27攻撃戦闘飛行隊(VFA-27)の「ロイヤル・メイス」 – F/A-18E/F – 日本・岩国海兵隊航空基地。

  • 攻撃戦闘機飛行隊(VFA)102「ダイヤモンドバックス」 – F/A-18E/F – 岩国海兵隊航空基地。

  • 攻撃戦闘機飛行隊(VFA)195「ダムバスターズ」 – F/A-18E/F – 岩国海兵隊航空基地。

  • 攻撃戦闘機飛行隊(VFA)147の「アルゴナウツ」 – F-35C – カリフォーニア州レモア海軍航空基地。

  • 電子攻撃飛行隊(VAQ)141の「シャドウホークス」 – EA-18G グラウラー – ワシントン州ウィドビー島海軍航空基地。

  • 第125航空指揮管制飛行隊(VAW)の「タイガーテイルズ」 – E-2D ホークアイ – 岩国海兵隊航空基地。

この記事は、Dzirhan MahadzirとCaitlyn Burchettによって執筆されました。


USNI News Western Pacific Pulse: May 8, 2026

U.S. Naval Institute Staff

May 8, 2026 4:40 PM

https://news.usni.org/2026/05/08/usni-news-western-pacific-pulse-may-8-2026



2026年5月2日土曜日

F-35B導入で米海兵隊の航空戦力は変革中

 

A U.S. Marine Corps F-35B Lightning II aircraft receives fuel from a U.S. Air Force KC-135 Stratotanker during Freedom Flag 25-1 off the east coast of the Republic of Korea, April 23, 2025. FF25-1 brought together U.S. and ROK units from across the Pacific theater, with aerial refueling playing a critical role in enabling effective operations across the vast region. The F-35 is assigned to Marine Fighter Attack Squadron 214, Marine Corps Air station Iwakuni, Japan, and the KC-135 is assigned to the 909th Air Refueling Squadron.(U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Jason W. Cochran)2025年4月23日、大韓民国東海岸沖で行われた「フリーダム・フラッグ25-1」演習中、米海兵隊のF-35BライトニングIIが米空軍のKC-135ストラトタンカーから給油を受けている様子。米空軍写真(撮影:ジェイソン・W・コックラン曹長)。

F-35が海兵隊航空戦力を変えている

F-35は、海兵隊がこれまで運用してきた中で最も高性能な戦闘機であるが、同時に最も複雑な機体でもある

Task & Purpose 

デビッド・ロザ

2026年4月23日 午後12時34分(米国東部夏時間)公開


AV-8B ハリアーIIやF/A-18 ホーネットを数十年にわたり運用してきた海兵隊は、F-35に全面的に注力している。

ステルス性能に加え、同機は海兵隊が過去に運用してきたどの機体よりもはるかに高度なセンサーおよびデータ共有機能を備え、海兵隊は、この能力が将来の戦場において不可欠になると見ている。

しかし、F-35はその能力と同じくらい複雑であり、これほど高度な戦闘機を遠征戦という「破壊の渦」に投入するには、海兵隊の航空兵站に対する考え方の転換が必要となる。

ライトニングに乗る

空軍で戦闘機とは制空権を確保する手段であり、海軍においては艦隊を守る手段である。しかし海兵隊では戦闘機(およびその他すべての装備)は、偵察、攻撃任務、近接航空支援を通じ、地上の歩兵を支援するために存在する。

A U.S. Marine Corps F-35B Lightning II pilot with Marine Fighter Attack Squadron (VMFA) 122, 11th Marine Expeditionary Unit, refuels on the flight deck of Wasp-class amphibious assault ship USS Boxer (LHD 4) in the Pacific Ocean, March 28, 2026.2026年3月28日、太平洋上のワスプ級強襲揚陸艦「USSボクサー」の飛行甲板で給油を行う海兵隊のF-35BライトニングIIパイロット。海兵隊写真:ジョセフ・ヘルムズ軍曹

F-35は3つの任務すべてを遂行できるが、情報収集と伝達でこれほど優れた戦闘機はかつてなかったかもしれない。この機体は、無線、赤外線、レーザー、電光センサーを多数搭載し、それらのセンサーから得られるすべての情報を統合して送信することができる。

これは戦況を一変させる要素だと、退役海兵隊のデイブ・バーク中佐は語る。彼は数多くの実績を持つが、中でもF-35Bの初代実戦パイロットとして知られる。バーク中佐は、戦争で成功するために必要な要素を優先順位付けするとすれば、情報と状況認識が最上位に来ると述べた。

「F-35で得られる情報と状況認識の量は、驚くほど多い」と彼は語った。「そして、情報と状況認識が多ければ多いほど、地上部隊が必要とする時に、必要な方法で、適切な支援を提供できるようになるのです。」

つまり、F-35は「戦場の霧」を払いのける巨大な除雪車の役割を果たす。この戦闘機のステルス性能により、敵に見られずに敵を視認できる。これは、ロシアや中国といった敵対勢力が大量のレーダーや地対空ミサイルを配備している状況下で特に有効だ。そのステルス性能に加え、F-35Bが極めて短い滑走路から運用できる能力と相まって、旧式の航空機に比べて戦場へのアクセスが格段に広がる、とバーク氏は述べた。

