パキスタンのミサイル。: Creative Commons. パキスタンの核兵器はイランより大きな脅威なのか? : 米国、イスラエル、西ヨーロッパの多くは、イランが核兵器を手にすることがないよう、長く協力してきた。 しかし、イランと同様に危険な国がもうひとつある。すでに175発の核弾頭を保有し、10年後までに250発もの核弾頭を保有する可能性がある国パキスタンである。 パキスタンは西アジアで最も不安定な政権のひとつだ。政治家と軍事指導者の連合体が統治する政府は、決して国をしっかり掌握しているようには見えず、国内テロリズムに長い間対処してきた。 米国が最も恐れているのは、隣国アフガニスタンでの成功に浮かれるジハードが、核兵器を保有するパキスタンを乗っ取ることだ。 2010年、オバマの言葉は的確だった オサマ・ビンラディン殺害のために海軍特殊部隊と陸軍特殊作戦飛行士をパキスタンに送り込むちょうど1年前の2010年4月、バラク・オバマ米大統領(当時)はワシントンで開かれたサミットで演説し、慎重に言葉を選んだ。 オバマ大統領は公式には南アフリカのジェイコブ・ズマ大統領(当時)に向けてした発言しはその場にいた他の人々にも向けられたものだった。 「米国の安全保障にとって、短期、中期、長期のいずれにおいても、唯一最大の脅威は、テロ組織が核兵器を手に入れる可能性だ」。 パキスタンはジャンプストリートから二重取引をしていた 米国がアフガニスタンの弱体な中央政府を支えている間、タリバンはパキスタンの国家情報部(ISI)を通じ、カブール政権を転覆させるために動いていた。 ビンラディンがパキスタンのアボタバードで殺害されたのも注目に値する。 当時、パキスタン人への不信感は非常に高まっており、オバマ大統領は、ビンラディンに密告され、再び逃亡されることを恐れ、急襲が起こることをパキスタン政府に伝えないことにした。 米国はパキスタンの二枚舌を、両者の便宜同盟の早い段階で知っていた。しかし、ISIとタリバンの結びつきがどれほど強固なものであるかは、後になってから知った。 アメリカ政府は、テロリスト集団がパキスタンの核兵器を掌握することを懸念し、統合特殊作戦司令部(JSOC)を使って迅速かつきれいに核兵器を掌握する計画を立てた。ワシントンの懸念は根拠のあるものだった。 パ...
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