スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

ラベル(紅海)が付いた投稿を表示しています

「バトル・オブ・ザ・BAM」:紅海での初期の米海軍空母打撃群による戦闘作戦の内幕(Naval News) ― このように多大な負担をしている米国からすれば日本などタダ乗りとしか映らないのは当然でしょう

  . ニミッツ級空母USSドワイト・D・アイゼンハワー(CVN 69)に配属された水 兵たちは、米第5・第6艦隊の管轄区域への6か月の派遣任務を終え、ノーフォーク海軍基地に接岸する同艦の舷側を固める。(米海軍提供、マスメディア通信スペシャリスト2等兵ティモシー・ウォルター撮影) ア イゼンハワー空母打撃群は、最高レベルの展開前統合演習を行う米海軍の方法を再定義し、紅海でのフーシ派の無人機群や対艦弾道ミサイルとの戦闘期間を通じ、海軍航空部隊で数多くの「初」を達成した。 2023年末から2024年にかけて、ニミッツ級空母のUSSアイゼンハワー(CVN 69)は、国際貿易と航行の自由を支援するため、紅海とアデン湾で継続的な戦闘作戦に参加した。空母には、護衛を担当する空母打撃群2(CSG 2)の艦船が随伴し、2023年末にかけて、この地域に独自に展開されたアーレイ・バーク級駆逐艦の多数が随伴した。 アイゼンハワー空母打撃群(IKECSG)は展開に向けた最終準備を2023年10月初旬に終えた。同空母打撃群は、イスラエルとハマスの戦争開始からわずか7日後に第6艦隊に向け出発した。「艦船が最高の準備態勢にあることを確認するため」、出発は24時間遅らせられた。 アイゼンハワーを中心とする攻撃部隊は、クリストファー・“チョーダー”・ヒル大佐が指揮を執った。E-2Cホークアイの元飛行士ヒル大佐は、7ヶ月前にアイゼンハワー指揮官に就任していた。曇り空の土曜日の朝、ノーフォーク海軍基地のピア14Sからドックを出た。 アイゼンハワーに乗り込んだのは、ミッチェル・“ボマー”・マカリスター大佐(12月にはマーヴィン・“スターヴィン”・スコット大佐が後任)が指揮する空母航空団第2(CVW-2)であった。CVW-2は親しみを込めて「バトル・アクス」と呼ばれている。 空母には4隻の護衛艦が随伴した。USS フィリピン・シー(CG 58)、USS ラブーン(DDG 58)、USS メイソン(DDG 87)、USS グラブリー(DDG 107)である。各艦は米国東海岸沖でアイゼンハワーに合流した。各艦は、米海軍の最高峰の戦闘シミュレーションであるCOMPTUEX(Composite Training Unit Exercise)で合同訓練を行っていた。この訓練では、第6艦隊と第5艦隊で目にするよ...

アーレイ・バーク駆逐艦がMk45砲でドローンを撃墜した事例が昨年紅海で発生していた(The National Interest)―安価なドローン相手に高価なミサイルばかりうっていてはたまりません。今回は窮余の策で主砲を使ったようですが。

