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米海軍、潜航中の攻撃型潜水艦と水上艦艇、ドローンとの「リアルタイム」接続が実現か

  米 海軍は、コネクティビティを全領域に拡大する長年の目標に向け、画期的なレベルのコネクティビティを実現している。 米海軍のヴァージニア級攻撃型潜水艦は、脅威の高い沿岸海域や島嶼部に静かに潜み、探知されず静かなシグネチャーを維持しながら、水上の脅威を探索するように設計されている...潜水艦は、水上艦船が偵察、対機雷作戦、敵艦の識別ができない場所に行くことができる。  アップグレードされた攻撃型潜水艦は、海中から特殊作戦の攻撃と救助任務を開始し、ミサイル発射管からドローンを放出し敵艦を見つけ、機雷を探知して破壊し、高忠実度の音響を使用して敵潜水艦や軍艦の位置を特定し、標的にする。攻撃型潜水艦は、アンテナを浮上させれば地表や空中のプラットフォームとネットワーク接続できるが、「潜水」している状態では、地表や空中のノードとのリアルタイム接続を維持する能力に限界がある。しかし、米海軍は業界パートナーと、潜航中の潜水艦とドローン、軍艦、さらに陸上のコマンド&コントロール施設との間でほぼリアルタイム接続を可能にする目的の技術革新を探求し続けている。ミサイル発射管から海中に放出された小型海中ドローンは、単に情報を収集してホスト船に戻ったときに「ダウンロード」するだけでなく、「任務中に」脅威データを送り返すことができるようになりつつある。 レイセオン のバラクーダのようなカウンターマイン捜索・破壊ドローンを中心に、ワイヤレス海中データ通信はすでに実現し、急速に成長している。   潜水艦を空中のドローンに接続するのはどうだろう?リアルタイムで? これは、遠い先の話ではないかもしれない。海軍で急速に進展中の「プロジェクト・オーバーマッチ」構想に合致している。プロジェクト・オーバーマッチは、海軍研究本部のゴースト・フリート構想をルーツとしており、安全なネットワーキング、インターフェース、ゲートウェイ、トランスポート層通信技術のホストを通じ、マルチドメイン情報優位性と画期的なレベルの状況認識を確立しようとしている。地表から地表への接続、さらには地表から空への接続、ホストシップの接続性の程度にかかわらず、ノード間の情報処理、自律的なデータ分析、伝送はすでにかなりの程度行われている。海軍は、宇宙と海中を含むすべての領域で接続性を拡大するという長年の目標に向かって前進しており、画期的なレベルの接

USSカーニーはミサイル4発と無人機19機を9時間かけて撃破していた。一方、中東駐留の米軍基地に対する攻撃が続いており、戦闘拡大のおそれが現実になりつつある。10月20日現在の状況。(The War Zone)

  USN USSカーニー、ミサイルとドローン多数を長期間にわたって撃墜 駆逐艦USSカーニーは、イエメンから発射された標的を紅海上空から叩き落としていたが実際の数は当初説明より多かった 木 曜日に紅海で展開したアーレイ・バーク級駆逐艦USSカーニーによるフーシの巡航ミサイルと無人機への交戦は、当初報告よりもはるかに長く行われ、多数の標的が破壊されていたことが明らかになった。  カーニーは陸上攻撃巡航ミサイル4発と無人偵察機19機を撃墜したと、米政府関係者は金曜日に本誌に語った。CNNが金曜日に報じたところによると、交戦は9時間にわたった。  国防総省の最高報道官は、カーニーは3発の巡航ミサイルと「数機」の無人機を撃墜したと述べていた。しかし、昨日パット・ライダー空軍准将が登壇し、カーニーにより迎撃された空中目標はまだ進行中であった可能性があるとも述べた。 USS Carney underway. (U.S. Navy photo by Journalist Seaman Apprentice Charles A. Ordoqui  これらの兵器はイエメンから発射され、紅海に沿って北上し、イスラエルの標的に向かう可能性があったとライダーは述べた。  この事件に関する新情報は、事件の継続時間やフーシが発射した武器の数についての理解を深めるものだ。さらに、イスラエルとハマスの戦争が拡大し、アメリカを巻き込む可能性があるという懸念が高まっていることを浮き彫りにしている。  フーシはイエメンでイラン支援を受け、資金を供給されているグループであり、最近ではイスラエルとの戦いに参加すると直接脅している。紅海で米軍艦によって迎撃されたイスラエルへ向けた持続的な弾幕は、不吉な展開だ。それはまた、イスラエル上空とその周辺、そしてこの地域全体の防空状況がいかに緊迫しているかを思い起こさせるものでもある。イスラエルのユニークな統合防空システム、そして紅海から発せられる脅威がここ何年もいかに恐れられているかについては、最近の特集をお読みいただきたい。  イランが支援するもうひとつのグループ、ヒズボラはすでに日常的にレバノンからイスラエルと砲火を交わしており、北方戦線が開戦する懸念に火をつけている。イスラエル国防軍は金曜日、レバノンのヒズボラに対する攻撃を撮影したビデオを公開した。  こう

