2026年5月28日木曜日

プーチンの苦境:ロシアはウクライナでこれだけ苦戦しており、死傷者多数でロシアの人口構成、将来経済にも暗雲。でも日本のメディアはちっとも報道してくれませんね。

 

プーチンにとってウクライナ戦は極めて不利な展開となり、奪取した領土を失い、兵力投入も底をつきつつある

シア軍は2024年1月以来初めてウクライナ国内で地盤を失いつつある。数時間前、英国陸軍の元最高司令官が私にこう語った。「ウ勝利と見なされるような展開への道筋がクライナに開けてきたかもしれない」

ウクライナ戦争は急速に変化している:ロシアに問題が生じている

これは重大な事態だ。些細な戦術的展開ではなく、キーウによるプロパガンダでもない。

西側における軍事追跡情報の権威である「戦争研究所(ISW)」は、毎日の評価を通じて、ロシア軍がウクライナ領土を純減させているペースが加速していることを確認している。

5月19日までのISWの戦場データ分析によると、2026年5月19日までの4週間の期間において、ロシア軍はウクライナ領土を69平方マイル純減させた。5月19日までの1週間だけで、ロシアは29平方マイルを失った。前週、ロシアは12平方マイルを失った。その前の4週間の期間では、ロシアはわずか2平方マイルの純増にとどまった。

その傾向は明白だ。ロシアは、全面侵攻開始当初の数ヶ月以来初めて、逆行している。

ウクライナ戦争の様相変化と、ロシアの敗北の可能性

この形勢逆転こそが2026年の戦略的物語であるが、戦争に関する主流メディアの報道はその重要性を大幅に過小評価している。ロシアは2024年と2025年の全期間を、ドンバス地域で1日平均15~70メートルのペースで辛うじて前進していた。

ウクライナ領土を1キロメートル占領するごとに、1日あたり約1,000人のロシア兵が犠牲になっている。ロシアの戦争理論は、ウクライナの防衛線に対する消耗戦的な前進が、モスクワが疲弊する前に最終的にキーウを疲弊させるというものだった。

その戦略は今や崩壊した。ロシア軍はもはや戦場の主導権を握っていない。プーチンの将軍たちが「最終的にウクライナを屈服させる」と約束したこの消耗戦は、逆に、ウクライナのドローン戦術、西側諸国による持続的な武器供与、そして「ロシアが被った損失を、ウクライナが与える損失よりも速く補充することはできない」という単純な数学的現実の組み合わせによって、自ら崩壊してしまったのである。

プーチンは「兵士を使い果たした」

領土的劣勢の背景にある兵力危機は、動員や徴兵インセンティブ、外国人志願兵のいかなる組み合わせによってもロシアが解決できない構造的な問題である。

ロシア軍は現在、1日あたり約1,000人の戦死者を出しており、1日あたり約800人から930人を補充している。この計算には説明の必要はない。戦争が続く毎日、ロシアの戦場戦力は約100人から200人の兵力を失っており、戦争が1週間続くごとにその損失は累積していく。

ウクライナ軍の最高司令官オレクサンドル・シルスキー将軍は5月22日に報告したところによると、2026年初頭以降だけでロシア軍の戦死者は14万1,500人を超えており、そのうち8万3,000人以上は軍事アナリストが「不可逆的」と呼ぶ状態、つまり戦死、完全な身体障害、または行方不明となっている。ロシアは2026年の最初の5ヶ月間で、全面侵攻開始後の最初の2年間を合わせたよりも多くの兵士を失った。

兵員募集ではこの差を埋めることができない。ロシア国内の40の地域では、過去数ヶ月の間に志願兵をさらに募るため、入隊奨励金を30%から100%引き上げた。プーチン大統領は、ロシア国内の人口を超えて兵員確保の枠を広げるための裏口的な手段として、モルドバのトランスニストリア地域に住むロシア語話者に対しロシア国籍取得手続きの簡素化に自ら署名した。

ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシアが現在さらに10万人の兵士を動員しようとしていることを示す情報を得たと報告したが、ロシア情報筋は、正式な動員に伴う社会的・政治的コストが、国内の不安定化を招くことなくクレムリンが吸収できる水準を大幅に上回っていることを公に認めている。

2022年秋に行われた前回のロシア動員により、その後の6ヶ月間で約70万人のロシア人男性が国外へ流出した。同規模の動員が再び行われれば、移住、戦死、人口減少によってすでに大幅に減少しているロシアの生産年齢層の男性から、同様の流出が生じる可能性が高い。

西側諜報機関が公然と語っている

欧州の情報機関は、この戦争の今後の展開に関する公的な見解を転換させたが、この変化は米国の防衛関連の論評ではほとんど注目されていない。エストニアの諜報機関長カウポ・ロシンは5月23日、CNNに対し、「時間はロシアに味方していない」と述べた。これは西側諜報機関による極めて重要な発言である。

通常、各国の諜報機関長は、分析に対する確信度が高くない限り、戦略的な結果について公式に予測することはない。エストニアの分析によれば、戦場の膠着状態、兵力の消耗、経済的負担、そしてロシアのエナジーインフラに対するウクライナのドローン攻撃が相まって、ロシアが軍事目標を達成できないだけでなく、プーチン政権に政治的影響を及ぼすことなく容易に戦争から撤退することもできないという戦略的環境が生み出されている。

ロシアのウクライナ戦争における損失は驚くほど甚大だ

西側機関による戦争を追跡する分析記事も、同様の結論に達している。ロシア軍は2022年2月以来、計約120万人の死傷者を出しており、これは第二次世界大戦以降のいかなる戦争における主要国の損失をも上回る。ロシア軍の戦死者は、1980年代のアフガニスタンにおけるソ連軍の損失の17倍以上、第一次および第二次チェチェン戦争におけるロシア軍の死傷者の合計の11倍以上、そして第二次世界大戦以降のロシアおよびソ連のすべての戦争における死傷者の合計の5倍以上に達している。

ロシアの損失の規模は、歴史的に見て政権交代や国内政治危機、あるいはその両方を引き起こすような戦略的惨事である。プーチンはこれまで、ロシア国内メディアの厳格な統制、国内の異論に対する容赦ない弾圧、そしてロシア国家の官僚的メカニズムを通じて、いずれの結果も回避してきた。今後12ヶ月間の焦点は、死傷者数が増加し、領土の喪失が積み重なり、ロシアが自らの条件で戦争に勝利できないという明白な事実を国民から隠し通すことがますます困難になる中で、これらの仕組みが機能し続けるかどうかである。

これが何を意味するのか

プーチンは、ロシアが数日以内にキーウを占領し、傀儡政権を樹立し、数週間以内にウクライナをロシアの影響圏に組み込むことができると信じて戦争を開始した。それから4年3ヶ月が経過した現在、ロシア軍は2022年に一時占領したすべての主要都市から追い出され、2022年9月にプーチンが正式に併合したウクライナの4つの州都のいずれも占領できず、過去80年間で主要国が被った中で最悪の軍事的損失を被り、現在は領土を拡大するどころか失っている。ロシアの力を示すはずだったこの戦争は、現代の紛争において重要なあらゆる分野において、むしろロシアの限界を露呈することとなった。

ロシア経済は、炭化水素埋蔵量、第三国を通じた貿易ネットワークによる制裁回避、そして戦闘継続に必要な兵器システムを生産する速度よりも速いペースで労働力を消耗させている戦争生産活動によって、かろうじて持ちこたえている。ウクライナによるロシアの製油所へのドローン攻撃により、ロシアの生産量は1年前と比べて1日あたり46万バレル削減を余儀なくされ、炭化水素収入は前年比38.3%減少した。ロシアは2026年の最初の4ヶ月だけで784億ドルの財政赤字を計上しており、これはモスクワが通年で予測していた赤字額よりも約55%高い。これまでロシア国家の機能を維持してきた経済的均衡は、ロシア指導部が公に認めることを躊躇している以上に急速に崩れつつある。