撃って逃げる

これらの強みにより、F-35Bは海兵隊の戦術航空近代化計画の「中核」となっている、と同部隊は本誌に語った。

この戦闘機の配備は、海兵隊が航空戦術の転換に備えている中で行われた。対テロ戦争ではパイロットが地上部隊の支援に直ちに参加できたが、中国やロシアとの紛争では、敵機を撃墜したり、ミサイルや電子戦を用いて防空網を無力化したりして、まず空域を確保する必要があるかもしれない。


空域が確保されれば、各機は着陸し燃料補給と再武装を行い、その後、他の航空機のための偵察機、攻撃プラットフォーム、または観測機として任務に就くことになる。その後、米軍部隊が長距離ミサイルの標的となるのを避けるために移動するにつれ、この一連のプロセスが再び繰り返される可能性がある。

一方、海兵隊も、攻撃から物資輸送、電子戦に至るまであらゆる任務を支援する無人プラットフォームの導入を検討しており、F-35のデータ融合能力は、いずれにおいても重要な役割を果たす可能性がある。

課題

F-35は十分な能力を備えているが、同時に複雑でもある。2023年、国防総省の報告によると、米国のF-35機群のうち、常時少なくとも1つの任務を遂行できるのは51%に過ぎなかった。目標は65%である。一般的に新型機を保有し、予備部品の優先度も高い戦闘配備中隊の達成率は61%だった。

3月に公表された国防総省の報告書は、「F-35機群の運用適格性は依然として軍の期待を下回っている」と指摘したが、最新の統計データは提示していない。

U.S. Marine Corps Lance Cpl. Johan Rangel, a power line mechanic with Marine Fighter Attack Squadron (VMFA) 122, 11th Marine Expeditionary Unit, conducts maintenance on an F-35B aboard Wasp-class amphibious assault ship USS Boxer (LHD 4), in the Pacific Ocean, Jan. 24, 2026. The 11th MEU is currently underway aboard the Boxer Amphibious Ready Group in the U.S. 3rd Fleet area of operations conducting integrated training that enhances lethality and warfighting readiness. (U.S. Marine Corps photo by Lance Cpl. Nicole Stuart)2026年1月24日、太平洋上のワスプ級強襲揚陸艦「ボックスアー(USS Boxer)」にて、第11海兵遠征部隊所属の第122海兵戦闘攻撃飛行隊の電力系統整備兵、ヨハン・ランゲル一等兵がF-35Bの整備を行っている。海兵隊写真:ニコール・スチュアート一等兵。

これは、海兵隊がF-35Bの運用を想定している孤立した戦場にとっては、良い兆候とは言えない。第二次世界大戦時、グアダルカナル島のような孤立した島嶼で地上整備班は航空機整備に苦戦したが、当時の航空機はF-35よりはるかに単純な構造だった。

海兵隊は、現場で部品が故障した際に手詰まりになるのではなく、人工知能(AI)を活用して必要な部品を予測しようとしている。

「ねらいは……部品がいつ故障するか予測し、我々が選んだタイミングで交換することにある。そうすれば、修理して本国へ持ち帰るための救援パッケージを前線へ送る必要がなくなる」と、海兵隊航空の将来計画に携わるリチャード・ラスノック大佐は本誌に語った。

海兵隊員は一部ですでに先行しているようだ。昨年カリフォーニアで行われた演習において、『The War Zone』が報じたところによると、F-35B飛行隊は、母基地にいる時よりも「はるかに少ない工具や装備で整備を完了させるという並外れた能力」を示したという。■

How the F-35 is changing Marine airpower

The F-35 may be the most capable fighter aircraft the Marines have ever flown, but it also might be the most complicated.

David Roza

Published Apr 23, 2026 12:34 PM EDT

https://taskandpurpose.com/tech-tactics/f-35-marine-corps-tactical-aviation/


2026年4月30日木曜日

米海軍のFF(X)新型フリゲート艦建造の再スタートをHIIインガルス造船所に随意契約で交付。― 各国の新鋭フリゲート艦に比べ従来型の艦容ですが、これが建造契約で苦労してきた米海軍の意向なのでしょう

 

FF(X)フリゲート艦の概念図。海軍提供

米海軍がFF(X)フリゲート艦建造契約をHIIインガルス造船所に交付

USNI News

マロリー・シェルボーン

2026年4月28日 午後6時36分

海軍は4月28日火曜日、HII傘下のインガルス造船に対し、沿岸警備隊の「ナショナル・セキュリティ・カッター(NSC)」が原型の新型フリゲート艦の主要造船所業務として、2億8290万ドルの契約を発注した。

国防総省の発表によると、海軍は競争入札を行わず、作業は2028年4月に完了する予定である。

この契約締結は、ジョン・フェラン前海軍長官が昨年コンステレーション級フリゲート計画を中止し、インガルス造船所で建造されたNSCレジェンド級の船体を基にした新型フリゲートの開発を選択したことを受けたものである。

