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岸田首相のワシントン訪問:日米関係の進展に重視しつつ、「画期的」な三国間目標にも注目/ AUKUSは?/ 日本がどこまでプレゼンスを主張するかが焦点

いよいよ岸田首相が訪米しますが、日程をあわせフィリピン大統領もDCを訪問することに意味があるのですが、日本のメディアはそこまで触れていないようですね。一方で、日米豪比の四カ国海上演習が訪米直前に実施されていたことにも注目です。Breaking Defense記事からのご紹介です。 Fumio Kishida, Japan’s prime minister, and US President Joe Biden, left, at a news conference during a trilateral summit at Camp David on Friday, Aug. 18, 2023. Photographer: Ting Shen/Bloomberg via Getty Images オ ーストラリア国立大学のジョン・ブラックスランドは、「日本は基本的に、フィリピンとアメリカ、そしてそれ以上に東南アジアやその他の地域に対して、この分野におけるリーダーとして日本を見るべきだという意思表示をしている」と語った。 岸田文雄首相が今週ワシントンを訪問し、日本の首相として9年ぶりに議会演説を行う。 しかしアナリストによれば、今週起こりうる二国間関係の構築と同じくらい重要なのは、フィリピンのフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領のコロンビア特別区訪問日程と重なることで、日米比の三国間関係が発展する可能性があることだという。日本とフィリピンの首脳はジョー・バイデン米大統領と三者会談を行う。 「日本は基本的に、フィリピンとアメリカ、そしてそれ以上に東南アジアやその他の地域に対して、この分野におけるリーダーとして日本を見るべきだという意思表示をしているのだ」と、オーストラリア国立大学のワシントンオフィス代表であるジョン・ブラックスランドは本誌に語った。「これは本当に画期的なことだ」。 バイデン大統領との会談に至るまでのシグナルは明確だった。東京は、北朝鮮からの継続的な脅威と、この地域における中国の攻撃性の両方により、防衛能力とプレゼンスを拡大しようとしているのだ。 AP通信によると、バイデン岸田両名は「相互運用性と対応能力を高めるための大きな構造改革と見られる、統合司令部の発足に関する議論を開始することで合意する見込み」だという。また、兵器の共同開発のための新たな枠組

岸田首相訪米で日米の「共同生産」が実現しそうだ。米高官が示唆。日米同盟は大きな変化をとげそう。一方、AUKUS関連の多国間協力でも新しい展開が生まれそうだ。

来週に迫ってきた岸田首相の米国公式訪問ですが、ワシントンで大きなインパクトのある発表が出そうです。記事にある共同開発の内容が知りたいところですが、日米の枠組みを超えていよいよ日本もAUKUSに加わるのか、あるいは同時に訪米する他国も含めたアジア太平洋での新たなアプローチになるのか、共同声明の発表が待たれます。一方で、防衛予算ではあるべきコースに乗ったものの、記事にあるように機密情報の取り扱いで国内体制が未熟な日本には不安が残ったままというのが米国の見方でしょう。課題は残っています。裏金問題で脚を引っ張られたままでは安全保障など大局にたった判断ができませんね。 米高官、「重要な」軍事技術の日米「共同生産」の可能性を示唆 AUKUS Pillar IIの技術開発に取り組む可能性のある新たな国について、国務省のカート・キャンベルは、来週「それについて何か言うことがあるだろう」と予告している 岸 田文雄首相のワシントン公式訪問時に発表される予定の、防衛計画の共同開発で緊密に協力するため日米当局者によって作成された計画は、両国による新しい軍事技術の共同生産につながる可能性があると米国務省高官が伝えている。 米国務省のカート・キャンベル副長官 Deputy Secretary of State Kurt Campbell(最近までホワイトハウスのインド太平洋地域担当)は2日、ワシントンと東京は「重要な軍事・防衛装備品の共同開発、潜在的な共同生産で、日米が従来より協力的に取り組むことを可能にする最初のステップ」を踏むと述べた。 キャンベルは、ワシントンDCのシンクタンク、新アメリカ安全保障センターとのインタビューで、岸田首相の訪米は、日米関係が「新たな能力をもたらすだけでなく、......米国が日本との付き合い方を変え、日本が我々との付き合い方を変えるために必要な明確な責任をもたらす」、根本的に新しい段階に入ることを示すものとなると示唆した。 今回の訪問は、「日米安全保障パートナーシップの更新で歴史的なものになる」とキャンベルは指摘した。 新たな共同開発計画の詳細については明らかにしなかったが、日米が連携型戦闘機(CCA)や忠実なウイングマン型無人機の研究・設計レベルで協力することを約束することになるかもしれない。 防衛関係を強化するための幅広い動きは、特に情報レベルにおいて、「