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★★海上自衛隊 おやしお級潜水艦の改修工事完了

Japan outlines submarine modernisation efforts   日本が潜水艦近代化改修の概要を明らかにした 横須賀米海軍基地内におやしお級三隻が並んでいる。Source: IHS Markit/Kelvin Wong Kelvin Wong, Singapore - Jane's International Defence Review 01 February 2018 http://www.janes.com/article/77511/japan-outlines-submarine-modernisation-efforts 海 上自衛隊(JMSDF)が2012年開始した水中戦力増強策が順調に進んでおり目標のディーゼル電気推進式潜水艦22隻体制は2020年代初頭に実現する見込みだとJMSDF関係者が明らかにした。  シンガポールで開催されたUndersea Defence Technology Asia seminar at the Asia Defence Expo & Conference Series (ADECS) 2018で防衛省海上幕僚部立案部門の西山孝弘一佐がおやしお級7隻の供用期間延長策がすべて完了したと発表した。  各艦は二回目または三回目の整備時に大幅改修を受け、「最新型(そうりゅう級)にほぼ匹敵する水準」になり、耐用年数も伸びたという。   Jane’s Fighting Ships ではJMSDFはおやしお級11隻を運用中で一号艦は1998年3月就役で毎年一隻の新造艦が2008年まで加わっている。建造は 川崎重工業 と 三菱重工業 が交互に行い、最初のおやしおとみちしおはすでに訓練艦に用途変更されている。  「技術革新があまりにも早くて潜水艦がわずか数年で陳腐化してしまう」「一方で防衛予算の制約があり、新規建造のみで十分な数の潜水艦を維持できないのが悩みだ」と西山一佐は発表した。■

★日本、韓国のF-35B運用構想から出そうな影響効果は

国内報道では空母としてのイメージが先行してやれ軍備増強とか軍国主義とか偏向した内容がめだちますが、そもそも中国のミサイルで国内基地が大打撃を受ける可能性(隣接する市街地も被害を免れないはず)があっての今回の構想だという点が見逃されているのはいかがなものでしょう。北朝鮮ミサイルには警戒しても日本が中国ミサイルの標的になっていることさえも知らない人が多いというのも驚きです。もっと多角的な視点をもってもらいたいものです。韓国の動きはみごとにみすかされていますね。   Who Wants to Operate Carrier-Based F-35Bs in Asia? Apparently, Japan and South Korea 日本、韓国以外にF-35B空母運用を目指す国は出るか What to make of recent reports that Japan’s Izumo -class and South Korea’s Dokdo -class vessels may operate these fighters? 日本いずも級、韓国独島級で戦闘機運用を狙うとの報道に触発される国があらわれそうだ By Robert Farley January 02, 2018 https://thediplomat.com/2018/01/who-wants-to-operate-carrier-based-f-35bs-in-asia-apparently-japan-and-south-korea/ F -35Bに異常なほど関心を寄せる海軍国が突如として現れた。  日本のいずも級ヘリコプター空母でF-35Bを運用するとの報道が現れ、日本関係者は本気でない形で報道を否定していたが、報道はスキージャンプの追加や耐熱性甲板改修を取り上げていた。いずも級は排水量24千トンあり共用打撃戦闘機を搭載すれば相当の脅威となるが、その他の用途は犠牲となる。  日本に続き韓国も独島級揚力強襲艦でF-35B運用を韓国海軍が前向きに検討中との報道が入った。独島(14千トン)はいずもより相当小さく当然能力も劣る。F-35B運用には相当の改修が必要であり、二号艦が建造中だが今から大改修を受けることになる。スペインの

日本向けKC-46の一号機製造へ:FMSでボーイングへ契約交付

​ KC-46は米空軍も苦労しており、2020年に日本向け機体が全部そろうか微妙です。それにしても3機と言うのはいかにも少ないですね。現在のKC-767とは全く違う機体であり、小牧基地も手狭なので配備場所は違う基地になるでしょうね。 Japan KC-46 acquisition moves forward 日本向けKC-46調達が前進 Boeing Japan   26 DECEMBER, 2017 SOURCE: FLIGHTGLOBAL.COM BY: GREG WALDRON SINGAPORE https://www.flightglobal.com/news/articles/japan-kc-46-acquisition-moves-forward-444457/ 米 空軍は ボーイング に279百万ドルで日本向けKC-46給油機の一号機製造契約を交付した。  日本の給油機能力整備で大きな一歩となる。日本は2020年を目指しKC-46三機の調達を2015年に決定していた。  調達が完了すれば4機あるKC-767Jに加わることになる。KC-46調達は海外軍事販売(FMS)制度で進める。  「今回の発注は日本との60年にわたる関係の上で重要で今後もKC-46事業でこれが継続されていく」とボーイングジャパン社長ブレット・ゲリーが述べている。「日本のKC-767給油機、E-767空中早期警戒指揮統制機の運用、整備部隊は機体を熟知しており、当社もさらにその能力を伸ばすお手伝いができるのを楽しみにしている」■

