ラベル USN の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル USN の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026年3月30日月曜日

イランを睨んだ米艦艇の動き:トリポリはCENTCOM分担区域に到着、フォードはクロアチアに一時寄港中

 

USSトリポリが中央軍管区に入り、USSジェラルド・R・フォードはクロアチアに寄港中

USSトリポリ(LHA-7)は2026年3月27日、米中央軍(CENTCOM)の管轄海域に到着した米中央軍提供写真


USNI New

マロリー・シェルボーン

2026年3月28日 午後12時43分

型揚陸艦USSトリポリ(LHA-7)と乗艦している海兵隊が、米中央軍管轄海域で活動していると、米国防総省が土曜日発表した。

USNI News Fleet & Marine Trackerによると、トリポリはマラッカ海峡を通過し、ディエゴ・ガルシアに寄港した後、金曜日に同戦域に到着した。

「USS トリポリ(LHA-7)に乗船する米海軍兵士および海兵隊員は、3月27日に米中央軍(CENTCOM)の管轄区域に到着した」と、CENTCOMはソーシャルメディアサイト「X」に投稿した。

「このアメリカ級強襲揚陸艦は、輸送機や攻撃戦闘機、強襲揚陸戦力および戦術戦力を含む約3,500名の水兵と海兵隊員で構成される『トリポリ強襲揚陸群/第31海兵遠征部隊』の旗艦を務めている。」

2026年3月27日、USSトリポリ(LHA-7)に乗艦した第31海兵遠征部隊の隊員らが、米中央軍(CENTCOM)の管轄区域に到着した。米中央軍提供写真

トリポリ水陸両用即応群には、トリポリ、USS ニューオーリンズ(LPD-18)、および第31海兵遠征部隊の一部が含まれる。トリポリは、佐世保を拠点とする海軍の前方配備型水陸両用強襲揚陸艦である。USNIニュースの取材によると、同じく佐世保を拠点とするUSSラッシュモア(LSD-47)も、同ARG/MEUと合流する見込みである。

米国防総省は、イランとの米・イスラエル間の紛争が続く中、今月初めにトリポリを中東へ派遣した。同ARG/MEUが同地域でどのような任務を遂行するかは不明だが、これらの部隊は歴史的に中東で非戦闘員避難作戦を実施してきた。

一方、空母「ジェラルド・R・フォード」(CVN-78)は、今週初めにギリシャのスダ湾に寄港した後、現在はクロアチアのスプリットに停泊中だ。USNIニュースが以前報じたところによると、同空母は3月中旬に洗濯室で火災が発生し多数の寝台スペースが損傷したため、先週紅海を離れ、クレタ島へ向かった。

「スーダ湾停泊中、構造技術者、造船技師、その他専門家を含む前方展開地域整備センター(FDRMC)の要員が修理評価を実施し、軍および連邦民間法執行機関は、艦内の洗濯施設が火元の火災に関する調査を継続した」と、米第6艦隊のニュースリリースは伝えている。「艦の乗組員と現地の産業パートナーは、火災の影響を受けた7つの居住区画の復旧作業を支援した。」

空母ジェラルド・R・フォード(CVN-78)は現在、クロアチアのスプリットに停泊していると、海軍は2026年3月28日に発表した。米海軍写真

同空母の艦長は声明で、乗組員がクロアチアで「当然の休暇」を過ごすことになると述べた。

フォードは2025年6月にヴァージニア州ノーフォークから出動し、2月28日に米国とイスラエルがイランに対する現在進行中の攻撃を開始する前の2月初旬に、展開期間が延長されていた。同空母は米南方軍管轄下で活動しており、元大統領ニコラス・マドゥロとその妻シリア・フローレスを拘束したヴェネズエラへの米軍襲撃作戦を支援していた。

土曜日時点で、フォードの展開期間は277日となっている。もしフォードが4月中旬まで展開を継続すれば、2020年にUSSエイブラハム・リンカン(CVN-72)が樹立したベトナム戦争後の空母展開記録294日を更新する。5月初旬まで展開が続けば、ベトナム戦争中に空母がトンキン湾で行った300日以上の展開記録に並ぶことになる。