先週公表された2027会計年度海軍予算案では、2027年度にFF(X)を1隻、2029年度に1隻、2031年度に2隻を購入する見通しとなっている。2027会計年度の造船予算説明文書によると、海軍は2028年までに1番艦を就役させたいと考えており、これが単独調達戦略を採用した理由だ。

「主要造船所支援契約により、量産に向けた設計作業を完了させ、迅速な建造移行を可能にするための試作段階を含む長期調達資材を調達する」と文書には記されている。「その後、最初の2隻については単独調達による建造契約が締結される。3隻目以降のフリゲート艦については、複数の造船所での生産と造船産業基盤の拡大を通じて艦隊への配備率を高める競争入札方式で調達される。」

HIIの最高経営責任者(CEO)クリス・カストナーは、2月の投資家向け説明において、同社の2025年度決算発表の電話会議で、インガルスがミシシッピ州パスカグーラの造船所で建造を予定していたものの中止となったNSC-11号艦の残材を保有していると述べた。

「本契約に基づき、インガルス造船は、主構造の基礎および第1隻のフリゲート艦の全体的な建造工程計画における今後の作業段階を支援するため、原材料の切断および成形を開始する」と同社は火曜日のニュースリリースで、主要造船所としての選定について述べた。「この新たなアプローチにより、インガルス造船における設計から生産への円滑な移行が可能となり、最終的には産業基盤全体へと波及するだろう。」

火曜日、新たに就任した海事プログラム調達担当執行官は、改NSC設計に基づく提案中のFF(X)フリゲート艦のレンダリング画像を公開した。このレンダリング画像には、上部構造物の前方に追加された突起部、57mm主甲板砲と思われる装備、ミサイル式近接防御兵器システム、後部に海軍ストライクミサイル(NSM)16発搭載用のラックが描かれている。

「今後の検討では、垂直発射システムや対潜戦システムを含む能力の拡張が検討される」と、2027年度予算文書に記されている。

レンダリングには、コンテナ化されたプラットフォームを備えた2隻の概念的な中型無人水上艇が含まれている。最近の予算要求書によると、FF(X)の要件の一部には、自律型ロボットシステムの統合が含まれる。

「当社のPAE Maritimeチームは、造船パートナーと協力し、必要なプログラムの納入を加速させるべく引き続き取り組んでいます」と同社はFacebooに投稿した。「本日、HII傘下のインガルス造船所に交付された契約は、新フリゲート級の設計を確定させ、調達リードタイムの長い資材を調達し、建造前の活動を開始する当社の能力を支えるものです!」■

マロリー・シェルボーン

マロリー・シェルボーンはUSNI Newsの記者である。以前は『Inside Defense』で海軍関連の取材を担当し、『The Hill』では政治分野の報道を行っていた。

Navy Awards $282.9M FF(X) Frigate Contract to HII’s Ingalls Shipbuilding

Mallory Shelbourne

April 28, 2026 6:36 PM

https://news.usni.org/2026/04/28/navy-awards-282-9m-ffx-frigate-contract-to-hiis-ingalls-shipbuilding


2026年4月29日水曜日

F/A-XX選定が米防衛産業につきつける懸念事項―冷戦後の産業構造はここまで弱体化してしまったという現実

 

F/A-XXステルス戦闘機で米海軍が抱える、解決できない問題は米国の防衛産業全体の懸念でもある

19fortyfive

ルーベン・ジョンソン

FA-XX Fighter Screenshot from X

FA-XX Fighter Screenshot from X


つ決定が発表されるのか、そして海軍史上最大の戦闘機プログラムの勝者は誰になるのかについて長年にわたり憶測が飛び交ってきたが、米海軍は2026年8月までに決定を下すというスケジュールを発表した。これは、待望のF/A-XX契約の交付日である。また、これはおそらく、毎年開催される「Sea Air Space」会議から出たニュースとしてはここ数年で最大のものとなった。

F/A-XXを覆う不確実性の雲

しかし、本当のニュースはまだこれから出てくる――そして、このニュースが「悪い」と「さらに悪い」の組み合わせになる可能性は極めて高い。

海軍がどの企業に契約を授与するにせよ、このプログラムには克服不可能な問題が山積しているからだ。

これらのジレンマは、現在の米国防衛産業および国防総省・海軍の予算編成プロセスに影響を及ぼしており、おそらくそれが決定がこれほど長引いた理由だろう。

2023年から2025年にかけて、防衛担当の報道陣は、ワシントンD.C.のナショナル・ハーバー・エキスポセンターで開催される年次イベント「Sea Air Space」に忠実に足を運んできた。

毎年、彼らは高官が米海軍(USN)のF/A-XXプログラムに大きな進展をもたらす発表を行うことを期待していた。

しかし、毎年、最終日の終わりにほとんど何も得られないまま会場を後にしていた。

米海軍がようやく2026年8月に調達先選定を行うと発表したこと、および同プログラムが直面するであろう複雑な課題に関する事後分析が、これらの遅延の原因となっている。

