電磁式ドローン発射装置、垂直発射システムを搭載した中国商船が登場
–中国は戦争の形態を変えようとしており、民間商船がいきなり攻撃手段に変わるとしたら、阻止することが困難となりそうです
USNI News
アーロン=マシュー・ラリオサ
2026年1月7日 15:39
中国商船「中達79号」は、2025年12月から2026年1月上旬にかけて上海の滬東造船所で、近接防御兵器システム、垂直発射システム、レーダーを含む多数のコンテナ化兵器を受領する様子が確認された。X提供写真
ここ数週間で、武装および航空機発射装備を装備した中国の民間船がが確認され、北京が民間コンテナ船隊に戦時任務を遂行させようとしている姿を浮き彫りにしている。
上海の滬東-滬東造船所で中国商船が、近接武器システム、垂直発射システム、レーダーなど多数のコンテナ化兵器を受領する様子が確認された。兵器システムの側面に記された中国語は「コンテナ化兵器モジュール開発キット」と訳された。同船には計60基の垂直発射システムセルが装備された。
船舶追跡サイトで中達79と確認された同船は、中国人民解放軍海軍(PLAN)の076型四川(51)強襲揚陸艦(固定翼ドローン発射可能な電磁カタパルト装備)の近くにいた。中達79が兵器化コンテナを装備した直後、全長97メートルの同艦付近で無人航空機(UAV)と地上型電磁カタパルトシステムが確認された。数日後には、ミサイル発射セルの一部が置き換えられ、これらの航空関連装備がコンテナ船に搭載されているのが確認された。
中達79付近で確認された無人機の多数は、戦闘機スタイルの協調型無人航空機であった。四川の支援も想定されるこれらの機体は、北京の海軍航空戦力と長距離防空作戦を強化する。中国の無人航空機開発は、2025年の軍事パレードで顕著に紹介された。
中達79への無人戦闘機と電磁カタパルトシステムの配備は、中国が数百隻に及ぶ民間プラットフォームに射出装置を展開できる能力を示す。こうした船舶への軍事技術装備は、民間商船が大規模戦闘作戦や敵対国飛行場・港湾への奇襲攻撃(特に第一・第二列島線内の目標)を支援する可能性を秘めている。
中国軍が、北京の軍事作戦を支援するデュアルユース能力として開発された同国の商船隊全体にこれらの構成を追求するかどうかは不明である。中国の民間船舶統合の最も顕著な事例の一つは、台湾侵攻の可能性時に人民解放軍地上部隊の兵士を大量輸送可能な大型フェリーとの連携である。
ミサイル装備・ドローン搭載能力を備えた民間コンテナ船の登場は、北京の軍事近代化における一連の節目と時期を同じくしている。これには055型駆逐艦からの極超音速対艦弾道ミサイル最終試験や、中国による大規模な空母増強を米国防総省が主張した事例などが含まれる。■
アーロン=マシュー・ラリオサ
アーロン=マシュー・ラリオサはワシントンD.C.を拠点とするフリーランスの防衛ジャーナリストである。
Chinese Merchant Ship Sports Electromagnetic Drone Launcher, Vertical Launching Systems
January 7, 2026 3:39 PM