USNIニュースの空母展開データは、認定航海、訓練演習、その他の資格取得のための航海を含まない内部データベースを使用している。データには、米国の戦闘力を測る指標として国家任務に焦点を当てた作戦上の空母展開のみが含まれており、乗組員が自宅を離れている期間は考慮されていない。

新型コロナウイルス感染症のパンデミック初年度、空母「ニミッツ」(CVN-68)は、ウイルスの拡散を防ぐため移動制限命令や寄港制限の規則により、1年弱の間航行していた。同空母は国家任務で263日間展開した記録を有する。■

マロリー・シェルボーン

マロリー・シェルボーンはUSNI Newsの記者である。以前は『Inside Defense』で海軍関連の取材を行い、『The Hill』で政治に関する報道を担当していた。

@MalShelbourneをフォロー


USS Tripoli Operating in CENTCOM, USS Gerald R. Ford in Croatia

Mallory Shelbourne

March 28, 2026 12:43 PM

https://news.usni.org/2026/03/28/uss-tripoli-operating-in-centcom-uss-gerald-r-ford-in-croatia


2026年2月9日月曜日

退役近づくUSSニミッツを大型ドローン母艦に改修する構想が出てきた―大型空母が主役の時代はおわりつつある。予算確保に苦しむ海軍当局はニミッツ廃艦を躊躇なく行うだろう。ではもし日本が同艦を買い取ったら?

 

超大型空母USSニミッツをドローン空母へ転用する案が浮上

19fortyfive

ブランドン・ワイチャート

(Oct. 17, 2017) The aircraft carrier USS Nimitz (CVN 68) transits the Arabian Gulf, Oct 17, 2017. Nimitz is deployed in the U.S. 5th Fleet area of operations in support of Operation Inherent Resolve. While in this region, the ship and strike group are conducting maritime security operations to reassure allies and partners, preserve freedom of navigation, and maintain the free flow of commerce. (U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist Seaman David Claypool/Released)(2017年10月17日)空母ニミッツ(CVN68)が2017年10月17日、アラビア湾を航行中。ニミッツは「不屈の決意作戦」を支援するため、米第5艦隊作戦区域に展開中した。(米海軍広報専門兵デイビッド・クレイプール撮影/公開)

概要と要点: 

―米海軍の超大型空母ニミッツが退役に近づく中、USSジョン・F・ケネディ艦隊に加わるまで、空母運用可能期間の危険な空白が生じる見込みだ。

―老朽化した超大型空母を遺物として扱う代わりに、無人機母艦へ転用する過激な提案が浮上している。攻撃空母というより、無人航空機・水上・水中システムの浮遊拠点としての役割を想定したものだ。

―この構想では、無人航空機(UAV)の格納・自動処理のための内部空間の再設計、ドローン専用発射・回収システム、強化型データリンク、AI駆動の戦闘管理システムが想定されている。

―高い電力需要を持続させる原子力推進により、持続的なISR(情報・監視・偵察)、集中的なスタンドオフ攻撃、ミサイル密集環境における群集飽和攻撃を可能にする可能性がある。

無人機母艦としてのニミッツ?米海軍がこの空母構想を検討すべき理由

海軍の戦いは、空母が主力艦であった時代から移行した。強力なアクセス拒否/領域拒否(A2/AD)システムの台頭により、空母はこれらのシステムの射程圏外に留まることを余儀なくされており、その有用性が制約されている。

それでも、空母は米海軍にとって主要な戦力投射プラットフォームであり続けていることに変わりはない。

この状況は一夜にして変わらない。

米国が複数の敵対国と紛争状態にある中、海軍の水上戦闘艦隊は、象徴的なニミッツ級原子力空母の名称の由来となった空母ニミッツ(CVN-68)の退役が迫っていることから、能力ギャップの発生に直面している。

海軍が直面する危険な能力ギャップ

ニミッツはフォード級空母USSジョン・F・ケネディ(CVN-79)に置き換えられる予定だが、新型艦の就役にはまだ時間がかかる。海軍はニミッツの退役計画にこだわっている。