今後の展開は

5月25日、ラブロフ外相がマルコ・ルビオ上院議員に電話をかけ、ウクライナ政府の「意思決定センター」を爆撃するロシアの意図を伝えた件は、この文脈で捉えるべきである。

この脅威は、ロシアの強さを示すものではない。これは、プーチンが利用できる通常戦力が機能しておらず、前線の動きがロシアに有利に進まなくなったため、クレムリンが今や民間政府インフラへのテロ爆撃に手を伸ばしているという兆候である。プーチンは戦場で戦争に勝とうとしたができなかった。欧州にエナジーによる脅迫で勝とうとしたができなかった。トランプ政権下で西側の支援が崩壊するのを待って勝とうとした。それも起きなかった。2024年に西側諸国から外交的譲歩を引き出すのに有効だった「オレシュニク」ミサイルによる脅威は、もはや何の成果ももたらさない。最新の避難勧告に対するフランスの反応は、パリは「プーチンの脅威には慣れている」というものであり、避難は「論外だ」というものだった。欧州連合(EU)のキーウ駐在大使は、現地に留まる意向を表明した。

ロシアはこの戦争に勝てていない。ロシアは敗北しつつある。ゆっくりと、莫大な代償を払いながら、そして取り返しのつかない形で。残された唯一の疑問は、プーチンが、3年前にロシア国民に約束した「ロシアの勝利」とは程遠い条件を受け入れざるを得なくなるまで、勝てない戦争の代償をどれほど長く引き受け続けるつもりか、ということだ。■

著者について:ハリー・J・カジアニス

ハリー・J・カジアニス (@Grecianformula) は、リチャード・ニクソンによって設立され、ワシントンD.C.に拠点を置く外交政策シンクタンク「国家利益センター(CFTNI)」の元国家安全保障担当シニア・ディレクターである。ハリーは、シンクタンクおよび国家安全保障関連の出版分野において10年以上の経験を持つ。彼の見解は掲載されたニューヨーク・タイムズワシントン・ポスト、ウォール・ストリート・ジャーナル、CNN、および世界中の多くのメディアで取り上げられている。彼はCSIS、ヘリテージ財団、ノッティンガム大学、その他国家安全保障の研究・調査に関連する複数の機関で要職を歴任した。また、『ナショナル・インタレスト』および『ザ・ディプロマット』の元編集長でもある。ハーバード大学で国際関係を専攻し、修士号を取得している。



Ukraine War

The Ukraine War Is Going So Badly For Putin, He Is Losing Territory And Running Out Of Troops

By

Harry J. Kazianis

https://nationalsecurityjournal.org/the-ukraine-war-is-going-so-badly-for-putin-he-is-losing-territory-and-running-out-of-troops/


2026年5月27日水曜日

新型ISR機材「ULTRA」高高度長時間滞空ドローンを米空軍が中東に投入する

 

The U.S. Air Force plans to send a new version of the glider-like Unmanned Long-endurance Tactical Reconnaissance Aircraft (ULTRA) drone with a turbocharged engine to the Middle East for an operational evaluation.2024年の過去の運用評価の際、アラブ首長国連邦のアル・ダフラ空軍基地に前線配備されていたULTRAドローン。米空軍

米空軍の新型ターボチャージャー搭載「ULTRA」監視ドローンが中東へ

グライダー形状の「ULTRA」が提供する長時間監視能力は、特にイランとの戦闘でMQ-9が損失を被っている状況下で高い需要を生む

空軍は、ターボチャージャー付きエンジンを搭載した、グライダーのような新型無人長距離戦術偵察機(ULTRA)ドローンを中東に派遣し、運用評価を行う。同機ULTRA Turboは、従来機より高速かつ高高度での飛行が可能でありながら、数日間空中に留まることができる。