「複数の要因が絡み合っている」と、本誌取材に応じた元海軍将官は述べた。「しかし結局のところ、このプログラムの成否は産業基盤に関する決定に大きく左右される。現在、あまりにも少ない主要請負業者に、あまりにも多くの責任が押し付けられている。」

F/A-XXステルス戦闘機の資金調達状況は不透明

4月20日、海軍作戦部長(CNO)のダリル・コードル提督は記者団に対し、2026年8月という日程を明らかにした。

この日程は、スティーブ・ファインバーグ国防副長官、国防総省の計画担当者、および海軍当局者との一連の会合と協議を経て決定されたものである。

「8月には候補の絞り込みが行われる。プログラムに関する決定を下すのは、その月だと思う」と、コードル提督は展示会および併催シンポジウムの初日に報道陣に語った。

同プログラム計画とスケジュールでは始まりに過ぎないが、米軍、米国防総省および海軍の予算編成、さらに産業界のリスクは甚大だ。

航空機の調達資金をどう確保するかという問題は、リスク関連事項の中でも最優先事項である。

まさに資金源が不明確であることこそが、本プログラムの資金調達計画が未だ策定されていない主因である。

海軍当局者は、F/A-XXの調達決定を前進させると公に約束している。

国防総省が提出した過去最大規模の2027年度予算要求案には、米海軍の航空機プログラムに対する多額の資金が盛り込まれている。

しかし、要求額のうちF/A-XXプログラムに充てられるのは、合計で1億4,000万ドルに過ぎない。

この金額のうち、6,800万ドルは国防総省のベースライン予算から、7,200万ドルは議会で別途法案として可決される必要がある調整予算から供給される予定である。

海軍予算要求の航空部門の残りの部分は、同軍における航空部門への資金配分として過去最大の増額となっている。

予算案では344億ドルの調達費が計上されており、2026年に要求された166億ドルの2倍以上に相当する。

しかし、海軍航空部隊の調達に向けたこれまでのすべての約束を果たした後、どれだけの予算が残るかは依然として不透明だ。

現時点での計画では、F-35をさらに47機導入することが予定されている。内訳は、海軍向けF-35Cが20機、米海兵隊向けF-35Cが17機、F-35Bが10機となっている。

さらに、P-8ポセイドン、E-2Dホークアイ、MQ-25などに対する追加支出も予定されている。ボーイングはまた、P-8のベース機である737NGの生産から737 MAXへの移行に伴い、ポセイドンの価格を引き上げた。この要因などにより、同機の納入価格は1億7,210万ドルから3億2,850万ドルへ上昇した。

F/A-XXプログラムを支援する上での難題は、1年後に表面化するだろう。第6世代戦闘機プロジェクトが開発の次の段階に進むために、その時点でどれだけの資金が確保できるかは、2028年度の予算策定が本格化する際の検討事項となる。その費用は数十億ドル規模になると見込まれている。

この時点で、主契約業者が選定される。詳細設計作業はさらに先のこととなる。

しかし、エンジニアリング・製造開発(EMD)段階に入れば、F/A-XXのコストとその予算に占める割合は急速に国防総省の計画策定プロセスにおける主要な焦点となるだろう

産業基盤の縮小

プログラムの資金源がどこから捻出されるのかという疑問は未解決のままで、このプロジェクトは十分に複雑なものとなっている。

しかし、米海軍は以前から、またコードル提督も「シー・エア・スペース」イベントで改めて述べたように、このプログラムの主要請負業者候補として残っている2社――ボーイングとノースロップ・グラマン(NG)――のいずれもが、F/A-XXの開発およびその後の生産を支える能力を有していない

「この機体を製造する請負業者の1社は、我々が求める納期内に納品することが事実上不可能な状況にある」とコードル提督は述べた。「したがって、今回の決定にあたっては、『二度確認して、一度切る』という姿勢で臨んだ。」

コードルCNOは、F/A-XXを効果的に管理する能力を欠いているのがどちらの請負業者かについて明言を避けた。ボーイングとNGの両社の幹部はこの評価に異議を唱えており、両社とも、第6世代戦闘機に関する米海軍のスケジュールを満たせると主張している。

両CEOの主張はさておき、彼らが自社がこの課題に対応できると信じていないと疑う理由はないが、米国の防衛産業セクターは、冷戦終結以来、芳しくない状況にある。

過去2年間に発表された複数の評価報告書が結論づけているように、米国の防衛産業は1990年代以降、衰退の一途をたどってきた。

「ジャスト・イン・タイム」生産プロセスの専門家や信奉者たちがもたらした結果は、同じ評価報告書が指摘するように、かつての巨人が崩壊寸前まで追い込まれたような米国防衛産業の現状である。この件について19FortyFiveに語った複数の退役軍高官や業界幹部も、こうした見解に同調している。

数字がすべてを物語っている。冷戦後の「平和の配当」時に、主要請負業者は51社からわずか5社へと削り落とされた(「チェーンソーで切り刻まれた」という表現の方が正確だと指摘する者もいる)。

