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北朝鮮空軍直結の高麗航空が示す北朝鮮経済の変化

北朝鮮唯一のエアラインの話題ですが、涙ぐましい企業努力ともいえるのですが空軍と直結しているとなれば同社を助ける真似はできませんね。制裁措置が効果を上げているのか、軍と民生経済が一体化しつつあると見るべきなのでしょうか。ターミナル1と同時掲載にします。AP通信の記事です。 Canned soup may be fueling North Korea's air force 缶詰スープが北朝鮮空軍を支えているのかも Eric Talmadge Associated Press Mar. 15, 03:11 PM http://www.wearethemighty.com/news/canned-soup-may-be-fueling-north-koreas-air-force 北 朝鮮空軍は缶スープを売ったりタクシー収入で滑走路を改修しているのか。 最も厳しい制裁を受ける北朝鮮でどうもこの答えはイェスのようだ。そこから金正恩の下で経済がどうなっているかが見えてくる。 北朝鮮では軍と民生部門の間の線はか細い。もともと少ない財政は軍が先に確保し部隊がレストラン、農場さらに航空会社も経営する。 高麗航空 Air Koryo は単なるエアラインでははい。 ここ数年で同国で最も著名な消費者向けブランドになった。 運行機材は十数機のみで路線も中国とロシア極東部しかないが北朝鮮にとって頼りがいのなる稼ぎ手になっているとは信じられないほどだ。同時に国家の威信の象徴であり外部世界へのライフラインとして人員と貨物を運んでいる。 高麗航空は平壌市内にガソリンスタンドと洗車場を経営するほか、タクシー車両を運航し、小売店舗数軒も経営する。市内にでは高級地区の 普通 江 Potonggangデパートには高麗航空ブランドの製品が酒からコークに似た清涼飲料水や各種缶詰まであり、キジスープや桃がある。 Air Koryo about to push-back for Pyongyang. (Photo by Mark Fahey) 同社は北朝鮮経済の現状を反映しており、北朝鮮は今でも社会主義で技術的には中央統制型だが金正恩が資本主義型起業に迅速に変化させている。 一般大衆レベルでは露店や小規模市場が普通にある。高級部門では国営

北朝鮮空軍の米空母攻撃模擬演習は笑止千万だ

これは完全なプロパガンダでこんな形で米空母に打撃を与えようとは狂気の沙汰で、出撃した機体に帰還のチャンスはありません。一人100殺とは戦時中の日本見たいですが、要は精神力が物理的な軍事力に勝るということでしょうが開いた口がふさがらないですね。 北朝鮮軍用機が敵空母を模した標的を攻撃している。Source: Rodong Sinmun North Korean air force practises striking aircraft carriers 北朝鮮が空母攻撃の航空演習を実施    Gabriel Dominguez, London - IHS Jane's Defence Weekly 07 June 2017 http://www.janes.com/article/71168/north-korean-air-force-practises-striking-aircraft-carriers 北朝鮮空軍が敵空母群攻撃の演習を緊張が高まる中で実施した。 これは朝鮮労働党の日刊紙労働新聞Rodong Sinmunが6月5日に掲載したもので米海軍空母二隻が海上自衛隊部隊と日本海で演習を行った直後に報道している。 同紙によれば最高指導者金正恩も立ち合っ多今回の演習は朝鮮人民軍空軍、防空軍合同の「戦闘飛行競技」の一環だという。 演習の日時は不明だが、同紙には北朝鮮軍機の写真数点が掲載され、中には標的に向けミサイル発射、爆弾投下する光景もある。 北朝鮮のMiG-29, Su-25, MiG-23, MiG-21の各機が敵空母攻撃の模擬演習に参加している。(Rodong Sinmun) 写真ではMiG-29「フルクラム」、スホイSu-25「フロッグフット」、MiG-23「フロッガー」、MiG-21「フィッシュベッド」、MiG-19「ファーマー」、MiG-15「ファゴット」、An-2「コルト」、Mi-4「ハウンド」、MD500ヘリコプターも見られる。 北朝鮮Mi-4ヘリコプターと An-2機も敵空母攻撃模擬演習に参加している。(Rodong Sinmun) 北朝鮮空軍司令官上級大将Kim Kwang-hyokの発言が同紙にあり、競技は「戦闘部隊将校全員が