DZYNE Technologiesが開発したULTRAドローンの初期モデルは、2024年に中東で運用評価を少なくとも1回実施している。空軍研究本部(AFRL)が主導するULTRAプログラムは、航空情報・監視・偵察(ISR)の継続的カバーを比較的低コストで実現する方法を模索するため、近年追求してきた取り組みの一つだ。特に中東におけるこの追加能力の重要性は、イランへの最近の活発な戦闘作戦現在進行中のイラン港湾封鎖によって、さらに強調されている。この能力は、広大な太平洋全域での作戦を含め、他地域でも有用なものとなるだろう。

ULTRAドローンのストック写真。DZYNE Technologies

空軍の2027会計年度予算要求には、ULTRAプログラムに関する新たな運用評価計画やその他の計画の詳細が含まれている。4月、DZYNEは、AFRL(空軍研究実験室)に追加のULTRA Turboを供給する新たな契約を獲得したと発表した。

空軍の予算文書によると、「2026会計年度の資金は、CENTCOM(米中央軍)の責任区域(AOR)におけるOCONUS OA(米本土外での運用評価)を支援するもので、ULTRAシステム開発における次の段階(運用試験および評価)である」としている。「この評価は、2026会計年度のOCONUS OAから開始される。2027会計年度の予算は、OAを継続するとともに、ユーザーの要件を満たすために必要な能力向上に充てられる。」

空軍の予算文書によると、同軍のULTRAドローンはいわゆる「マルチINT」構成を採用しているが、これ以上の詳細は明記されていない。この用語は一般的に、電気光学式、赤外線、またはハイパースペクトルカメラ合成開口画像および地上移動目標指示モードを備えたレーダー、および/または信号情報(SIGINT)スイートなどを含む、複数のセンサーの組み合わせを指す。ULTRAドローンは、少なくとも機体下部にセンサータレットを装備した状態で、かねてから確認されている。

2024年、アラブ首長国連邦のアル・ダフラ空軍基地で撮影されたULTRAドローン。センサータレットが確認できる。USAF

予算文書には、この新型ドローンが4気筒ピストン航空機エンジンであるRotax 916を搭載していることも記載されている。Rotax 916は、多くの民間超軽量機に加え、イスラエルのElbit製Hermes 900など、軍事用途向けドローンにも採用されている。

「このエンジンは、高度25,000フィート以上での出力と運用能力を解き放ち、ULTRAの任務遂行の柔軟性を高め、悪天候下での耐性を向上させます」と、DZYNEは初飛行を発表したプレスリリースで述べている

2月、DZYNEは、ULTRA Turboが「高度25,000フィート、真対気速度(KTAS)100ノットで60時間の飛行を達成し、実戦的な任務を遂行する飛行を完了した」と発表した。

執筆時点で、同社のウェブサイトによると、ベースモデルのULTRAは70時間以上飛行可能で、高度25,000フィート、最大速度96ノットまで飛行でき、450ポンドのペイロードを搭載できる。ULTRA Turboは、航続時間(最大60時間以上とされている)を多少犠牲にする代わりに、速度と運用高度(120ノット、最大30,000フィート)で向上を図っている。

飛行中のULTRAドローン。DZYNE Technologies

速度の向上により、非常に離れた指定運用エリアへの往復にかかる時間が短縮される。これにより、現場での滞空時間も延長できる可能性がある。

特に滑空機のような設計の場合、高い高度で飛行できることは、燃料効率の面でメリットをもたらす。また、センサーの有効視野も広がり、例えば斜め飛行パターンを用いて、安全な距離からターゲットエリアの奥深くを観察する際にも有効だ。DYZNEが過去のプレスリリースで指摘しているように、より高い飛行高度で運用できることは、悪天候を回避する上でも利点となる。

DYZNEでは市販のスポーツグライダーを基本設計とするULTRAシリーズについて、導入および運用コストが比較的安価と説明しているが、正確な単価や飛行時間当たりのコストは不明。また、同型ドローンは展開時の占有面積も小さいとされる。空軍は現在、2027会計年度においてULTRAプログラム全体の開発を継続するため1,657万ドルの予算を要求している。