「統合が必ずしも防衛産業の縮小を意味するわけではないが、防衛下請け業者やサプライヤーからなる広範なエコシステムもまた縮小している」: 米国国防産業協会(NDIA)の調査によると、「過去5年間だけで、防衛セクターは純減17,045社を記録した」とされている。

「そして、これは3年前に発表された調査であることを忘れてはならない」と、NDIAでも活動している米国の業界幹部の一人は語った。「もし今日書かれたものなら、その結果はほぼ間違いなく、さらに悲観的なものになっていただろう。」

「かつての10分の1にまで主要請負業者が統合されたことで生じた『効率化』は、ウクライナ紛争、中東での別の紛争、そして誰もが北京が台湾に動き出す可能性への備えが必要だと語っている状況下で、生産を急増させるために今必要な能力を提供できていない」と彼は付け加えた。「結果はまさに正反対のものとなっている。」

士気への打撃

防衛産業の現職者の多くは、経営陣がほとんど認識していないと主張するだろうが、兵器システムを設計・製造する企業において最も重要なのは、従業員の士気なのである。「開発から量産に至るまで製品ラインを熱意を持って支えられる有能な人材がいなければ、市場で生き残る企業の能力は最終的に失われてしまう」と、前述の当局者は説明した。

米国で起きている事態には、検討に値する極めて不愉快な前例がある――つまり、やってはいけないことの好例だ。

過去20~30年にわたり、かつて旧ソ連の防衛産業帝国の一員であった同僚たちとの数百回に及ぶ議論の中で、彼らはソ連崩壊後、設計者、技術者、管理者などの陣営から、膨大な数の人員が消え去ってしまったことを指摘している。

かつてソ連最大かつ最も有名な設計局の一つで働いていた長年の知人が、ある日、かつてのモスクワの兵器製造帝国がいかにして無に帰してしまったかを説明してくれた。

「レーダー設計者やミサイル技術者といったサブシステム企業は、かつて3500人以上の従業員を抱えていたが、今では300人以下になっている。かつて防空砲台や航空機全体を開発・設計していた設計事務所は、1万5000人以上を擁していたが、今では2000人以下かもしれない。かつて200人のスタッフを擁していた特殊工学センター内の部署は、今では両手の指で数えられるほどの従業員数しかない。」

「これらの企業がかつて担っていた業務を、必要な経験者のほんの一部で遂行することは不可能だ――たとえ全員が天才であったとしても」と彼は続けた。「したがって、少なくとも我々の大半が生きている限り、ロシアの兵器システムの次世代型が再び登場することは、ほぼあり得ないだろう」と彼は説明した。

「かつてその名を聞くだけで世界が戦慄したロシアの産業が、面影すら失った姿に落ちぶれていくのを目の当たりにすることは、製図台やCAD画面の前で働き続ける者たちの士気や意欲にとって恐ろしいことだ。いや、それすら控えめな表現だ」と彼は結論付けた。

悲しいことに、米国の防衛産業も同じ方向へ進んでいる。数十社あった主要請負業者を数社に統合した結果、従業員数が膨大な少数の企業が残ったわけではない。むしろ、米国における防衛関連業務に従事する人数は冷戦以来3分の2に減少した――1985年の320万人以上から、2021年には110万人へと減ったのである。

逆説的だが、防衛企業にとって最もコストのかかる項目は従業員数であるというのが一般的な通説だ。大幅な人員削減は、防衛費全体の大幅な削減につながるはずだったが、実際には冷戦時代より支出が増加しており、その資金がどこに使われているのかと疑問を抱く人々も少なくない。

ウクライナ紛争が5年目に突入する中、米国の防衛産業セクターでは、かつての3分の1に過ぎない労働力では、今後の課題に対応するには不十分だという認識が広がりつつある。しかし、米防衛企業は懸命に努力しているものの、従業員数を110万人超に増やすのに必要な新規労働者を確保できていない

現存する5大主要防衛企業の1社に在籍し、現在は退職したシニア・プログラム・マネージャーが、この件について19FortyFiveに語ってくれた。「防衛業界の巨大企業で働くという考えに魅力を感じないからといって、責めることはできない」と述べた。

「雇用の安定性は、米国政府が次のプログラムの資金を大幅に削減するか、あるいは完全に打ち切るかどうかに左右されるに過ぎない。「昨今、多くの人にとって昇給がインフレに追いついていない。それに、ボーイングのニール・ゴライトリーに起きた一連の出来事を見ればわかるだろう」と彼は語った。

「それが、今の米国防衛業界の経営陣における『リーダーシップ』の実態だ」と彼は述べた。「ここで働くほぼ全員がそれを知っている。経営陣の中に、あなたの味方になってくれる人間など一人もいないのだ。」

米海軍の退役軍人であり、ボーイングに広報・コミュニケーション担当上級役員として入社したゴライトリーは、現役時代に1987年に執筆した記事をめぐり、2020年に辞任を余儀なくされた。問題の記事は、主に海軍の退役軍人や海上戦に関心のある人々が読む、発行部数の少ない雑誌に掲載されたものだったが、ボーイングから彼を追い出す口実として利用された。

