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日本が注目しないニュース:米国がソマリア国内のISISへ空爆を複数回実施(Task & Purpose)―ISは消滅したのではなく活動が目立たなくなっているだけなので警戒心をゆるめてはいけません。日本に必要なのは地政学の視点です

  U.S. Africa Command photo. ソマリア北部での作戦は、トランプ大統領2期目で最大の軍事作戦となった 米 軍はソマリア北部で空爆を2月1日開始し、同国内のイスラム国支部のメンバーを標的にした。米アフリカ軍司令部AFRICOMとピート・ヘグセス国防長官は、土曜日にこの作戦を発表した。トランプ政権が発表したソマリアでのアメリカ軍の作戦はこれが初めてである。トランプ前大統領は、アフリカ諸国内で大規模な空爆を行った。 攻撃はソマリア北部のプントランド州で行われ、ヘグセスはゴリス山脈内で発生したと明言した。AFRICOMによれば、攻撃でISISの "複数の"工作員が殺害された。ドナルド・トランプ大統領はソーシャルメディアで、この作戦はISISの幹部計画者を標的にしたと明らかにした。 使用された正確な軍事資産は特定されていないが、AFRICOMはその発表とともに、USSハリー・S・トルーマン艦上で運用されている第1空母航空団の写真を公開した。この航空団とトルーマン空母打撃群は、イエメンのフーシ派に対する軍の戦いの一環として、数週間前から紅海やイエメンとソマリア近海で活動している。 ソマリアの大統領府は、「ソマリアは、このような事態が発生することを恐れている」と述べた。ハッサン・シェイク・モハムド大統領府もXで空爆を確認し、米国から報告を受けたと述べた。 今回の空爆は、米軍が1月30日にシリア北西部で空爆を行い、アルカイダ系組織「フーラス・アルディン」の指導者を殺害した後に行われた。 これがトランプ政権下で初めて発表された軍事行動だった。トランプ第1次政権時代、米国はソマリア国内で大量の無人機攻撃、空爆、特殊作戦を実施し、合計219回に及んだ。最初の任期では、前任のバラク・オバマよりも無人機攻撃の回数が大幅に増加し、ジョージ・W・ブッシュよりも無人機戦争をエスカレートさせた。■ NICHOLAS SLAYTON CONTRIBUTING EDITOR Nicholas Slayton is a contributing editor for Task & Purpose, covering conflict for over 12 years, from the Arab Spring to the war in Ukrain...

★F-5E対MiG-21の知られざる空戦 勝敗は?

F-5やMiG-21は当時から途上国向けの機体と言われてきましたが、実際の空戦が1970年代に発生していました。機材の性能よりも訓練含む支援体制の質が空の上で大きな結果を生むという事例ですね。日本にも参考となるのではないでしょうか。 We go to war so you don’t have to Which is Better, the F-5E Tiger II or the MiG-21? A forgotten African war answered the question by TOM COOPER https://warisboring.com/which-is-better-the-f-5e-tiger-ii-or-the-mig-21-e92e5c5a1ef3#.u98gy4qmo ノースロップF-5EタイガーII、ミコヤン・グレビッチMiG-21のどちらが優秀かとの問かけは数多くあり、答えも多様にあったはずだ。軽量かつ安価で取り扱い容易な両機種は合計で15千機も生産され、最盛期には60カ国以上の空軍が供用し、今でも両機種が稼働している国がある。 実は両機種の対戦事例があり、しかも一回だけでなかった。忘却の彼方に過ぎ去ったる戦いの帰趨を決定したのが両機種による初の空中戦だった。 1970年代中頃のエチオピアは政治的混迷を深め軍事クーデターで米国寄りのハイレ・セラシ皇帝が排除された。1974年のことで血なまぐさい内戦が三年間続いた。 エチオピア連邦のエリトリア、オガデン、ティグレイの三州では小規模内乱が全面戦争になり、エチオピアは崩壊一歩手前で軍と治安維持部隊は混乱し、主権維持もおぼつかない状態になった。 そこでソマリア政府はかねてから狙っていた政治目標「不当に占領されたソマリア領土」の回復で絶好の機会ととらえた。特にソマリア系住民の多いオガデンを第一目標とした。 米空軍の訓練を受けたエチオピア空軍第五飛行隊のパイロットたち 。 Photo via S.N. ソマリアの戦闘構想は比較的単純でソ連軍事顧問の助けも借りた情報評価に基づきエチオピア軍は簡単に崩壊すると見ていた。 そこでソマリアは全軍の準備態勢を整え、1977年7月13日に国境を超え侵攻を開始し、地上部隊支...

ソマリア空爆でテロリスト集団最高指導者の排除を図った米軍特殊作戦部隊

公安調査庁によれば今回の標的となった組織もイスラム国樹立を目指しており、場所は違いますが、イスラム国への対応の一環とみることもできます。ペンタゴンからの歯切れの悪い情報開示は特殊作戦であることに加え、ソマリアが米国には忌まわしい記憶が残る地でもあり、結果報告で配慮しているのでしょう。 Pentagon Targeted Al-Shabaab Leader in Somalia Strike By: Dave Majumdar Published: September 3, 2014 8:27 AM Updated: September 3, 2014 8:27 AM アーメド・アブディ・アルムハマッド別名アーメッド・ゴダネ 撮影時期不明 ソマリアでテロリスト組織アルシャバアアブ Al-Shabaab を狙った空爆を月曜日に実施したペンタゴンだが、指導層を排除できたのか不明のままだ。 空爆の標的は組織の最高指導者アーメッド・アブディ・アルムハマッド Ahmed Abdi al-Muhammad 別名アーメッド・ゴダネ Ahmed Godane で2013年のウェストゲートモール(ケニア・ナイロビ)襲撃事件を実施したと自ら認めている。 「作戦結果は評価中で、追加情報は適当となった時に提供する」とペンタゴン報道官ジョン・カービー少将は9月2日に報道陣に述べている。「作戦の具体的情報は、部隊名、情報の出所、戦術、方法など含め一切お知らせできない」 ただカービー少将によれば空爆には米陸上部隊も加わり、首都モガデシュで実施されたという。空爆でゴダネ含むアルシャバアブ指導部がいたとされる野営地が破壊された。 「昨日東部標準時間11:20ごろ、米特殊作戦部隊が有人機無人機を使い、野営地1と車両をヘルファイヤミサイルとレーザー照準弾で破壊した。」(カービー) ただ作戦に投入した機種や所属はあきらかにしていない。たださい、米特殊作戦司令部 Special Operations Command (SOCOM)  には米空軍所属の ジェネラルアトミックス MQ-1プレデターとMQ-9リーパー無人機が配属されている。 SOCOMは特殊作戦用ヘリコプターやガンシップに改造した輸送機も運用中。 ...