12月6日のヘッドライン
筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。
Su-33が着艦失敗し機体海没、地中海、ロシア空母
12月5日、地中海で作戦中のロシア空母アドミラル・クズネツォフでSu-33が着艦に失敗し、機体は海に没した。パイロットは射出脱出し無事回収された。原因は拘束ワイヤーが切断したことによる。以前にMiG-29KRでも同様に着艦失敗で機体喪失している。
USSズムワルトがカリフォーニアへの回航を再開
主駆動軸の潤滑油の冷却装置が同艦を航行不能にした原因だった。海水が装置内に入ったことで故障したが、この現象は以前から報告があった。今回のパナマでの修理のため姉妹艦マイケル・マンソーから同型部品を慌てて空輸した。ズムワルトはサンディエゴに12月上旬に到着する。
自殺車両攻撃に苦しむイラク陸軍のモスル奪回作戦
ISISが用いる車両搭載即席爆発物による自殺攻撃が深刻なためモスル奪回を狙うイラク地上部隊が苦境に陥る中、連合軍は同市につながる橋梁5箇所のうち4箇所を空爆で壊滅させ、ISISガチグリス川東岸への移動を困難にする策に出た。
中国がDF-21ミサイル10発を同時に試射
トランプ次期大統領への力の示威なのか、中国が11月末に一斉発射下のは中距離弾道ミサイルDF-21でアジア太平洋地区の米軍基地を標的にすると新華社が説明する装備だった。専門家によれば今回発射されたのはDF-21Cで海上艦船を狙うDF-21Dはこの派生型。中国がミサイル発射を発表したタイミングはトランプがマティス退役海兵大将を次期国防長官に内定したと明らかにした直後のこと。中国は海軍演習も同時期に展開している。
2017年度国防予算で潜水艦へ破格の扱い
2017年度国防予算認可法案が下院を通過したが、米海軍の潜水艦建造関連予算を承認し、オハイオ級戦略ミサイル原潜後継艦予算は満額予算となり、ヴァージニア級攻撃潜水艦は年2隻建造のペースを維持するのは潜水艦の意義を正しく認めた結果だ。
コメント
コメントを投稿
コメントをどうぞ。