「彼を陥れようとした動きは、冷酷で、日和見的で、略奪的だった」と、この元プログラム・マネージャーは語った。「エンジニアや設計者が人事部門に覆され、脇に追いやられる状況がなくなるまで、米国防衛産業の人材が増えることは期待できない」と彼は付け加えた。

F/A-XX戦闘機の製造を請け負う企業が展開することになるのは、まさにそのような環境だ。これは決して小さな課題ではない――しかも、単なる人的な観点からの問題にとどまらない。

経験がものを言う

しかし、米国の主要防衛プライム企業で働くトップレベルのコンサルタントたち――多くは元軍高官や国防総省(ペンタゴン)の幹部――が抱く最大の懸念は、次期米海軍戦闘機を設計・製造する企業が、その課題に十分に対応できるかどうかという点だ。

コンサルタントや業界アナリストとの会話の中で、繰り返し耳にするコメントがいくつかある。

全員が懸念しているのは、次世代ステルス戦闘機の建造はリスクが極めて高く、今犯したミスが将来、壊滅的な結果をもたらす可能性があるという点だ。

海軍プログラムの2つの候補の1つはボーイングであり、同社はすでに米空軍(USAF)のF-47を建造する契約を結んでいる

ロッキード・マーティン(LM)は現在、どちらのプログラムにおいても公式な役割を担っておらず、この状況に懸念を抱く戦闘機専門家は少なくない。多くの専門家は、U-2からSR-71、F-117A、F-22、F-35に至るまで、同社がステルス機の設計において築いてきた実績は決して小さなものではないと、当然のことながら指摘している。

「ステルス機、つまりレーダーを回避する航空機の設計において、70年もの経験を積むには何が必要か、誰か理解しているだろうか?」と、LMについて元軍高官は述べた。「70年かかるのだ。近道などない。」

残るプライム契約者2社のどちらがF/A-XXの設計を担当することになろうとも、ほとんどのプロジェクトにおいて、今後進むべき論理的な道筋は存在しているようだ。

LMは下請けとして参画し、機首部(コックピットの後部までを含む)の設計を担当するとともに、F/A-XXの当該セクションの生産の大部分も担うことになるだろう。

一つの可能性として、F-35の共同生産において米国産業界がドイツのラインメタルと合意したのと同様の、F/A-XXにおける分業体制が考えられる。ドイツの防衛大手は機体の中央胴体を製造し、米国は前部胴体と後部セクション――ステルス設計において最も機密性の高い要素を含む戦闘機の部品――を製造することになる。

F/A-XXと米軍の未来

どのような決定を下すにせよ、それが10年後の米国防衛産業の健全性に重大な影響を及ぼす可能性があるという点で意見が一致している。

F-47とF/A-XXの両方に投じられる数十億ドルは、すでに独自の第6世代戦闘機の試作機を飛行させている中国との戦争において、米国がどのような戦果を上げるかを決定づけることにもなる。結局のところ、この次世代米海軍戦闘機の設計・製造をどの企業が担うかという点が、何よりも重要な意味を持つかもしれない。■

著者について:ルーベン・F・ジョンソン

ルーベン・F・ジョンソンは、外国の兵器システム、防衛技術、国際的な武器輸出政策に関する分析と報道において36年の経験を持つ。ジョンソンはカシミール・プワスキ財団の研究部長を務めている。また、彼は2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻の生存者でもある。長年にわたり、米国の防衛産業で外国技術アナリストとして勤務し、その後、米国防総省、海軍省、空軍省、および英国・オーストラリア政府のコンサルタントを務めた。2022年から2023年にかけて、防衛分野の報道で2年連続の賞を受賞した。デポー大学で学士号を、オハイオ州のマイアミ大学で修士号を取得しており、専門はソ連・ロシア研究である。現在はワルシャワ在住。


The U.S. Navy Has a F/A-XX Stealth Fighter Headache It Just Can’t Cure

By

Reuben Johnson

https://www.19fortyfive.com/2026/04/the-u-s-navy-has-a-f-a-xx-stealth-fighter-headache-it-just-cant-cure/


2026年4月28日火曜日

米海軍はフォード級CVNの実効性をきびしく精査している模様 ケネディ、エンタープライズ、ドリス・ミラーまでの建造は決まっているが、クリントン/ブッシュ両艦の行方は不明

 

The Navy has been taking a deep look at the design and capabilities, and associated costs, of the Ford class as compared to the older Nimitz class.

