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主張 フォード級航空母艦の建造は今すぐ中止すべきだ(The National Interest)

  敵が空母の有効性を否定する、より安価な方法を開発しているのに、レガシー・システムとしての空母を建造し続けることは無責任としかいいようがない。さらに米国の敗北につながりかねない。 高価で技術的にも野心的なフォード級空母を含め、米海軍の空母への依存は、中国の高度な対アクセス/領域拒否(A2/AD)システムのような脅威が進化する時代において、精査が一層必要だ -空母はアメリカの海上支配の象徴であり続けているが、より安価で俊敏なミサイルシステムに対する脆弱性で、ますますリスクの高い投資となっている。海軍は現代の課題に対処するために、潜水艦、無人装備、極超音速兵器、指向性エナジーシステムに予算をシフトすべきだと批判派が主張している。 -これらの先端技術より空母を優先し続ければ、米海軍が将来の紛争に備えられず、貴重な資源を浪費する危険性がある。 -フォード級のジレンマとして、敵にとって10億ドルの標的になっているのに米海軍は空母への愛情を捨てきれない。 第 二次世界大戦以来、フラットトップはアメリカ海軍水上艦隊の中心であった。アメリカの海洋兵力の主要な投射手段であり、最新、最大、そして最も洗練された浮遊航空基地がない艦隊は考えられなかった。 だが、こうした空母の議論は、戦艦推進派が80年前に展開した主張と不気味なほど似ている。 当時、米海軍の戦力増強の中心は戦艦であり、空母は艦隊の補助的要素とみなされていた。だが第二次世界大戦で日本が真珠湾を奇襲攻撃した後、すぐに変わった。 今日、海軍(とその支持者である議会)はまるで1999年のままのように活動している。アメリカの軍事的優位性に対する真の挑戦はない。空母は地球上のどこにでも好きなように行き来できる。現地の人々ができることは、フラットトップが外国の海岸にアメリカの意志を押し付けるために現れたとき、アメリカの威力に畏敬の念を抱くことだけだ、というものだ。 しかし、アメリカの敵には別の計画がある。 アメリカの世界支配の継続に反対しているのは、他でもない中華人民共和国(PRC)である。PRCは独自の初歩的な空母戦力を構築しているが、それ以上に、最大の海軍戦力投射プラットフォームである空母をアメリカから奪うことに関心を寄せている。中国がこれを計画しているのは、強力な対空/領域拒否(A2/AD)システムの兵器庫のおかげである。...

新型フォード級空母で米海軍空母戦力はここまで変わる

  フォード級の建造は5号艦まで計画があり、ジョン・F・ケネディ、エンタープライズまで建造がはじまっております。Warrior Maven記事からのご紹介です。 フォード級空母はニミッツ級より自動化が進んでいる 海 軍航空の世界は常に進化しており、USSフォード(CVN-78)がその最前線にいる。USSフォードは、正式名称USSジェラルド・R・フォード、アメリカ海軍航空母艦の同クラスの主力艦である。 フォードは、海軍工学と技術進歩の頂点を代表する艦であり、現代の空母が達成できることの新たな基準を打ち立てた。海軍航空における伝統と近代化の融合を際立たせている。 フォードは前身のニミッツ級空母から大きな進化を遂げ、航空における新時代の到来を告げている。現在、同艦は地中海で活動中だ。 フォード級とニミッツ級の比較 フォード級空母は、ニミッツ級空母の初期建造艦より自動化が進んでおり、海軍は乗員を数百名削減できる。これだけでも大きなコスト削減になる。 満載排水量10万トンのフォード級空母は、大きさではニミッツ級に匹敵し、能力と技術的洗練度ではニミッツ級を上回る: 発電容量: フォード級空母は2基の原子炉で、ニミッツ級が発電する200メガワットの3倍にあたる600メガワットの電力を発電する。 航空機発進・回収システム: ニミッツ級空母で使用されていた蒸気カタパルトに代わるのがEMALSだ。EMALSは、より軽量な無人システム含む、より幅広い航空機の発進を可能にし、機体の摩耗を減らすことで耐用年数の延長につながる。また、ニミッツのシステムより優れた先進的なアレスティング・ギア(AAG)システムを採用し、メンテナンスと工数を削減しながら能力を向上させている。 レーダーシステム: フォードは、より高度なレーダーシステム、防御兵器、そして将来的にはレーザーのような指向性エネルギー兵器にも対応できる可能性があり、索敵、追跡、複数のミサイル照射が可能で、敵機やミサイルを探知することができる。 防御システム: フォード級は、ミサイルや敵機に対する強力な防御システムとして、進化型シースパロー・ミサイル(ESSM)を各8発搭載したミサイル・ランチャーを2基、ローリング・エアフレーム・ミサイル・ランチャーを2基、ファランクス近接武器システムを4基搭載している。 興味深いことに、フォード級の...

