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無人機が無人機を空中発進させ、回収する日が近づいている。XQ-58がこのたび小型無人機を空中発進させる実験に成功した。

      X Q-58が小型無人機を機体兵装庫から発射し、米空軍は将来の戦闘形態で新しい一歩に踏み出した。 ステルス機形状のXQ-58Aヴァルキリー無人機が兵装庫からミニ無人機を発射し、無人機が無人機を運用する新しいチーム形成の突破口が開いた。チームの目標は協調型かつ自律運航可能な無人機からミニ無人機を発進させ、有人装備操作員とともに機能させることにある。今回成功したのは空軍研究本部で実施日は3月26日、場所はアリゾナ州ユマ実験場だった。ヴァルキリーの飛行テストとしては六回目で初めて兵装庫からミニ無人機を放出したと空軍が発表している。   ヴァルキリーが発進させたのはクレイトス製のALTIUS-600ミニ無人機で同機兵装庫を飛行中に開放したのは今回が初と空軍は説明。ヴァルキリーは追加テストポイントも達成し、従来のテストを上回る速力、高度を達成したとある。無人機で無人機を発進させる能力が実現したことの意味は大きく、空中発射でしかも空中回収可能な無人装備の運用は大きな進歩となる。   今回の実証から新しい可能性が戦術面で生まれる。無人機が無人機を空中発進させ、ミニ偵察装備として強固な敵空域や脅威対象に対応させる可能性が開けるからだ。小型サイズを武器に撃墜される可能性が低いだけでなく、小型無人機は攻撃手段にも転用できる。ヴァルキリーは有人機との組み合わせ運用で爆弾投下など武器運用も可能となっている。   今あるデータを見るとヴァルキリー(全長28フィート)は最高速度650mphでJDAM(精密誘導共用直接攻撃爆弾あるいは小直径爆弾を運用できるとある。   有人機無人機の組み合わせ運用で従来なかった運用が可能となった。ヴァルキリーは「忠実なるウィングマン」構想で開発されており、F-22やF-35といった有人機のコックピットから運用可能となる。前方の監視偵察への投入以外にミッション範囲を拡大するテストが行われており、敵地上空から爆弾投下する機能も実現するだろう。そこに最新テストでは有人機-無人機-無人機の多重チーム編成が実現し、敵地へさらに深部まで作戦範囲を拡大しながら、リアルタイムで敵映像を送り、標的データをネットワークで共有できるようになる。   空軍上層部はヴァルキリーのような新型装備で今までは不可能だった付加価値の実現を話題にしており、作戦効率を急激に引き上げる手段