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大統領感染発表の直前に発進したE-6TACAMO機の太平洋大西洋上空飛行に関連はなかった

  第一戦略飛行団のボーイングE-6Bマーキュリーは任務集団114.2としてティンカー空軍基地(オクラホマ)に配備されている。, コロラド州上空。 Aug. 23, 2019. (U.S. Air Force/Greg L. Davis) 米 戦略軍が10月2日金曜日早朝に米海軍のE-6Bマーキュリー「ルッキンググラス」核兵器指揮統制機少なくとも二機が発進したのはドナルド・トランプ大統領のCOVID-19感染結果と無関係の「偶然」のなりゆきだったと国防総省が発表した。「E-6Bが警戒態勢に入ったとの報道があったが、STRATCOMはE-6B各機は事前計画ミッションで展開中と確認してきた。大統領の発表とのタイミングは純然たる偶然の一致」と発表文にある。 「DoDの警戒レベルに変更はなく、軍は国家防衛に待機中」とし、「国家指揮統制構造に影響は出ていない」。 「審判の日」機と呼ばれるE-4Bナイトウォッチは空中から核兵器投入の命令を出す機材だが、E-6Bの役目は国防総省内の国家統帥権限保有者と核潜水艦、爆撃機、ミサイルの各部隊の通信を中継することにある。 10月2日早朝に機体スポッターのひとりがE-6二機が米大陸両岸付近に滞空中なのを見つけたが、直後に大統領が夫人とともにコロナウィルス陽性だとツイッターで発表した。 このツイートが出ると数千名ユーザーが関心を示した。 さらにE-6のフライトと大統領による発表を関連付けて伝える記事が出たが、専門家から同機は定期的に滞空しており飛行追跡サイトで確認できるとただちにこの見方を否定した。 「E-6の飛行は極通常のもの。勘繰りはすべきではない。別にメッセージを出しているわけではない」とMITの政治学教授で核兵器に詳しいヴィピン・ナランがツイートした。「核兵器運用の指揮統制についていえば、大統領が機能不全となった場合に心配なのは通信ではなく指揮命令系統だ。事態はまだそこまでになっていない」 「E-6B TACAMOがADS-B を使う追跡サイトに表示されるのは普通のことだ。常時表示されている」とThe War Zoneのタイラー・ロゴウェイがツイートしている。「E-6の動向に何ら異常なものはない」とオープン・ソースのアナリスト、ステファン・ワトキンスもツイートした。 最近は別の機体スポッターも空中司令部機のフライト回数が急増しているこ