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ステルス機の優位性はどんどん失われつつある 

Can China’s New Destroyer Find U.S. Stealth Fighters? USNI News By: Dave Majumdar Published: May 14, 2014 10:45 AM Updated: May 14, 2014 11:33 AM 人民解放軍海軍のタイプ052D旅洋III級駆逐艦の一号艦 PLAN Photo 中国の新型駆逐艦タイプ052旅洋-III Luyang 級はロッキード・マーティンF-35ライトニングIIステルス戦闘機を探知できるのか。  同艦が搭載する新型レーダーに関する英国、中国、ロシア各報道では可能としているが、その根拠ははっきりしていない。このうち、ロシア地政学問題研究所のコンスタンティン・シブコフ Konstantin Sivkov, director of the Russian Academy for Geopolitical Issues が同駆逐艦のアクティブ電子スキャンアレイ(AESA)方式のレーダーはF-35を350キロメートル先から探知、追尾し、兵器を誘導できるとしている。 . タイプ052Dが搭載するタイプ346AESAレーダーとタイプ518LバンドレーダーはCPMIEC HQ-9B艦対空ミサイル防衛システムと一体運用される。HQ-9Bの有効射程は200キロメートルといわれる。 シブコフの説明には疑わしいところもあるが、すべてが誤りではないようだ。タイプ346レーダーがイージス艦が搭載するSバンドのロッキードSPY-1レーダーと同等の性能である可能性はある。 中国国内報道でH9ミサイルの初発射が報道された(2012年) . 戦術機サイズのステルス航空機は高周波帯のC,XあるいはKuバンドへの対応を最適化している。ただし周波数の波長が一定限度を超えると共鳴効果が発生して、機体のシグネチャが大きく変化することがある。 たとえば尾翼が波長の8倍を下回ると共鳴現象が発生する。小型ステルス機ではレーダー吸収剤の塗布の厚さに限界があることもあり、特定の周波数帯に最大効果を発生するように最適化してある。 ただし、ステルス機は低周波数レーダー(SやLバンド)に対してレーダー断面積が変化していくので、ステルス機の

F-35は電子戦で限界あり EA-18グラウラーの支援が不可欠

Growler Advocates Outline Stealth Vulnerabilities By Amy Butler Source: Aviation Week & Space Technology aviationweek.com March 24, 2014 Credit: U.S. Navy 厳しい予算環境の中でペンタゴンの2015年度予算はステルスF-35向け予算を最優先しているが、そのしわ寄せがどこに出るのか業界筋は注視している。 実質的に一計画に焦点をあてると電子戦(EW)で合衆国の優位が危うくなり、F-35でさえも防御目的のジャミング支援機がなければ防御固い敵の領空の「バブル」突破は難しいと業界筋はみる。 アフガニスタン、イラクの治安維持作戦での支出のためこれまで10年以上にわたり研究開発及び調達の支出が切り詰められており、ペンタゴン内部でEWの計画立案が重点的に取り組めない状態になっているという。アル・シャファー国防次官補代行(技術研究開発)も「作戦分析を中断している」と認める。 ペンタゴンのEW戦略を批判する向きは2015年度予算で米海軍が ボーイング のスーパーホーネット生産ライン活用が最後となると指摘している。海軍は予定通りならEA-18Gグラウラー138機を調達して空母航空隊に5機ずつ配備する。海軍によればグラウラー追加22機調達を2015年度の要望リストに載せたが、予算管理法による支出制限が緩和されないと海軍は追加調達ができず、ボーイングは自社費用での生産を迫られるという。 一方で空軍はEC-130電子攻撃機のうち半分にあたる7機をモスボール保管にして315.8百万ドルを節約する予定で、ジム・ジョーンズ少将(作戦、立案、予算要求担当) Maj. Gen. Jim Jones, director of operations, plans and requirements はEC-130の代替手段があるのかと問われて、情報開示は拒んだものの、「不満足な」解決手段しかないことを認めている。この分野の実戦能力は秘密のうちに開発が進んでいるのかもしれない。 超短波(VHF)レーダー の出現がステルス懐疑派の中で大きな話題になっている。同レーダーでステルス機探知が可能となる。