E -130Jのベースとなる米空軍のC-130J-30。 (ロッキード・マーティン) 新型TACAMO機は、C-130J-30をベースに、任務に特化した装備の搭載を目的とした多くの改良が加えられる 米海軍の空中戦略指揮統制通信プログラム・オフィス(PMA-271)と戦略通信第1航空団(SCW-1)は2024年10月21日、新たなTACAMO(Take Charge and Move Out)任務機にE-130Jを選定したと発表した。 以前はE-XXとして知られていたE-130Jは、現在のE-6Bマーキュリーの後継機となる。 新しいE-130J TACAMO機は、C-130J-30の機体をベースに、ミッション装備をホストすることを目的とした多くの変更が加えられる。 PMA-271プログラム・マネージャーのアダム・スコット少佐は、「米海軍の新しいTACAMO機がE-130Jになることを発表できることを誇りに思う」と述べた。「これは、次世代のTACAMO機を戦闘部隊に提供するための重要なマイルストーンである」と語った。 E-6Bマーキュリーは、ボーイング707の最後に生産された機体の一部を受け継いでいるとはいえ、もう30年以上前の機体である。 同機の主な役割は、大統領、国防長官、米戦略軍と海軍弾道ミサイル部隊を結ぶことであり、潜水中の潜水艦と通信するために超低周波(VLF)帯の無線通信を放送する。 米海軍のE-6B マーキュリーがオファット空軍基地(ネブラスカ州)に到着した。、ミニットマンICBMの電子シミュレーション演習に参加した。Sept. 17, 2024. (U.S. Air Force photo by Tech. Sgt. Chris Thornbury) 海軍によると、米空軍は今月、E-130Jのミッション・デザイン・シリーズ(MDS)を承認した。 同軍はさらに、Eは特殊電子装備、130は設計番号、Jはシリーズを意味し、この呼称はEC-130としての航空機の起源を反映しており、実績あるC-130J-30スーパーハーキュリーズの機体を改良したものであると付け加えた。マーキュリーのような通称はまだ決まっていない。 SCW-1司令官のブリット・ウィンデラー少佐は、「SCW-1がPMA-271と協力して新...
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