メリーランド州ボルチモアの就役式で、チェサピーク・ベイブリッジとして知られるウィリアム・プレストン・レイン記念橋に近づくUSSズムウォルト(DDG 1000)。 (U.S. Navy photo by Liz Wolter/Released) コスト超過で悪名高いズムウォルト級で海軍はまた変更を検討している 米 海軍は、ズムウォルト級駆逐艦の各種部品を交換し、水上艦隊との共通性を高めることに焦点を当てた新しい改良プログラムを検討しており、議会の監視下にある高価なプログラムである同艦で最新の変更の可能性を示している。 海軍の艦艇取得機関である Naval Sea Systems Command は、Zumwalt Enterprise Upgrade Solution (ZEUS)と呼ぶこの新しいアイデアを、海軍がUSSズムワルトワルト(DDG-1000) の最初の運用を祝い数日後の11月17日に、業界への公開情報要求として開始した。 海軍によれば、アップグレードで検討の可能性がある要素には、水上電子戦改良プログラム、海中戦戦闘システムSQQ-89、レーダーと射撃統制システム間のデータを効率的に伝達する協同交戦能力などが含まれる。 また、海軍の通知によると、艦のトップサイドのデザインへの変更は、最小限と想定している。ズムウォルトのレーダーは、レイセオンのSPY-3からSPY-6 (v)3 に変更される。回答期限は12月16日。 情報提供要請は本来、暫定的なものであり、この通知が発行されたからといって、必ずしも変更を受けるとは限らない。とはいえ、艦の寿命のこの段階で部品交換することへ軍が関心を示しているのは、注目に値する。 同級の3隻は、コスト超過のために建造を32隻から3隻へ縮小され、単価が高すぎるという理由で、精密誘導砲弾を廃棄するなど、いくつかの重大な災難があり、議会の監視の的となっている。 ズムウォルトのシステム変更が重要な意味を持つ理由のひとつに、このプログラムの段階がある。先週、同艦の艦長エイミー・マクニス大佐 Capt. Amy McInnisは、第3艦隊と第7艦隊での初稼働を成功裏に飾ったと記者に語っていたばかりだ。 「ズムウォルトの歴史的な任務で、DDG-1000クラスを艦隊作戦にどのように組み込むかを成功裏に示しました。多くの教訓
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