Photo by Serhat Cagdas/Anadolu Agency via Getty Images トルコ海軍に引き渡された水陸両用強襲揚陸艦TCG Anadoluは、同国最大の艦艇で艦隊旗艦となる ト ルコ海軍は4月10日月曜日、同国最大の新しい旗艦、TCG Anadoluの就役を祝い、スケジュールの都合で実際の引き渡しから約3ヶ月後となった就役式を祝った。「アナドル」は水陸両用強襲揚陸艦に分類されるが、トルコ関係者によると、各種武装ドローン空母として使用する計画もあるという。 スペインの水陸両用強襲艦「フアン・カルロス1世」の設計に基づき、アナドルは2018年からイスタンブール市内のセデフ造船所で建造された。わずか1年後で進水し、2022年に予備試験が完了した。セデフでの引き渡し式で、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、武器、戦闘システム、レーダー、赤外線捜索・追跡能力、電子戦スイートなど、アナドルの70%がトルコ製部品とコンポーネントを使用し建造されたことに言及した。 「この艦は、必要なときに世界のあらゆる場所で軍事・人道活動を行うことを可能にする」とエルドアンは述べた。「この艦を、トルコの地域指導的地位を強固にするシンボルと見ている」。 アナドルは、上部に大きな飛行甲板、後部にウェルデッキを備えた典型的な上陸用ヘリコプタードック(LHD)構成となっている。ヘリコプターや上陸用舟艇、軽装甲車や重装甲車を使い、水陸両用攻撃で戦力を投入することが目的だ。エルドアンは、指揮統制、医療支援、人道支援など、アナドルが提供できる追加能力についても語った。 2023年4月10日、イスタンブールのトゥズラで開催されたTCG Anadolu。Photo by Ozan Guzelce/via Getty Images エルドアンはまた、トルコが以前から構想していたコンセプトとして、各種武装ドローンを搭載・展開できるアナドルの能力も大きくアピールした。2015年の発注以来、アナドルは無人航空機の運用もできるユニークな多目的艦へと進化を遂げた。従来の有人回転翼機運用を超えて、戦闘用ドローンの軽空母として機能するはずだ。 すべての能力がミックスされることで、同艦は非常に高い柔軟性を持つことになる。 今年2月、アナドルの航空部門への移行を実現するた...
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