イージス駆逐艦カーニーが紅海でフーシが発射したミサイル3発をSM-2で撃破(10月19日)。イスラエルへの攻撃を未然に防いだのか。(USNI News)

      米駆逐艦がイエメンが発射のミサイル3発をSM-2で撃墜したと国防総省が発表 USS Carney (DDG-64) transits the Suez Canal, Oct. 18, 2023. US Navy Photo 米 海軍の誘導ミサイル駆逐艦がイエメン西部海岸から発射された陸上攻撃ミサイル3発を撃ち落としたと米政府当局者が10月19日認めた。  国防総省によれば、USSカーニー(DDG-64)はイエメンのフーシ支配地域から発射された3発のミサイルと多数の無人機を「撃墜」した。  「今回の行動は、中東で構築してきた統合的な防空・ミサイル防衛体制を示すものであり、地域内パートナーとわれわれの利益を守るため、必要であればいつでも利用する用意がある」。米国防総省のパット・ライダー報道官は25日、記者団に対し、「米軍に死傷者はなく、地上の民間人に被害はなかった」と述べた。  USNIニュースによる初期評価によると、カーニーは紅海上空の陸上攻撃ミサイルと西イエメンから発射された8機の無人機を撃墜するためスタンダードミサイル2を発射した。評価書によると、同艦に脅威はなかったという。  ミサイルが何を狙っていたのかは不明だが、ライダーは記者団に対し、ミサイルは北に向かっており、「イスラエルの標的に向かう可能性がある」と語った。  しかし、ライダーは発射されたミサイルの種類については明言しなかった。イエメン西海岸はイスラエル最南端から1000マイル以上離れている。  イエメンの反体制派フーシ派は以前からイスラエルとの戦闘に関心を示していたと、民主主義防衛財団のベーナム・ベン・タレブル上級研究員はUSNIニュースに語った。彼らは、最近の攻撃やイスラエルとハマスの2021年の紛争を受け、再びその関心を高めている。 Houthi forces on parade with a Quds-2 land attack cruise missile  ベン・タレブルによれば、フーシ派は、イランが供与したクッズ・シリーズの陸上攻撃巡航ミサイル含む、進化した長距離攻撃能力を持っているという。「イエメン北部のフーシ支配地域から発射された場合、例えばエイラートのようなイスラエル南部に到達できる」。  今回のミサイル迎撃は、イスラエルに対するハマスのテロ攻撃を受けて、アメリカ海軍が東

ニミッツ空母打撃軍がサンディエゴ出港し、西太平洋に展開する(2022年12月3日)

  2022年12月3日、カリフォーニア州サンディエゴを出港中、水陸両用軍艦USSポートランド(LPD-27)とすれ違うUSSニミッツ(CVN-68) Photo via San Diego Web Cam used with permission ニ ミッツ空母打撃群が、12月3日土曜日にカリフォーニア州サンディエゴを出発し、 西太平洋に展開する 。 USSニミッツ(CVN-68)は現地時間の土曜日午前8時頃に海軍基地ノースアイランド桟橋を離れ、太平洋に向かった。 USNIニュースへの土曜日付の声明で、米第3艦隊はニミッツがサンディエゴを離れたことを認めたが、それ以上の詳細は明らかにしていない。 「USSニミッツ(CVN-68)は米第3艦隊の作戦を遂行するため、カリフォーニア州サンディエゴを出発した」と声明にある。 「ニミッツは空母打撃群(CSG)11の旗艦で、国家の要請に応え、戦闘可能な海軍力を提供し、持続的かつ前方の海軍プレゼンスを通じ紛争を抑止し、必要であれば勝利する準備ができている」。 同空母は11月28日にワシントン州ブレマトン母港に出港し、カリフォーニアを離れる前に空母打撃群司令部を乗艦させるべくサンディエゴへ出港したと海軍当局がUSNIニュースに確認した。Kitsap Sun紙によると、空母は2500人を乗せ、ワシントン州のキツァップ海軍基地を出港しました。 CSG11の司令クリストファー・スウィーニー少将は先週、同紙への声明の中で、「空母打撃群11に配属された乗員は、戦闘可能な海軍力を提供し、紛争の抑止、そして必要であれば海軍の持続的かつ前方プレゼンスを通じた勝利のための人員、訓練、認定を受けている」と述べた。 米艦隊で最も古参の空母ニミッツとその護衛艦、第17空母航空団は、配備に先立ち10月に複合部隊訓練(COMPTUEX)を終了した。9月下旬、ニミッツの飲料水タンクがジェット燃料で汚染されているのを乗組員が発見し、同空母は2週間運航を止めていた。 空母は、艦隊で最古参の古参の巡洋艦であるUSSバンカーヒル(CG-52)、駆逐艦部隊9の誘導ミサイル駆逐艦USSディケーター(DDG-73)、USSポール・ハミルトン(DDG-60)、USSチョンフン(DDG-93)、USSウェイン・E・マイヤー(DDG-108)、USSシュープ(DDG-86)5隻と

