20年以上ぶりにドイツの軍艦が台湾海峡を航行する 中国はこの動きを非友好的と見ている ドイツの雑誌『シュピーゲル』によると、フリゲート艦バーデン・ヴュルテンベルクと補給艦フランクフルト・アム・マインが今月中旬、韓国からインドネシアに向かう途中で台湾海峡を通過する。 同誌は情報筋の話として、ベルリンはこの作戦を日常的なものと考えており、北京に正式に通知するつもりはないとしている。 当然のことながら、中国は満足していない。同国の外務省は、計画された通過に反対を表明した。 同省報道官は、中国は中国と国際法の下で他国が船を航行させる権利を尊重すると述べている。しかし同時に、「関係諸国が航行の自由という旗印で中国の主権と安全を挑発し、傷つけることには断固反対する」と述べた。 中国がドイツの動きに驚いているわけではない。2隻は5月7日に始まった世界一周航海の途中だ。出港する前から、北京は台湾海峡を通らないよう警告していた。 シュピーゲル誌によれば、このミッションはドイツ政府内で議論を呼んだ。国防省と外務省は通過を支持したが、首相官邸は当初、難色を示したという。 昨年春、ドイツのボリス・ピストリウス国防相は、インド太平洋を戦略的にますます重要な地域と呼び、「地域的なパートナーシップを強化し、この地域における信頼できるアクターとしての地位を固めたい」と述べた。 中国の共産党が運営する英字紙『環球時報』は、ドイツ軍艦の通過について、「米国のアジア太平洋政策に対する筋力強化の動きであり、うなずきであると見られるだろう」と述べている。 台湾に関する中国の標準的な反応は、台湾問題は中国の内政問題であるというものだ。 今年初め、中国が台湾と本土の統一に抵抗する人々への不満を強調したため、台湾周辺の空で武力示威が行われた。6月に台湾付近を飛行した中国軍機の数は、ここ数年ではるかに多かったと言われている。 ...
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