フォード級二号艦ジョン・F・ケネディの海軍引き渡しが遅れる

  ニューポートニューズ造船部門のピア3に空母ジョン・F・ケネディ(CVN-79)が鎮座している。同艦は約76%完成し、最終艤装とテストを進めている。 Huntington Ingalls Industries photo. 今週発表の2024年度予算案によると、フォード級空母2号艦は、想定より1年遅い2025年に海軍に引き渡されるとある 海軍は、将来の空母ジョン・F・ケネディ(CVN-79)の納期を2024年6月から遅らせ、艦のPSA(Post Shakedown Availability)を変更し、建造中に作業多数を行うことにした、と2024会計年度の予算文書で記載している。 海軍によると、変更スケジュールは、ケネディがインド太平洋に展開する準備の完了を保証しますものだという。 「このアプローチで、インド太平洋地域に配備される最初のフォード級航空母艦としてCVN 79を準備し、CVN 79がPSAを実施するため引渡し後に造船所にとどまる時間を減少させる」と文書にある。 2020年、海軍はケネディを一期納入に切り替えた。その決で、予算書によると、ケネディの詳細設計と建設契約に2年分のの作業が追加された。 追加作業とスケジュールは、ニューポートニュースがF-35CライトニングII統合打撃戦闘機とエンタープライズ航空監視レーダーを空母に搭載する改造と、USSジェラルド・R・フォード(CVN-78)建造時に造船所が発見した問題の修正を行うためと予算書は述べている。 「追加期間と新しいシステムの組み込みをサポートするために、エンジニアリングとロジスティクス製品、および新しい戦闘システムのライトオフと認証の追加資金が必要だ」と文書は述べている。 2019年12月にHIIのニューポートニューズ造船所でケネディが命名されたとき、同空母は2022年納入を予定していた。しかし、当時の海軍は、ニューポート・ニューズで艦の大部分を建造したあと作業を一時中断し、後から追加システムを導入するデュアルフェーズ・デリバリー計画を進めていた。 二段階納入の目的は、海軍のヤードでの建設スケジュールを節約しつつ、ケネディの艦隊編入とUSSニミッツ(CVN-68)の退役が重なり、財政的にも人員的にも負担になるのを避けることにあった。また、最新の電子機器を空母に搭載できるようになると海軍は述べて...

9代目となるUSSエンタープライズ(CVN80)の起工式が8月27日に行われました。若いオリンピック選手の贈ったことばがかっこいい。

  次期エンタープライズになるフォード級空母が起工されました。以下、米海軍の広報資料からお伝えします 。 プログラム・エグゼクティブ・オフィス・エアクラフト・キャリア広報部発表資料   ヴ ァージニア州ニューポートニューズのHII-ニューポート ニューズ 造船所(NNS)で2022年8月27日土曜日、オリンピックメダリストのシモーン・バイルズSimone Bilesとケイティ・レデッキーKatie Ledeckyが、「ここに、USSエンタープライズのキールが真正かつ公正に敷かれたと宣言します」の言葉とともに、鋼板にイニシャルをチョーキングし、熟練溶接作業員がエンボス加工し未来のUSSエンタープライズ(CVN 80)のキールに貼り付けた。   レデッキーは全米最新鋭の空母の歴史的な起工式に出席し、バイルズはテキサス州スプリングから事前録音されたメッセージで参加した。5年前の2017年8月24日、バイルスとレデッキーは、USSジェラルド・R・フォード(CVN78)級空母の3番艦エンタープライズ建造の最初のマイルストーン、ファーストカットオブスチール式典に出席していた。   土曜日、NNSの溶接工エフォニー・キングとジョナサン・リショーが小さな鋼板に選手のイニシャルを溶接し終えると、NNSのリードリガー、マイク「チリ」ウィリアムズがレデッキー選手に無線機を渡し、レデッキー選手はNNSのクレーンオペレーター、チャーリー・ホロウェイに688トンのキールユニットをドライドックに下ろすよう命じた。これは、CVN80が完全に組み立てられると、エンタープライズの前方半分を支える部分だ。セレモニープレートは、キールに永久に貼り付けられる。   2022年4月5日、NNSがエンタープライズの最初の「スーパーリフト」でキールユニットを搭載して以来、エンタープライズ建造は予定通り進んでいる。最初の主要構造部材が設置され、作業員は、事前装備済みモジュールを結合し、乾ドックで空母の組み立てを続けている。   空母プログラムエグゼクティブオフィサー(PEO CV)のジェイムズ・ダウニー少将Rear Adm. James P. Downeyは、「これは艦とクラスにとって重要なマイルストーンです」と述べた。「造船所はUSSジェラルド・R・フォー...