手前に見えるUSSジェラルド・R・フォードは、ニミッツ級空母USSハリー・S・トルーマンと共に航行している。米海軍

フォード級に関する検証報告が米海軍の空母整備計画に疑問を投げかけている

検証では、フォード級とニミッツ級を比較し、運用面で何が得られ、何が失われたかを明らかにした

TWZ

ジョセフ・トレヴィシック

2026年4月22日 午後1時01分(米国東部夏時間)公開

ョン・フェラン海軍長官(当時)は、海軍が今後1ヶ月ほどで空母計画の見直しを完了させる予定と述べた。海軍は、旧式のニミッツ級と比較し、フォード級の設計や能力、関連コストについて詳細な検討を行ってきた。これにより、計画されているフォード級の追加発注の中止や、さらには新設計への移行を含め、海軍の空母取得戦略に大きな転換が訪れるのではないかという疑問が提起されている。

フェラン長官は昨日、海軍連盟主催のSea Air Space 2026展示会のサイドイベントとして開催された円卓会議で、空母計画の見直しについて語った。質問に対し、フェラン長官は、海軍が同計画について新たな包括的な検討を行うきっかけとなったのはフォード級に固有の何かがあったからではなく、海軍全体としてコスト削減と効率化を図る方法を模索しているためだと述べた。

海軍の最高文民幹部は、この見直しが焦点を当てる重要な問いとして、「投資に見合った成果を得ているだろうか、すなわち、フォード級が旧式のニミッツ級などに対してどこまで優れているか、といった点だ」と述べた。「正直なところ、我々はあらゆるプログラムを見直している最中であり、空母もその一つに過ぎない」

USS ジェラルド・R・フォードUSN

ドナルド・トランプ大統領はフォード級、特に電磁カタパルト(電磁航空機発射システム、EMALSとも呼ばれる)や兵器エレベーターに対して、深刻な信頼性および保守上の問題が生じているとして、公然と批判してきた。昨年10月、トランプ大統領は大統領令に署名することを約束した。これにより、海軍は新型空母において蒸気式カタパルトと油圧式エレベーターの使用に戻るよう義務付けられるはずだったが、これは未だ実現していない。その2ヶ月後、「トランプ」級「戦艦」の計画を発表した際、大統領は「我々は『フォード』級を持っている。それを別のクラスの空母へ格上げするつもりだ」とも述べたが、詳細は明かさなかった。

フェラン長官が昨日、進行中の見直しについてコメントした背景には、海軍が実際に新クラスの空母の導入を検討しているのかという質問があった。現時点でそのような動きの兆候はない。海軍は過去10年ほどの間に何度かフォード級に代わる選択肢、小型の設計を含め、検討を行ってきた。

「空母に関して言えるのは、我々は[CVN-]82と[CVN-]83について、コスト、設計、システムを見直し、それらが理にかなっており、今後我々が求めるすべてのシステムと要件を備えていることを確認しているということです」とフェラン長官は説明した。「予算に占める割合としてのコストや、今後の戦力構成およびニーズについて我々がどう考えているかを踏まえると、これは我々が取るべき慎重かつ現実的な措置だと考えています。」

CVN-82およびCVN-83は、将来建造される2隻のフォード級空母に割り当てられた艦番号で、現在、USSウィリアム・J・クリントンおよびUSSジョージ・W・ブッシュと命名される予定である。いずれの建造もまだ始まっておらず、海軍は発注契約すら締結していない。海軍は、新たに公表された2027会計年度の予算要求において、将来のCVN-82調達を支援するための前倒し資金を求めている。予算文書には、今後数年間でCVN-83の資金調達を求める計画も依然として示されている。

現在就役中の同級艦は、USS ジェラルド・R・フォードのみである。同艦は現在、すでに約10ヶ月に及ぶ長期展開の真っ最中で、これはベトナム戦争以来、空母としては最長期間となる。これまでの航海期間中、同艦と航空団はベネズエラの独裁者ニコラス・マドゥロの逮捕作戦に参加し、最近ではイランに対する作戦を支援した。フォードは3月に火災に見舞われ、同艦とその乗組員にかかる負担への懸念を浮き彫りにした。

現在、さらに3隻のフォード級空母が建造の各段階にある。2番艦となる将来のUSS ジョン・F・ケネディ(CVN-79)は、1月に最初の海上試運転のため初めて出港し、来年海軍へ正式に引き渡される予定だ。

ケネディおよび同クラスの後続艦はすべて、当初のデュアルバンドレーダー(DBR)に代わってAN/SPY-6(V)3レーダーを搭載するなど、フォードとは顕著な違いを持つことが決定している。極めて厄介なDBRは、フォード長年にわたり対処を余儀なくされてきた数多くの問題の一部に過ぎない。海軍は、これらの経験から得た教訓を活かし、今後の作業を効率化しようと努めてきた。

しかし、ケネディ、および同級で続く次の2隻である将来のエンタープライズ(CVN-80)とドリス・ミラー(CVN-81)は、いずれもさらなる遅延に見舞われ続けている。議会調査局(CRS)によると、昨年時点で、ケネディエンタープライズドリス・ミラーの推定総調達コストは、それぞれ約132億ドル、約142億5000万ドル、152億ドル強に達していた。

その結果、海軍が計画していたニミッツ級空母の退役開始に支障が生じている。5月、海軍はケネディの最新の就役スケジュールに合わせ、ニミッツの就役期間を2027年まで延長すると発表した。

「つまり大統領は、我々が(空母計画を)見直していることを承知しており、検討を提出するよう求めているのです」とフェラン長官は述べた。「そして、大統領も『よし、これらすべてのプログラムを確実に精査し、その能力と役割を理解せよ』と考えているのだと思います。」