  米駆逐艦はドローンに対し5インチ砲の使用を迫られた ア メリカ海軍はMk45(5インチ)砲のアップグレードを進めている。同砲は1971年に就役し、その後50年にわたり更新されてきたもので、タイコンデロガ級誘導ミサイル巡洋艦とアーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦に搭載されている。  米海軍がこの兵器システムを搭載し続けるのか疑問に思っていた人は、木曜日にその答えを得たかもしれない。アメリカ中央軍(CENTCOM)の副司令官は、AFCEAと米海軍協会が主催したWEST 2025会議で、アーレイ・バーク級駆逐艦USSストックデール(DDG-106)が昨年秋に「5インチ砲を使用してフーシの未搭乗の航空機を撃墜した」と語った。 フーシの攻撃阻止に成功 USNIニュースによると、「ブラッド・クーパー副司令官は11月、ストックデールに乗艦していた」。 クーパー副司令官は、無人機が同艦に向かっており、"発見が遅れた "と説明した。撃墜命令は乗組員に伝えられ、同艦は5インチ砲でUAVを撃墜した。  「エキサイティングな瞬間だった。「いろいろなことがあったが、乗組員が集中し注意を払っている感覚を与えてくれました」。  アーレイ・バーク級駆逐艦USSストックデールとUSSスプルーアンス(DDG-111)は、フリーダム級沿海域戦闘艦(LCS)USSインディアナポリス(LCS-17)と合流し、「紅海からアデン湾に向かうバブ・アル・マンデブ海峡を通過していた」。  「だから忙しかったし、南に向かっていたので、戦いになっていたと言えるし、乗組員の誰もがそれを知っていた」とクーパーは付け加えた。 「フーシ派による複雑で、洗練された、組織的な攻撃だった。 米軍のミサイルが敵の標的の大部分と交戦するために使用されたが、駆逐艦はドローンの1機に対して5インチ砲を使用せざるを得なかった」。  駆逐艦が攻撃を受けたのは、11月が最後ではない。DDG-106は、12月上旬にアデン湾でUSS O'Kane(DDG-77)(同じくアーレイ・バーク級駆逐艦)と共に行動し、「3隻の米国所有・運営・船籍の商船」を守りながら、ドローン含む複数のフーシの兵器を撃墜したことが報告されている。だがこの際に5インチ砲が使われたかは不明である。  昨年11月の行動は、5インチ砲が対水上戦(ASuW)...

紅海での戦闘は米海軍にとって対中戦への教訓となった(The War Zone)―米海軍に大きな教訓を与え、準備がさらに実用的になりますが、他方でPLANには実戦経験がまだありません

     (U.S. Navy) 15ヶ月にわたる紅海での戦闘は、海軍のシステム、プラットフォーム、人員に現実世界のストレス・テストの機会となった 米 海軍の水上艦艇は、過去15か月間、イエメンのイラン支援フーシ派反政府勢力が米軍および同盟国の艦船、ならびに紅海とその周辺海域の商業船舶に向けて発射したミサイルや無人機数百発を迎撃してきた。これは、第二次世界大戦以来、海軍の軍艦が経験した最も激烈な戦闘の持続事案となったが、海軍は引き続き、太平洋での紛争への備えを優先している。ここで疑問が生じる。脅威の筆頭に中国を挙げる海軍にとって、紅海での戦闘からどのような教訓が得られるのだろうか?  本誌は現役および退役士官連に接触し、この疑問の答えを探った。彼らは、紅海は中国との戦争に備える艦隊にとって、弾薬を消耗し、防衛産業基盤の不足をさらに露呈させる状況で、最高のストレス・テストとなったと語っている。  「こうした教訓や紅海での経験で得たものはすべて、ハイエンド戦闘に向けた信じられないほど貴重なウォームアップとなった」と、匿名を条件に本誌に語った現役の水上戦闘士官(SWO)は述べた。  2020年の演習で駆逐艦ドナルド・クックDDG-75がSM-2ミサイルを発射した。(米海軍) アナリストは、中国はフーシ派とは全く異なる敵対者であり、中国との戦争はフーシ派のキャンペーンよりはるかに恐ろしく、激しいものになるだろうという明白な事実を認めた。しかし、敵対者の舞台、地理、能力は異なるとはいえ、紅海は主要な経験の場であり、試練の場となっている。  中国への備えという観点がなくとも、海軍は紅海において疑いようのない勝利をいくつか収めている。アメリカの軍艦が攻撃を受けたことはなく、乗組員はフーシ派の攻撃に対処し、その攻撃は時に灰色の船体に穴を開ける寸前まで接近した。海軍首脳部は、戦闘開始当初よりもはるかに迅速に艦船のレーダーを調整し、フィードバックを提供し、戦術を更新できるようになったと述べている。 交戦データの分析だけでも、40日以上かかっていたものがわずか1~2日で済むようになった 。これは太平洋での戦闘において決定的な利点となり得る大きな進歩である。1年前、本誌は、この前例のない量の現実世界の経験と、その結果として生み出された数多くの交戦から得...