しかし、同艦は依然として必要とされている。

数十年にわたり、米国は戦略的に必要とされる水準や憲法上許容される範囲をはるかに超えて、海外で関与を拡大し続けてきた。同時に、米海軍は現在、資源危機に直面している。艦隊は縮小傾向にあり、造船所は需要を確実に満たすことができない。

さらに、議会が義務付けた規則により、米海軍は少なくとも11隻の空母を保有し続けるよう求められている。したがって、海軍がニミッツ退役を推進すれば、少なくとも今後1年以上は、この法律が認める空母隻数を満たせない事態となる。

海軍は、少なくともJFKが就役し艦隊に完全統合されるまで、ニミッツを維持することを法的に義務付けられている。

ニミッツを廃棄対象として扱うのをやめよ

これを機に、海軍を世界的な競争で優位に立たせるのはどうか?

ニミッツは費用は支払済みだ。海軍は同艦が戦略的有用性を失うほど老朽化していると考えている。それはそれで結構だ。

この空母を無人システムの巨大母艦に転換できないか?

未来の海戦は、有人システムや大型軍艦が公海を航行するものではない。安価なドローンの群れを発進させる艦艇こそが未来だ。空母のようなプラットフォームが無人水中車両(UUV)や無人航空機(UAV)の艦隊を展開できる姿を想像してみてほしい。

ドローン母艦の真の姿

ニミッツをドローン母艦へ転換するには大規模改造が必要だ。有人航空攻撃空母から、多数の無人航空・水上・水中システムをネットワークで結ぶハブへと変貌させる。

海軍設計者は、大型有人航空機部隊専用スペースを削減または完全に排除し、この伝説的空母の内部を再設計せねばならない。モジュール式のUAV駐機グリッドと自動搬送レーンを構築する必要がある。

次に、海軍は無人機専用の発射・回収システムを特注する必要がある。電磁式(EM)か、より可能性が高いのは軽量UAV向けに最適化されたレール補助式短距離カタパルトを設置するだろう。さらに垂直離着陸(VTOL)ドローン用の垂直回収パッドも必要となる。その後、無人機専用に設計された着艦装置が不可欠となる。

空母には数百機の中型UAVが搭載され、情報収集・監視・偵察(ISR)、電子戦、攻撃任務を担う。大型戦闘UAVも数十機配備される(共同戦闘機計画向けに設計中の機体など)。

大型UAVは、最終的にはドローン母艦として飛行する可能性すらある。テルモピュライの戦いでペルシアの指揮官が「我らの矢は太陽を覆い隠す」とスパルタの敵を挑発したように、将来のドローン空母ニミッツの指揮官も同様に「我らのドローンが太陽を覆い隠す」と宣言するかもしれない。

空中の兵器庫艦

前述の通り、ドローン母艦はネットワーク化によって存亡が決まる。したがって米国は艦隊規模の人工知能(AI)戦闘管理システムを導入する必要がある。これらのシステムは作戦計画、衝突回避、動的な任務変更を担当する。人間のオペレーターはドローンを「操縦」するのではなく監督する。

艦船には強化されたデータリンクが必要となる。

具体的にはマルチバンド衛星通信、視界内メッシュネットワーク、光/レーザー通信などのシステムである。改修されたニミッツ級を既存の無人システム群と統合する必要がある。ニミッツ級空母は浮遊するデータセンターかつ指揮中枢となる。

ニミッツ級の原子炉は、AI駆動空母が要求する電力需要を持続させるのに最適である点を考慮してほしい。

海軍技術者は艦内の電力分配幹線を拡張し、追加の冷却水プラントが必要となる。

ミサイル飽和戦域におけるニミッツの生存性

一方、AIコンピュータークラスター専用ラックは艦載AIシステムの設計通りの動作を保証する。海軍は将来の指向性エナジー兵器(DEW)のための予備容量を確保する必要がある。

また、有人機用の爆弾やミサイルを主搭載する代わりに、ニミッツはコンテナ化された徘徊型兵器、ドローン発射機用モジュラーミサイルキャニスター、予備ドローン機体(および推進モジュール)を備蓄する必要がある。これによりニミッツはミサイル兵器艦に近い存在となる——ただし航空戦力を有する形態で。