★日本、韓国がF-35の艦上運用を検討中

日本の狙いは理解できるのですが韓国にとってF-35Bを搭載する目的は何でしょう。まさか日本に負けたくないという面子ではないでしょうね。今年は「平和勢力」には大変な年になったのではないでしょうか。今まで盲信していた世界が崩れてしまったので。それだけ現実世界の重みがあるわけでぜひ目を開いて現実をみてもらいたいものです。あるいは、中国の代弁者になるつもりなのでしょうか。 Japan, South Korea may refit naval ships for F-35 fighters 日本、韓国がF-35運用用に艦艇を改修する可能性が出てきた USSワスプ(LHD-1)から発艦するF-35 (Marine Corps photo by Cpl. Anne K. Henry/RELEASED) By: Mike Yeo https://www.defensenews.com/global/asia-pacific/2017/12/26/japan-south-korea-may-refit-naval-ships-for-f-35-fighters/ 日 本と韓国がそれぞれF-35ライトニングII共用打撃戦闘機の艦上運用案を検討中との報道が出ている。  共同通信、聯合通信が伝えるところでは短距離離垂直着陸型のF-35B型により日本はいずも級DDHヘリコプター駆逐艦、韓国は独島級揚陸強襲艦を戦闘任務に投入可能な空母に転用する。  共同によれば日本はF-35Bは南西部に伸びる島しょ部の防衛に投入し、通常型機材に必要な滑走路の設置ができない点を補完する。  この戦略は北朝鮮の弾道ミサイル・核兵器整備に対応しながら中国の急速な軍事装備近代化に対応するものだ。 報道内容について12月26日小野寺五典防衛相はいずも級を改装しF-35運用を狙う予定はないと繰り返し否定しつつも防衛省は「日本の防衛能力の各種検討の実施」は常時行っていると発言した。  F-35B運用が可能となればミッションの柔軟性と有効範囲が伸びる。聯合通信は韓国軍が「艦の戦略価値を最大化する」検討中との関係筋発言を引用した。いずも、独島はヘリコプターを14機、10機それぞれ運用する。  F-35B搭載となれば両艦ともに内部外部で大改修が必要となり、飛行甲板に

中期防を詳しく海軍協会が紹介しています。

AviationWeekより詳しい内容の日本の防衛力整備に関する記事が米海軍協会ウェブに出てきましたのでご紹介しましょう。こういった話題を米国経由で知るのはちょっと変ですけどね。 Inside Japan’s New Defense Plan By: Kyle Mizokami US Naval Institute, Friday, December 20, 2013 JDS Myoko (DDG 175) pulls out of Joint Base Pearl Harbor-Hickam to support Rim of the Pacific (RIMPAC) 2012. US Navy Photo . 日本が今後5ヵ年をにらんだ中期防衛力整備計画Mid Term Defense Plan (MTDP) をまとめ、政策立案者、政治家、国民に日本の防衛政策の優先事項や今後の防衛の方向性を示している。 今回の中期防は新しく設定された防衛大綱 National Defense Program Guidelinesを意識し、日本周辺の安全保障環境を「いっそう厳しさを増している」と表現している。大綱では情報収集・監視・偵察(ISR)能力の拡充、離島が攻撃を受けた際の即応力、弾道ミサイル防衛、サイバー防衛、自然災害対応に加え、統合作戦運用能力の拡充を求めている。 中期防には中国との摩擦が大きく影響を与えている。中国が日本領土の一部である尖閣諸島の領有主張を2010年から強めており、中期防では北朝鮮の弾道ミサイル開発にも懸念を示している。 また中期防では日米安保条約を防衛力の基軸と強調し、日米同盟以外にもロシア、インド、オーストラリア、韓国ならびにASEAN諸国との地域内防衛協力体制を進めるべきと提言している。 また国際社会への貢献として軍備管理、武装解除、不拡散でEU、NATO、OSCE他欧州各国との連携もあり、日本独自では平和維持活動を南スーダンやゴラン高原で展開中だ。 関係悪化は続いているが大綱では中国との関係維持を防衛政策対話や交流により続けるべきとしている。 日本の防衛予算は1992年からほぼ一定になっており、2002年から12年にかけて実際に減額されている。これが今後5年間で5%増の2,470億ド