2024年の運用評価に関する現時点での情報からは、新型ターボチャージャー付きエンジンを搭載する以前でも、ULTRA設計がどのような能力を提供していたかについて、より現実的な見通しが得られる。これには、ドローンがアラブ首長国連邦のアル・ダフラ空軍基地から数千マイル離れたアフガニスタンへ出撃し、再び帰還する任務が含まれていたようだ。当時、空軍はこれらの任務にMQ-9リーパーも使用していたが、ペルシャ湾からアラビア海、パキスタンを経由して移動した後、現場に留まれる時間は限られていた。

赤でマークされたアル・ダフラ空軍基地と、北東にあるアフガニスタンとの距離を概観できる地図。Google Maps

余談だが、低空飛行するMQ-9は、2024年の「ULTRA」作戦評価以降でも、中東における米軍の空中ISR(情報・監視・偵察)体制で重要な要素であり続けている。先週の公聴会で、空軍参謀総長のケネス・ウィルスバック大将は、数十機の損失が報告されているにもかかわらず、イランとの最近の紛争においてリーパーが「おそらく最も価値のある戦力」であったと述べた。MQ-9による監視能力への継続的な需要、そして同時にこれらのドローンの脆弱性が高まっていることは、イエメンでフーシ派武装勢力を標的とした作戦の際にも指摘されていた。

前述の通り、イランに対する活発な戦闘作戦や同国港湾への継続的な封鎖は、持続的なISR監視能力に対する米軍の膨大な需要を浮き彫りにするに過ぎない。4月、本誌は、ギリシャにおいて一般に(非公式ながら)RQ-180、あるいはその派生型と呼ばれる、極めてステルス性が高く、超長航続時間、超高高度のISRドローンの出現という文脈において、こうした需要を詳細に検証した。RQ-180および関連設計は、言うまでもなく、ULTRAファミリーと全く異なるクラスに属する。

ただし、RQ-180のような極めて高度な資産を必要としない環境において、持続的なISRカバレッジを提供するため空軍や米軍の他の軍種が近年取り組んできたのはULTRAだけではない。成層圏での運用を想定したドローンや気球も、中東や太平洋地域およびその周辺での使用を含め、主要な関心領域だ。これらは高高度通信ノードとして利用可能であり、さらにはドローンや兵器を含む小型ペイロードの打ち上げにも活用できる可能性がある。

ULTRAに関する継続的な取り組みは、空軍がMQ-9の後継機候補を再検討している時期と重なっている。これまで空軍が公に提示してきた要件(最大航続距離932マイル、20時間の滞空時間など)は、ULTRAやULTRA Turboより航続距離が短い設計を示唆している。また、空軍はリーパー後継機では低コストかつ量産性を重視しており、高リスクな環境下でもより多くの機体を柔軟に投入できるようにしたいと考えている。これにより、能力の組み合わせを拡大し、ULTRAドローン部隊が参入できる運用上の余地が生まれる可能性がある。

USAF

全体として、ULTRAプログラムは依然として小規模ではあるものの、規模と範囲は拡大中で、同ドローンは新型のターボチャージャー付きエンジンを搭載して中東へ戻りつつある。■

ジョセフ・トレヴィシック

副編集長

ジョセフは2017年初頭から『The War Zone』チームの一員である。それ以前は『War Is Boring』の副編集長を務め、その署名記事は『Small Arms Review』、『Small Arms Defense Journal』、『Reuters』、『We Are the Mighty』、『Task & Purpose』など、他の出版物にも掲載されている。


USAF’s New Turbocharged ULTRA Surveillance Drones Are Heading To The Middle East

The persistent surveillance capabilities the glider-like ULTRA offers are in high demand, especially amid MQ-9 losses in fighting with Iran.