もちろん、空母が巨大な標的であるという本質的な課題は変わらない。したがって海軍は、高エナジーレーザー、高出力マイクロ波システム、拡張された電子戦装備、追加の点防御迎撃システムを含む多層防御を必要とする。しかし無人システムは、空母発進の有人機が持つ射程を超える延長射程を実現できる可能性がある。

米海軍が得るもの

さらに、飛行ドローン母艦が搭載されていれば、より小型のドローン群を運搬し、空母の射程を超える範囲を拡張できる(空母がA2/ADシステムの射程外に留まる必要がある場合に有用である)。

ニミッツ級空母は約5,000名の乗組員を要した。しかし無人機母艦では2,500~3,000名で済む。航空機が無人化されるため甲板要員は減少し、代わりにソフトウェア技術者、データ技術者、電子戦専門家が増員される。サイバー部隊や信号情報部隊も多数配備されるだろう。

これにより、数千マイルにわたる持続的なISR能力、パイロットを危険に晒さずに発揮できる大規模な初回攻撃能力、敵防空網に対する群集飽和攻撃、そして有人機より迅速なドローン補充による即応再編成能力を備えた空母が実現する。海軍は老朽化したニミッツを、世界中どこへでも展開可能な浮遊型無人攻撃大陸へと変貌させるのだ。

ニミッツに第二の人生を―そして海軍に未来を

ニミッツのドローン母艦転換は技術的に実現可能で戦略的に強力だが、コストは膨大だ。しかしフォード級空母のような無駄遣いとは異なり、ドローン母艦ニミッツは米海軍の戦術を21世紀へ推進すると同時に、ドローン革命を加速させるだろう。

ニミッツは新たな命を吹き込まれるに値し、象徴的な艦艇となる。■

著者について:ブランドン・J・ワイチャート

ブランドン・J・ワイチャートは19FortyFive.comのシニア国家安全保障編集長。以前はザ・ナショナル・インタレスト誌のシニア国家安全保障編集長を務めた。ワイチャートはiHeartRadioで毎週水曜午後8時(東部時間)に国家安全保障政策を論じる番組『The National Security Hour』のホストを務める。またRumbleでは関連番組『“National Security Talk.”』を配信中。ワイチャートは地政学問題について政府機関や民間組織に定期的に助言を提供。執筆記事は『Popular Mechanics』『National Review』『MSN』『The American Spectator』など多数の媒体に掲載されている。著書に『宇宙を制す:アメリカが超大国であり続ける方法』『バイオハック:生命支配をめぐる中国の競争』『影の戦争:イランの覇権追求』がある。最新刊『自らが招いた災厄:西側諸国がウクライナを失った理由』は書店にて購入可能。Twitter/X @WeTheBrandonでフォローできる。


U.S. Navy Supercarrier USS Nimitz Could Become a ‘Drone Aircraft Carrier’

By

Brandon Weichert

https://www.19fortyfive.com/2026/02/u-s-navy-supercarrier-uss-nimitz-could-become-a-drone-aircraft-carrier/


2026年2月4日水曜日

米空母リンカンのF-35がイラン無人機を撃墜(更新) ―その他ホルムズ海峡の通行を巡り不穏なイラン革命防衛隊の動きに注意

 

米空母リンカンのF-35がイラン無人機を撃墜(更新)

イラン無人機が接近してきたため、F-35Cは空母を防衛するため行動した

TWZ

ジョセフ・トレヴィシックハワード・アルトマン

2026年2月3日 午後2時08分(EST)更新


A U.S. Navy F-35C Joint Strike Fighter flying from the supercarrier USS Abraham Lincoln has shot down an Iranian drone said to have “aggressively approached” the ship.2026年1月24日、F-35C ジョイントストライクファイターが空母エイブラハム・リンカンに着艦する様子。米海軍


母USSエイブラハム・リンカンから発進したF-35Cジョイントストライクファイターが、艦船に「攻撃的に接近してきた」イランのドローンを撃墜した。これと別に、米当局者は、ホルムズ海峡を通過中の米国籍商船に対し、イラン革命防衛隊(IRGC)所属の小型艇とドローンが妨害行為を行ったと発表。一連の事態は、イランを直接的な標的とした米軍の大規模な増強が同地域で進行中であることに加え、米当局者が今週後半にイラン側と会談する可能性が報じられる中で発生した。