北朝鮮空軍の実力、考慮すべき点は何か

Should the World Fear North Korea's Air Force? 北朝鮮空軍は恐れるに足りるのか Dave Majumdar April 22, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/should-the-world-fear-north-koreas-air-force-20315 朝鮮人民軍の空軍部隊(KPAAF)は北朝鮮軍で脅威度が一番低い存在に見える。 技術、練度ともに西側空軍部隊より劣る(パイロット訓練は年間20時間未満)ものの、KPAAFには強みがある。基地大部分は強化施設で空爆に耐えること、国内に機材多数があることだ。 「北朝鮮空軍には機材1,300機があり大部分は旧式ソ連機だが北朝鮮領空防衛にあたっている」とペンタゴンが議会に提出した北朝鮮軍評価レポート2015年版にある。「その他任務にSOF投入、輸送支援、偵察、KPA(陸軍)向け戦術航空支援がある。ただし機材の大部分が技術面で劣ること、防空指揮統制が柔軟でないため、北朝鮮防空主力はSAM地対空ミサイルやAAA対空砲になっている」 新鋭機材はMiG-29フルクラムが35機程度あるだけだ。その他比較的新しい機材としてMiG-23フロガー(56機)、スホイSu-25フロッグフット近接航空支援機(34機)があるものの圧倒的多数は1950年代1960年代の旧式機だ。「NKAF主力戦闘機材はMiG-29で1980年代末にソ連から同導入しており、その他MiG-23、SU-25対地攻撃機がある。ただし低性能のMiG-15、MiG-17、MiG-19、MiG-21が中心だ」(ペンタゴン評価) その他にミルMi-24ハインド・ヘリコプターガンシップ(約20機)があるが平壌はSOF(特殊作戦部隊)を重視する。「NKAFはAn-2コルト多数を運用しており、1940年代製の単発複葉機でSOFをROK(韓国)国内に投入するだろう」とペンタゴン報告書はまとめ、「空軍はヘリコプター多数も輸送、対地攻撃に投入するはずで、主力はMi-2ホップライトや米輸出規制をかいくぐり1985年に調達した米製MD-500だ」 このうちAn-2は旧型機とはいえSOF支援機として有効だ。レーダー断面積が小さく

★北朝鮮の防空態勢を軽視出来ない理由

太平洋戦争開戦前、日本の技術力は無視軽視されており、驚くべきことに黄色人種に近代装備の展開は不可能とさえ言われていたのです。零戦を見て偏見を後悔した米軍ですが、今回北朝鮮と再び軍事衝突すれば同じ現象は起こるのでしょうか。日本国内にも同じ傾向が見られませんでしょうか。正確な情報収集と分析が必要です。しかし北朝鮮の軍事力情報についてはロシアに頼らざるをえないのが現状です。 If Donald Trump Attacks North Korea: Beware of Kim's Air Defense Systems 北朝鮮空爆時には北朝鮮防空網に要注意 Dave Majumdar April 14, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/if-donald-trump-attacks-north-korea-beware-kims-air-defense-20207 トランプ政権が北朝鮮介入に動けば、北朝鮮が予想より手強い敵だとわかるはずだ。 北朝鮮の防空体制は予想以上に進歩している。平壌には米軍の空爆に耐える態勢も整備している。民主主義人民共和国と自称する同国は朝鮮戦争時の教訓を守り、技術的には交戦状態のままだ。 「1950年から53年にかけて米空軍・海軍が北朝鮮を徹底的に空爆したのでNORKSは再発防止策を65年かけて考え強力な防空壕やトンネル多数を完成させている」とマイク。マクデヴィット退役海軍少将が The National Interest に語っている 。 だが平壌は高性能防空装備も整備している。たしかに全国的には旧ソ連装備が多いが、一部で国産高性能装備も実用化させている。 「旧ソ連時代のSAMでS-75、S-125、S-200やクヴァドラがあるが良好な状態になっていない」とワシリー・カシン(モスクワの高等経済研究所付属総合欧州国際研究所の主任研究員)は解説している。「S-75は国産化し性能を向上させた。2010年代に入りKN-06と韓国米国が呼ぶ国産SAMの配備が始まっています」 KN-06SAM部隊の編成数は不明だが、北朝鮮製装備は意外に高性能でロシア製S-300初期型に匹敵する。カシンは「KN-06はフェイズドアレイレーダーを