Joseph Trevithick

Published May 25, 2026 1:28 PM EDT

https://www.twz.com/news-features/usafs-new-turbocharged-ultra-surveillance-drones-are-heading-to-the-middle-east



韓国が原子力攻撃型潜水艦建造へ。中国は当然反発し、日本も警戒すべき動向になりますね。韓国は地域海軍主要国になる野望を持っているようですが、原子力推進のインフラも含め自国の物にできるか問われそうです

 

South Korea has confirmed plans to develop a new class of nuclear-powered submarines, the Jang Bogo N Project. These will put South Korea in an exclusive class of nations operating nuclear-powered subs, with currently only China, France, India, Russia, the United Kingdom, and United States having them in active service. MND

韓国の原子力潜水艦建造は極めて重大な出来事となる

韓国は高性能な潜水艦を手にし、海上核抑止力という将来の選択肢への基礎を築くことにもなる。

国は、「チャン・ボゴNプロジェクト」の下で新型原子力潜水艦を開発する計画を正式に開始した。これにより、韓国は原子力潜水艦を運用する数少ない国の仲間入りを果たすことになる。現在、現役で運用しているのは中国、フランス、インド、ロシア、英国、米国のみである。この動きは、高性能な潜水艦を韓国海軍(ROKN)に提供する以上の大きな意味を持つ。

国防省が公開したレンダリング画像は、「チャン・ボゴN」プロジェクトの潜水艦がどのような外観になるかを示している。MND

韓国国防省(MND)は本日、「大韓民国原子力潜水艦開発基本計画」という文書を公表し、同国の海軍能力を飛躍的に向上させる野心を明らかにした。この計画の名称は、韓国初の潜水艦チャン・ボゴ級に由来している。

国防省は、原子力潜水艦計画の背景にある考え方を提示し、これらの艦艇が韓国海軍の既存のディーゼル潜水艦と比較して「劇的に強化された作戦能力」を提供すると指摘した。国防省は、航続距離が実質的に無制限であることに加え、新型原子力潜水艦は従来型より「高い機動性」を備えると述べている。これは、原子力潜水艦がより遠くへ、より速く移動できる能力に加え、少なくとも特定の性能範囲内で水中機動力も兼ね備えていることによるものだ。

同省はまた、新型潜水艦が「北朝鮮の潜水艦発射型核兵器やミサイルといった脅威への対応において中核的な役割を果たす」と概説している。

「大韓民国は、国際社会の信頼に基づき、核不拡散義務を透明かつ堅固に履行する」と国防省は付け加えた。

明らかに、これは長期的な計画であり、民間用途の原子炉開発実績はあるものの、軍事用途での原子力推進への取り組みとしてはソウルにとって初めての試みとなる。

「チャン・ボゴN計画」の建造中艦艇を示す公式レンダリング画像。MND

国防省は、建造プロセスに最大10年を要し、その後、艦艇は30年以上にわたり運用される見込みだとしている。

正確なスケジュールは公表されておらず、何隻が建造される予定かも不明である。

本誌は、ドナルド・トランプ米大統領が同計画への承認を表明した際、プログラム開始に向けた重要な節目について昨年10月に報じた。

「我々の軍事同盟はかつてないほど強固であり、それに基づき、韓国に対し、保有中の旧式で機動性の低いディーゼル潜水艦ではなく、原子力潜水艦を建造することを承認した」と、トランプはTruth Socialへの投稿で記した。

また、トランプ大統領は、少なくとも一部の潜水艦が米国で建造されるとも主張した。韓国国防省はこの可能性に言及しておらず、発表文の表現は本計画の主権的性質と国内産業の参画を強調している。しかし、韓国企業がすでにフィラデルフィアで造船を行っており、米国が原子力船舶の建造能力をさらに必要としていることから、この「チャン・ボゴN計画」の結果として、こうした動きも生じる可能性がある。

