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X-47B初飛行に成功 空母航空戦力の未来

Northrop UCAS-D Completes First Flight aviationweek.com Feb 4, 2011 ノースロップ・グラマンのX-47B無人戦闘航空機システム(UCAS-D)実証機が2月4日エドワーズ空軍基地で初飛行に成功した。 1. 初飛行は離陸後29分に着陸して完了した。飛行高度は5,000フィート。機体制御システムのデータ収集が目標で同時に今回の初飛行が合計50回予定で年内にかけて実施される性能限界拡大テストの開始となる。当面は一週間一回のフライトで開始し、今年後半には週二回となる。 2. ノースロップと米海軍は昨年11月にタキシー試験と飛行開始前点検で合格判定を出している。 3. 飛行一号機AV-1は2008年12月に完成しているが、飛行開始が大幅に遅れていたのはエンジン関連の音響問題に加えソフトウェアで問題があらたに見つかったため。ジェネラルダイナミクス/マクダネルダグラスのA-12の開発が取り消しとなって以来海軍には同機が初のステルス機となる。X-47Bの初飛行は当初2009年11月の予定だった。 4. 今後は修正作業を空母運用に向けて行い、2013年に空母着艦を目指す。(当初目標は2011年)  5. 空母着艦により無人機の空母運用の実証を行うのが最大の課題だ。ノースロップは当初A-12に期待されていたステルス攻撃ミッションをUCAS機体で実現させるのが目標としており、無人機のため航続距離、飛行時間ともにA-12性能を上回る期待がある。 6. AV-1は今年後半にパタクセント海軍航空基地(メリーランド州)に移送されたあと、空母にクレーンで搭載され.空母着艦が試される予定。 7. 二号機AV-2は機体構造の耐久性確認として8週間にわたる荷重試験を受ける。これは空母運用の状況を再現し、カタパルト発信、着陸に機体構造が耐えられるかを見るもの。AV-2には搭載する単発プラットアンドホイットニーF-100-220Uエンジンの音響問題解決のためノズル形状の変更が加えられている。 8. AV-2のエドワーズ基地での飛行テストは今年末の予定。 (写真 ノースロップ・グラマンのウェブサイトより)