ボーイングが新型対潜兵器HAAWCの量産契約を米海軍から交付

HAAWC High Altitude Anti-Submarine Warfare Weapon Capability. Boeing image. 米海軍が高高度対潜水艦戦用兵器(HAAWC)の量産契約をボーイングに交付した。   以下ボーイング社プレスリリースより。 米海軍は、ボーイングに対し、高高度対潜水艦兵器能力 High Altitude Anti-Submarine Warfare Weapon Capability (HAAWC)の量産契約を締結し、数ヶ月以内に作業を開始する予定を明らかにした。 HAAWCは、ボーイングP-8Aポセイドンの巡航高度以下でもMK54魚雷の発射を可能にする全天候型アドオンキットだ。 契約には、海軍と海外顧客向けに、HAAWCの ALA (Air Launched Accessory)キットとコンテナ生産が含まれる。また、ボーイングは、設計研究、試験、試作、生産関連問題の分析などのエンジニアリングを提供する規定となっている。修理サービス条項には、政府所有の HAAWC ALAと関連ハードウェアおよび機器のハードウェア修理および保守サービスが含まれる。また、海軍は本プログラムをサポートする予備ハードウェアを調達することができる。 ボーイングHAWCは、マーク54魚雷に取り付けるALA(Air Launch Accessory)キットで構成され、精密誘導式滑空兵器に変身させる。ALAの分離地点でスタビライザーを展開し、意図したとおりに入水する。 (Boeing illustration) この最新兵器システムをP-8A多用途海上哨戒機に搭載するのは、高高度かつ長距離から対潜戦を行う海軍の作戦上の必要性を満たすためだ。MK 54が、GPSが有効な環境でも無効な環境でも、精密な滑空兵器に変身する。P-8Aの全飛行範囲で対潜水艦作戦が可能となる。 世界各地で運用されているP-8は、現在までに45万時間以上の無故障飛行を達成してる。同機は長距離対潜戦、対地戦、情報、監視、偵察機として、広域、海上、沿岸での作戦が可能で、世界各地で人道的、捜索救助活動も行っている。■ Boeing receives HAAWC full rate-production contract from U.S. Navy - Naval News Naval

ニミッツ打撃群に帰国命令。海上展開は240日超。米海軍は空母の作戦体制を長期間海上で維持することで世界情勢の変化に対応している。

  USS Nimitz (CVN-68) steams in the Indian Ocean on Jan. 6. US Navy Photo     U SSニミッツ(CVN-68)が八ヶ月にわたる海上展開を終了し、米西海岸に向かう。これはロイド・オースティン国防長官の命令によるもので、米政府関係者二名がUSNI Newsに確認した。 . このまま米本国へ戻れば、ニミッツ打撃群は2月末までに帰港するが、2月1日時点で240日にわたる展開となっていた。これは昨年USSエイブラハム・リンカーン(CVN-72)の294日に次ぐ長さだ。   米海軍最古参となったニミッツと随行艦は6ヶ月にわたり中東を中心に展開し、イランとの緊張が高まる中で米軍プレゼンスを2019年5月から示してきた。   クリス・ミラー長官代行(当時)から同打撃群は大晦日に帰国命令が出たが、トランプ政権は1月はじめにイランがカセム・ソレイマニ殺害一周年に不穏な動きに出るのを警戒し、帰国命令を取り消していた。   ニミッツの母港はワシントン州ブレマートン、その他打撃群はサンディエゴが母港で家族との再会は久しぶりとなる。ニミッツは定期点検を終え、乗組員はCOVID-19感染を予防するため二週間の措置期間に入っている。   同打撃群はソマリア沖への展開、インド海軍との共同訓練を経て、昨年7月からオマーン湾、北アラビア海で作戦展開していた。   海軍作戦部長マイク・ギルデイ大将はニミッツに交代する打撃群は未定とした。アイゼンハワー空母打撃群は東海岸で配備前訓練中で、ソマリア沖にはマキンアイランド揚陸即応集団が海兵隊F-35BライトニングII共用打撃戦闘機一個飛行隊を搭載し展開中だ。■   この記事は以下を再構成したものです。 USS Nimitz Heading to West Coast After SECDEF Orders Strike Group Home - USNI News By: Sam LaGrone February 1, 2021 12:23 PM • Updated: February 2, 2021 6:56 AM