米国造船業の崩壊は国家安全保障および経済安全保障上のリスクをもたらす | 60 Minutes

トランプ発言の前から韓国は長年にわたり原子力潜水艦の保有に向けた野心を公にしていた。実際、関連する議論は少なくとも2003年頃まで遡る。

しかし、この計画は、核拡散への懸念を理由に、米国を含む各方面からの長年にわたる反対に直面してきた。

韓国海軍は12隻の「チャンボゴ」級、9隻の「ソン・ウォンイル」級、3隻の「ドサン・アン・チャンホ」級からなる相当規模のディーゼル電気潜水艦部隊を運用している。これらは韓国潜水艦(KSS)の命名法に基づき、それぞれKSS-I、KSS-II、KSS-IIIとも呼ばれている。

韓国海軍の潜水艦「チャン・ボゴ」(KSS-I級)。米海軍

「チャン・ボゴ」級と「ソン・ウォンイル」級は、それぞれドイツの209型および214型の設計を基にしており、一方「ドサン・アン・チャンホ」級は完全に韓国独自の設計である。

試運転中のKSS-III型潜水艦「ROKS ドサン・アン・チャンホ」。国防調達庁

昨年、韓国は計画されている3隻のチャン・ヨンシル級(KSS-III Batch II)潜水艦の1番艦を起工した。同級は、韓国がこれまでに建造した中で最大かつ最も技術的に進んだ潜水艦クラスである。詳細についてはこちらを参照。

KSS-III Batch II型潜水艦の1番艦「ROKS チャン・ヨンシル」の進水式。ROKN

ソウルが新型潜水艦の建造に関してどのような計画を立てているにせよ、少なくとも推進システムに関しては、米国が支援を行う可能性は依然としてあり、むしろその可能性が高い。

昨年、韓国の国防相は、韓国が潜水艦とモジュール型原子炉を独自に建造する一方、濃縮ウラン燃料は米国から供給を受けると述べた。一方、韓国の国防調達庁(DAPA)は、同国が小型原子炉の開発にすでに取り組んでいると発表した。

この燃料問題は興味深い。というのも、同計画の障壁の一つは、ワシントンの承認なしにウラン濃縮や使用済み燃料の再処理を行うことを禁じる二国間協定にあるからだ。本日の発表は、米国政府が同計画にゴーサインを出したことを示唆している。

核問題に関して言えば、現状では原子力潜水艦の運用国はすべて核兵器も保有している点に注目すべきだ。しかし、オーストラリアはすでに、3カ国間のオーストラリア・英国・米国(AUKUS)防衛協力協定を通じて原子力潜水艦の取得に向けて動き出している。キャンベラは核兵器の配備を計画していない。

一方、韓国については、核抑止力の開発を目指す可能性がある。これは韓国当局者が過去に言及したことであり、本誌度々取り上げてきた問題だ。その主な要因は、北朝鮮が膨張を続ける核兵器と、増加する運搬手段を保有している事実にある。さらに、北朝鮮はロシアの支援を受けて独自の原子力潜水艦の開発を進めている可能性がある。モスクワがどの程度支援を行っているかは不明だが、この計画を大きく前進させている可能性は十分にある。また、少なくとも一部のケースにおいては、米国がかつてのような戦略的パートナーとして見なされていないという要因もある。韓国に関しては、トランプが在韓米軍の一部撤退について言及したと報じられている。

核拡散防止条約(NPT)の署名国として、これは韓国が核兵器を保有する際の障害ともなる。実際、兵器と別に、濃縮施設やその他の核関連施設を建設する過程、あるいは潜水艦の動力源となる高濃縮核分裂性物質を入手する行為は、NPT上の問題となるだろう。

「チャン・ボゴN計画」は確かに野心的であり、単に潜水艦を建造し、それに必要な燃料を確保するという点だけにとどまらない。

原子力潜水艦の艦隊を維持するための適切なインフラを整備すること、および海軍用原子炉の運用・保守要員を訓練することにも、莫大な投資が必要となるだろう。

さらに、ソウルが原子力潜水艦をどの程度必要としているのかという疑問もある。韓国はすでに、より近代的なディーゼル潜水艦の一部から発射可能な、通常弾頭搭載の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を開発している。これらは、北朝鮮を牽制するのに役立つ通常弾頭による第二次攻撃能力をすでに提供している。北朝鮮の標的を攻撃するのに必要な射程距離を考えると、原子力推進の発射プラットフォームなどほとんど必要ない。