海軍長官は、フォード級と以前のニミッツ級の能力を比較評価するために、海軍がどのような指標を検討しているのかと問われた。フェランには、新しいEMALSカタパルトが離艦率の向上や発進時の航空機の摩耗・損傷の低減をもたらすという、海軍が過去に発表した声明が例として挙げられた。

「出撃率は発表されると思うが、それは目を疑うような数字になるだろう」と、ベン・レイノルズ海軍少将は昨日、国防総省で行われた2027会計年度の海軍予算案の発表会で述べた。『USNI News』によると「その能力はまさに信じられないほどだ。」

「これらは皆さんが耳にしたことのある話だ。私も同じことを聞いている」と、フェラン長官はシー・エア・スペースでの円卓会議で述べた。「私は『信じるが、検証せよ』というロナルド・レーガン流の信条を掲げている。まさにそれを実践しているのだ。」

「信じてほしい。海軍では、機体やその動作を含め、多くの項目を測定・監視している。だから、これは単に理解する問題だと思う。例えば、出撃率は向上したのか?そして、この電気カタパルトにはどのようなコスト面での影響があり、実際に経費削減につながったのか?」とフェラン長官は続けた。「ご存知の通り、海軍は人員や整備の削減によって50億ドルの節約を達成したと主張したいところだ。私はただそれを裏付け確認する必要がある。それが私の言いたいことだ。」

「何事にも言えることですが、コストと便益の分析を理解することが重要です。なぜなら、コストを確実に把握しておきたいからです」と海軍長官は付け加えた。「海軍として、もっと改善すべき点の一つは、私が『総所有コスト』と呼んでいるものです。つまり、これらを維持・管理するには実際にどれほどの費用がかかるのかということです。正直なところ、その点については我々はそれなりにうまくやっていると思う。しかし、これらに必要なインフラ整備もまた、着手する段階で把握しておくべきコストだ。」

USS ジェラルド・R・フォードの別のストック写真。USN

フェラン長官が指摘したように、海軍は主要プログラムの見直しを進めている。海軍長官はまた、多額の見えないコストがかかっているにもかかわらず、注目度は高いが成果が著しく振るわない取り組みを縮小する姿勢も示している。昨年11月、海軍は長年最優先事項としてきたコンステレーション級フリゲート計画中止した。同計画は遅延に陥り、コストが膨れ上がるリスクに直面していた。今月初めには、海軍はにロサンゼルス級攻撃型潜水艦USSボイシを現役復帰させる計画を断念し、すでに8億ドルの費用を費やし10年以上にわたる長きにわたっていた騒動に終止符を打った。

昨日、フェラン長官は、進行中の見直しを受けてフォード級空母の計画が縮小される可能性も問われた。計画の縮小の可能性については、過去にも指摘されていた。

「現時点で断言するのは時期尚早だが、空母は保有し続ける。空母は戦力の重要な構成要素であり、それが必要だ」と海軍長官は述べた。「むしろ重要なのは、解決策をどう見出すかということだ。繰り返しになるが、これは我々が検討中のプログラムすべてに共通する問題だ。コスト削減のため何ができるか? 効率化のために何ができるか? 設計をよりシンプルにするため何ができるか? どこで節約が可能か、あるいは不可能か、という点をどう判断するかだ」

フォード級の将来の発注を単にキャンセルするだけでも、造船産業基盤やその多くのサプライヤーを含め、下流に重大な影響を及ぼすことになる。同時に、海軍の造船優先事項には現在、トランプ級「戦艦」も含まれており、最新の公式見積もりによると、1番艦の費用は170億ドルに達する可能性がある。もしその価格水準のままだと、新型大型水上戦闘艦はフォード級空母より高価なものとなるだろう。

「極めて重要な決定であり、長期にわたり運用される巨額の契約や巨大なプラットフォームに縛られることになる。だからこそ、あらゆる面で判断を慎重に下そうとしているのだ」と長官は付け加えた。「気づいたのは、財務のやり方は知っていても、財務を理解し、インセンティブや契約構造を理解している人は少ないことだ。これは我々が是正しなければならない点だ」

海軍のフォード級、および空母全般に関する計画が今後どのように進化していくかは、現在の見直しが完了した後、より明確になるだろう。■


著者への連絡先:joe@twz.com

ジョセフ・トレヴィシック

副編集長

ジョセフは2017年初頭から『The War Zone』チームの一員である。それ以前は『War Is Boring』の副編集長を務め、その署名記事は『Small Arms Review』、『Small Arms Defense Journal』、『Reuters』、『We Are the Mighty』、『Task & Purpose』など、他の出版物にも掲載されている。



Ford Class Review Puts Navy’s Future Carrier Plans Into Question

The review includes comparing the Ford class to the Nimitz class and seeing what has been gained or lost operationally.

Joseph Trevithick

Published Apr 22, 2026 1:01 PM EDT

https://www.twz.com/sea/ford-class-review-puts-navys-future-carrier-plans-into-question