フォード級は最後の空母になるのか。

    フォード級航空母艦  Image Credit: US Navy.     最後の空母? 先月、アメリカ海軍の最新かつ最大の空母、USSジェラルド・R・フォード(CVN-78)が今秋、多国間演習に参加すると発表された。新型原子力超大型空母の同艦は、出港時には「部分的な航空団」をも有することになる。  同空母は2017年7月22日にアメリカ海軍に就役したものの、まだ処女配備に至っていない。2020年半ばの政府検査院報告書(今夏更新)では、CVN-78は武器エレベーターをはじめ、定期的に洗浄する必要があるトイレシステムの詰まりなど、多くの重大問題に直面していると警告されている。また、昨年の国防総省報告書では、電磁式航空機発射システム(EMALS)に問題があり、戦闘に耐えられないとされている。  新技術に問題はつきものだが、同艦は1年半の試験期間で半分近くを洋上で過ごした。さらに、1987年のセオドア・ルーズベルト(CVN-71)の衝撃試験で受けたダメージの20%という、優れた設計をアピールするための衝撃試験も4ヶ月間行われた。   最新で最後の空母になるか? 初めて自力航行するUSSジェラルド・R・フォード(CVN-78)。40年ぶりの新型空母となった同艦は、数日間にわたって建造者海上試験を行い、重要システムや技術を総合テストした   CVN-78はアメリカ海軍の最新鋭空母で、USSジョン・F・ケネディ(CVN-79)は2024年に就役する予定だ。世界初の原子力空母であるUSSエンタープライズ(CVN-65)をUSSジェラルド・R・フォードが代替したように、CVN-79は米海軍の原子力空母クラスの初号艦USSニミッツ(CVN-68)の後継艦となる。  現時点の計画では、フォード級空母は今後40年間、ニミッツ級空母と1対1で交代する。 ハンティントン・インガルス・インダストリーズ (HII)傘下のニューポートニュース・シップビルディングが、ジェラルド・R・フォード級空母3番艦、将来のUSSエンタープライズ(CVN-80)の式典用キール設置を行うと発表したのは、つい先週のことだ。  式典は8月27日の予定で、「エンタープライズ」の名を冠する9隻目の米海軍艦艇の建造が正式に開始される。  CVN-80の最初の鋼...

フォード級の後の米空母像を探る検討作業が始まった---超大型原子力空母か通常型軽空母か

米 軍は超大型原子力空母の次の姿を調査研究二案件で模索している。  ともにさらに大型の原子力空母を求める声で共通している。だがペンタゴンがこれまでの流れを否定し、通常型で小型の「軽空母」へ向かう可能性もある。 2020年初頭に海軍は航空母艦の要求性能について正式検討を開始し、フォード級超大型空母5隻の後継艦の姿を模索しはじめた。フォードは就役ずみで、第五号最終建造艦の就役は2032年ごろになる。 これが「次世代空母2030タスクフォース」による検討で、これとつながるのが国防長官官房が行っている空母検討作業で、2020年夏にまとまる。海軍が内部検討結果を公表するかは不明だ。 双方の作業から海軍の長期建造計画、議会による歳出へ提言が行われ、今後の軍事力構造が形成される。 海軍の予算環境に不確実性が増しており、直近でも艦艇建造計画の最新版の発表を遅らせざるをえなかったほどだ。  海軍の選択肢としては①単価130億ドルでフォード級建造を継続する ②新型艦を開発し、単価40億ドルとする ③アメリカ級強襲揚陸艦を追加建造し軽空母として配備する、の三つと言ってよい。 現有の超大型空母11隻で退役艦が発生しても後継艦建造しない選択肢もあるが、この可能性は最も低い。議会から空母12隻体制の堅持を求めらており、海軍は11隻運用での猶予を何度も要請している。 予算が伸び悩んでいるのも検討に影響を与えそうだ。現在の艦艇数294隻を2030年代のうちに355隻に拡大する構想に海軍が後ろ向きなのも当然と言える。 海軍上層部は艦隊規模拡大に巨額予算が必要なこと、無人艦艇技術が進展してることを指摘している。海軍の試算では有人艦艇60隻を追加すると2049年まで毎年250億ドルが必要となる。この金額は海軍のこれまでの支出規模のほぼ二倍に相当する。 小型無人艦艇は有人艦艇より安価だが現状の枠組みでは無人艦は「戦闘部隊」艦艇に計上できない。 「355隻体制が実現できるか。現状の財政状況から見れば305から310隻しか適正に人員配備、装備搭載、保守管理し、稼働させられない」とロバート・バーク大将(海軍作戦副部長)が2019年10月に述べていた。 予算面で悲観的な見方が続き、海軍の2021年度予算要求では戦闘艦艇建造は8隻予定と、これまでよ...