ロイター通信が最初に報じたところでは、F-35Cがイランの無人機(シャヘド-139と報じられている)を撃墜した。シャヘド-139は設計上、小型弾薬を搭載可能な米軍MQ-1プレデターとほぼ同クラスの機体である。ニミッツ級空母「エイブラハム・リンカン」打撃群の一部は、太平洋から同地域へ向かうよう命令を受け、米中央軍(CENTCOM)の責任区域に先月到着していた。

「エイブラハム・リンカン」所属のF-35C戦闘機は、自衛および空母と乗組員の保護のため、イランのドローンを撃墜した。米軍に被害はなく、装備品の損傷もなかった」と米中央軍(CENTCOM)報道官のティム・ホーキンス海軍大佐は本誌に述べた。「無人機は不明瞭な意図で米海軍空母に攻撃的に接近した」

ホーキンス大佐は「イラン南岸から約500マイル離れたアラビア海を航行中の空母『エイブラハム・リンカン』(CVN 72)に対し、イランのシャヘド-139ドローンが不必要に接近した」と説明。「国際水域で活動中の米軍が緊張緩和措置を講じたにもかかわらず、イランのドローンは艦船へ接近を継続した」と付け加えた。

F-35Cがイランのドローンを撃墜した際に使用した兵器は不明である。空母搭載型のジョイントストライクファイターは、AIM-9XサイドワインダーAIM-120アドバンスト・ミディアムレンジ・エア・トゥ・エア・ミサイル(AMRAAM)、25mm砲ポッド、および各種対地兵器を装備可能である。F-35Cは過去に同地域で対ドローン任務に投入され、昨年イエメンではイラン支援のフーシ派武装勢力による無人航空機脅威を撃墜した実績がある

米海兵隊も2019年、ホルムズ海峡を通過中のワスプ級強襲揚陸艦「ボクサー」艦上に固定された対ドローン車両を使用し、イラン製ドローンを撃墜した事例がある。この際、無人機は「脅威圏内」に接近したと報告されていた。

一般的な補足として、ドローンは乗員が搭乗していないため、本質的にエスカレーションリスクが低い。これは無人航空システムを挑発的に運用する際のリスク計算や、撃墜判断にも影響を及ぼす。

一方で、近年における紅海周辺での米軍作戦は、ドローン(特にイラン起源のもの)が米空母やその他の軍艦に及ぼす現実的な脅威を浮き彫りにしている。イエメンのフーシ派は過去において、自爆ドローンや対艦弾道ミサイル・巡航ミサイルを用いて米海軍艦艇を積極的に標的としてきた

「数時間後、ホルムズ海峡で発生した別の事件では、イラン革命防衛隊(IRGC)が、国際航路を合法的に航行中の米国籍・米国人乗組員の商船を妨害した。2隻のIRGC艇とイラン製モハジェル無人機が高速でM/Vステナ・インペラティブに接近し、タンカーへの乗船・接収を脅迫した」と、中央軍司令部(CENTCOM)報道官ホーキンス大佐は本誌への声明で述べた。「ミサイル駆逐艦「USSマッコール」(DDG 74)が同海域で活動中で、直ちに現場へ急行。米空軍の防空支援を受けながら「ステナ・インペラティブ」の護衛にあたった」

アーレイ・バーク級駆逐艦「USSマッコール」のストック写真。米海軍(USN)

「これにより事態は収束し、米国籍タンカーは安全に航行を続けています」。ホーキンス報道官はさらに「中央軍司令部(CENTCOM)部隊は最高水準の専門性をもって活動し、中東における米軍要員・艦船・航空機の安全を確保している」と述べた。「国際水域及び空域におけるイランの継続的な嫌がらせや脅威は容認されない。米軍、地域パートナー、商船付近でのイランの不必要な挑発行為は、衝突・誤算・地域不安定化のリスクを高める」