同時に、韓国のディーゼル電気式潜水艦技術は、北朝鮮の限られた対潜戦能力をすでに凌駕している

一方、韓国の新型ディーゼル電気潜水艦は通常兵器による準第二次攻撃能力を提供するものの、もし韓国が将来的に核武装を選択した場合、生存性の高い原子力潜水艦が提供し得る真の戦略的核第二次攻撃抑止力とは、到底比較にならない。たとえ通常弾道ミサイルのみを搭載している場合でも、原子力潜水艦が長期間姿を消す能力は他に類を見ず、これにより潜水艦とミサイルの生存性が向上し、はるかに限定的な通常戦力による第二次攻撃抑止力の信憑性を高めることになる。

北朝鮮の脅威を超えて、原子力潜水艦計画は、極めて高い航続距離と、より広範囲に展開可能な高水準の水中性能を備えた潜水艦の実現を約束しており、これはより広範な地域安全保障情勢へのソウルの関心の高まりを反映している。この点を踏まえると、「チャン・ボゴN計画」が中国による脅威に対抗する目的も持っていることは明らかである。北京の軍事能力は韓国にとって増大する懸念であり、この事実は、ソウルが朝鮮半島を越えた安全保障上の課題にますます目を向けていることにも表れている。

水中戦という文脈において、中国はディーゼル電気式および原子力型を含む非常に大規模な潜水艦部隊を保有しており、その規模と能力の両面で拡大を続けている

中国政府は以前、韓国の原子力潜水艦計画に対し、ソウルと米国に対し「核不拡散の義務を果たし、地域の平和と安定を促進する行動を取るべきであり、その逆であってはならない」と主張していたと、ロイターが報じている

韓国における潜水艦計画の急速な進展は、同国の海軍力に対する野心が、沿岸防衛から、はるかに能力の高い地域抑止力へといかに急速に変化しつつあるかを浮き彫りにしている。そして、その海軍力は、長期にわたる外洋作戦の遂行能力をますます高めていくことになるだろう。

現在進行中の「チャン・ボゴN計画」により、韓国海軍はこれまでで最も先進的な艦艇の配備を見込めるようになる。原子力潜水艦の建造に関する最終計画次第では、韓国は原子力艦艇の設計・建造が可能な数少ない国としての地位を確固たるものにする可能性もある。少なくとも、韓国が真の第二次攻撃能力を備えた戦略的核抑止力を必要と判断した場合、必要となる重要な要素が整うことになるだろう。■

トーマス・ニューディック

スタッフライター

トーマスは、軍事航空宇宙分野や紛争に関する取材経験20年以上の防衛分野のライター兼編集者である。数多くの著書を執筆し、さらに多くの書籍の編集を手掛け、世界有数の航空専門誌にも寄稿している。2020年に『The War Zone』に参加する前は、『AirForces Monthly』の編集長を務めていた。


タイラー・ロゴウェイ

編集長

タイラーは軍事技術、戦略、外交政策の研究に情熱を注いでおり、防衛メディア界においてこれらの分野で主導的な存在感を確立している。『The War Zone』を立ち上げる前は、大人気の防衛サイト『Foxtrot Alpha』の創設者であった。


South Korea Getting Nuclear Submarines Is A Huge Deal

Nuclear propulsion will give South Korea more capable subs, but it will also lay the groundwork for a future sea-based nuclear deterrent option.

Thomas Newdick, Tyler Rogoway

Published May 26, 2026 2:14 PM EDT

https://www.twz.com/sea/south-korea-getting-nuclear-submarines-is-a-huge-deal