米海軍向けF-35Cの前方配備先として岩国基地が浮上

一番遅れてF-35運用を開始する米海軍はF-35Cをどう運用するのでしょうか。センサー中継機に登用するとの構想もありましたが、攻撃の先乗り部隊に使うのでしょうか。いずれにせよ岩国基地が重要度を上げるのは確かなようです。   Get Ready, China and North Korea: The F-35C Is Headed to Japan 中国、北朝鮮は心せよ。F-35Cが日本配備を控えている Dave Majumdar April 2, 2018 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/get-ready-china-north-korea-the-f-35c-headed-japan-25191 米 海軍はロッキード・マーティンF-35Cを2021年以降に日本へ配備し、中国への抑止力効果を期待する。読売新聞の報道で海軍は海兵隊岩国航空基地に同機を配備するとした。 「空母航空隊CVW5はF-35CライトニングIIを2021年以降に受領する」と米海軍は読売新聞取材に答えている。「F-35C飛行隊は前方配備でMCAS岩国に配備される」 F-35CはCVW-5に配備中のボーイングF/A-18E/Fスーパーホーネットと交代する。現在は厚木基地に置かれているが、厚木配属の機数を60機減らす過程が始まっている。 海軍がF-35C部隊を最初から岩国に配備するのは海兵隊がSTOVL型のF-35Bを同基地に先に配備しておりF-35C運用に必要なインフラが完備しているので別のインフラ投資が不要となるためだ。 F-35Cは空母搭載をUSSカール・ヴィンソンで2021年開始する。海軍は正式な実戦能力宣言を2019年の想定でブロック3Fソフトウェアの実用テストが続いており、作戦能力獲得は2018年末と見込む。 「F-35事業全体のIOT&Eは9月に始まるので海軍向けF-35CがIOCを実現するのはIOT&Eと関連しつつ実証結果が出てからとなる。3Fの威力をIOT&E段階で確認するが、2019年2月の目標まで時間が足りないのも事実」とデイル・ホーラン少将(共用打撃戦闘機の艦載運用推進責任者)はUSNI Newsに買っている。「DoDとしては新型機をテスト

南シナ海で米艦艇を追尾してくる中国の不気味な動きに注意が必要

中国海軍の動きは注視する必要があり、シーマンシップの「常識」が通用しない同海軍というか解放軍の実態は世界が等しく認識すべきです。国際法を遵守しないと公言するのなら実力で対応する事態に進むでしょう。米海軍は淡々とした態度ですが、いったん予想外の事態が発生しないとも限りません。照準レーダーの照射という事件もありました。日米が一線を超えないのをいいことにますます非常識な行動をPLANが撮れば大変な異なると認識させないといけませんね。 China shadows U.S. warships amid rising tensions in Asia Kirk Spitzer, USA Today 9:23 p.m. EDT June 15, 2016 http://www.defensenews.com/story/military/2016/06/15/china-shadows-us-warships-amid-rising-tensions-asia/85960100/ (Photo: Kirk Spitzer, USA TODAY) ABOARD THE USS JOHN C. STENNIS — マラバール国際海軍演習が今週始まったが、招かれざる客が見つかった。中国海軍の艦艇だ。 これは驚くべきことではない。人民解放軍海軍PLANの艦艇がこの海域で米海軍艦艇を追尾するのは日常になっている。 米海軍によればUSSジョン・C・ステニス空母打撃群が三月に南シナ海に入るや中国艦艇が追尾を始めた。原子力空母ステニスは六か月のアジア太平洋パトロール任務の終わりに近づいている。同打撃群には水上艦四隻とロサンジェルス級攻撃潜水艦一隻が加わっている。 「PLAN艦船は南シナ海各地に定期的に出現しています。中国艦は一日24時間毎日常に目視距離で航行しています」とマーカス・ヒッチコック海軍少将(ステニス打撃群司令官)は述べている。 先週は二回にわたりPLAN艦艇が日本領海に侵入または接続海域を航行しており、東シナ海の尖閣諸島もその中に含まれていた。米国のもっとも親密な同盟国日本は早速非難の声を上げた。 米、インド、日本の海軍艦艇が一週間にわたる合同演習をフィリピン海で15日開始し、演習海域は日本南端部からもさほど遠くない。 米