英国海上貿易作戦(UKMTO)事務所の合同海上情報センターも、同様の事件と思われる事案に関する通知を発表したが、こちらも嫌がらせを受けた船舶の名称は明記されていない。イランはペルシャ湾内外において、特に米国との地政学的摩擦が高まる時期に、外国商船海軍艦艇に対する嫌がらせ(さらには拿捕)を長年繰り返してきた。

すでに述べたように、これはすべて、米軍が中東に流入し続けている中で起こっている。ここ数週間、少なくとも部分的には、イランによる全国的な抗議活動に対する暴力的な弾圧への報復として、米国がイランに新たな攻撃を行う可能性について報じられている。さらに最近では、ドナルド・トランプ米大統領が、イランの核開発計画の将来を含め、イラン当局と何らかの合意に達することに関心を示している。米国とイランの当局者が早ければ金曜日にもトルコで会談する可能性があるとの報道もある。

「現在、イランに向けて大型艦艇、つまり最大かつ最高の艦艇を派遣している。イランとは協議を続けており、その成果を待つつもりだ」と、トランプ大統領は昨日、ホワイトハウスで記者団に語った。「合意に至れば素晴らしいが、実現しなければ、おそらく悪い事態が起こるだろう」

本日の出来事が今後の米国の意思決定にどう影響するかは、まだ見通せない。

更新:東部時間午後2時52分 –

ホワイトハウスによれば、本件にもかかわらず、トランプ大統領はイランとの緊張緩和に向け外交的解決を依然として優先している。

トランプ大統領は「常に外交を最優先に追求する姿勢を堅持している」と、ホワイトハウスのキャロライン・レヴィット報道官がフォックスニュースに語った。「ただし外交が機能するには、当然ながら双方の合意が必要だ。対話に前向きな相手国が求められる。大統領とウィトコフ特使は現在、その可能性を探り議論中だ」

ウィトコフ特使は「今週後半にイラン側と会談を予定している。現時点では予定通り実施されるが、大統領は常に様々な選択肢をテーブルに載せており、軍事力行使も含まれる。イランは誰よりもそのことを理解している」と付け加えた。昨年初頭に実施された「ミッドナイト・ハンマー作戦」の成功を見れば明らかだ。この作戦はイランだけでなく全世界を驚かせ、同国の核能力を完全に破壊した」

更新:東部時間午後3時35分 –

イラン国営タスニム通信は、問題のドローンはシャヘド-129型であると報じた。本誌が以前報じた通り、これはMQ-9プレデタードローンに類似している。

「シャヘド129ドローンは国際水域において通常の合法任務(偵察・監視・撮影)を遂行中であり、これは正常かつ合法的な行動とみなされる」とタスニム通信は主張した。「同ドローンは偵察・識別画像をセンターへ正常に送信したが、その後通信が途絶えた。通信途絶の原因は調査中であり、詳細が確認され次第公表する」

本誌はタスニム通信の主張を独自に検証できない。■


ジョセフ・トレヴィシック

副編集長

ジョセフは2017年初頭より『ザ・ウォー・ゾーン』チームの一員である。それ以前は『ウォー・イズ・ボーリング』のアソシエイト・エディターを務め、その署名記事は『スモール・アームズ・レビュー』『スモール・アームズ・ディフェンス・ジャーナル』『ロイター』『ウィー・アー・ザ・マイティ』『タスク・アンド・パーパス』など他媒体にも掲載されている。


ハワード・アルトマン

シニアスタッフライター

ハワードは『ザ・ウォー・ゾーン』のシニアスタッフライターであり、『ミリタリー・タイムズ』の元シニアマネージングエディター。それ以前は『タンパベイ・タイムズ』のシニアライターとして軍事問題を担当。ハワードの記事は『ヤフーニュース』『リアルクリアディフェンス』『エアフォース・タイムズ』など様々な媒体に掲載されている。


F-35 From USS Abraham Lincoln Shoots Down Iranian Drone (Updated)

The F-35C acted to defend the supercarrier from the drone after it approached the ship while operating far out to sea.

Joseph Trevithick, Howard Altman

Updated Feb 3, 2026 2:08 PM EST

https://www.twz.com/air/f-35-from-uss-abraham-lincoln-shoots-down-iranian-drone