ガザ停戦で米民間船舶が紅海航路に戻ってきた(The Hill)

  イ エメンのフーシ派反体制派が米英船舶への攻撃を控えることを約束したことを受け、米国の民間商船が紅海に戻りつつある。  ブルームバーグが報じたが、共同海事情報センター(JMIC)によれば、この約束は、紅海の国際貿易ルートにおける1年以上の海上交通の混乱を経て、1月19日になされた。  それ以来、フーシ派からの攻撃を受けることなく、米国と英国に関連する6隻が同海域の通過に成功している。  しかし、JMICは、フーシが攻撃を控えると約束しても、イスラエルとつながりのある船舶は禁止され続けているため、船舶は水路で潜在的な脅威にさらされていると警告した。  JMICは、和平合意の進展で、船舶やインフラが標的とされなくなれば、安定性の向上が期待できると評価している。「しかし、紅海とアデン湾におけるリスクは依然として高いままだ」と、同センターは今週初めに発表した報告書で述べた。  フーシ派は1年以上前から紅海で商船や米海軍の船舶を攻撃しており、反政府グループはガザのパレスチナ過激派組織ハマスと連帯するキャンペーンの一環だと主張している。  しかし、トランプ大統領の就任式に先立ち先週発表されたイスラエルとハマスの停戦合意により、フーシ派は米英の商業船の帰還を許可した。  米国はまた、2024年1月以来、フーシ派と直接戦うために紅海と中東地域に海軍部隊を継続的に維持している。  停戦前の船舶は紅海での攻撃を避けるため、アフリカを遠回りするルートを選んでいた。  他国の商船がすぐにこの水路に戻るかどうかはまだわからない。 US ships return to Red Sea amid Gaza ceasefire by Ellen Mitchell - 01/28/25 3:12 PM ET https://thehill.com/policy/defense/5111509-red-sea-us-ships-return-houthis/

フーシ派の脅威の中、イエメン沖合の島に謎の滑走路が出現(Defense News)

  AP通信が分析した衛星写真によると、イエメンの離島に建設中とみられる謎の滑走路が完成間近であることが分かった。アラブ首長国連邦(UAE)が建設にあたっていると思われる。 (Planet Labs PBC via AP) A P通信が分析した衛星写真によると、イエメンの離島で謎の滑走路が完成間近であることが分かった。アラブ首長国連邦(UAE)が建設にあたっていると思われる。 アデン湾の入り口付近のインド洋上に浮かぶアブド・アル・クリ島 Abd al-Kuri Island の滑走路は、同海域のパトロール作戦で重要な着陸地点となる可能性がある。イエメンのイラン支援フーシ派反政府勢力による攻撃により、紅海とアデン湾を通る商業船舶(ヨーロッパ向け貨物およびエネルギー輸送の主要ルート)の通行が半減しており、滑走路が効果を発揮する可能性がある。また、この地域ではイランから反政府勢力への武器密輸も確認されている。 滑走路は、この地域での軍事的プレゼンス拡大が長らく疑われており、サウジアラビア主導のフーシ派に対する戦争を支援してきたアラブ首長国連邦が建設した可能性が高い。 フーシ派は、ガザ地区におけるイスラエルとハマスの戦いを自分たちのキャンペーンに関連付けているが、専門家は、停戦だけでは、世界的な注目を集めているフーシ派が作戦が停止するには不十分ではないと懸念している。一方、フーシ派はイスラエル攻撃を続ける一方、紅海で活動する米海軍にも攻撃を仕掛けており、そのうちに1発が命中し、米軍兵士の命が危険にさらされる懸念が高まっている。 イエメン国内の敵対勢力による戦場での誤算、イスラエル攻撃で致命的な結果が出ること、あるいは米軍艦攻撃で致命的な結果が発生すれば、同国の相対的な平穏を簡単に打ち砕く可能性がある。そして、月曜日に就任式を迎えるドナルド・トランプ次期大統領が、大胆さを増してきた反政府勢力にどう対処するのかは依然不明なままだ。 イエメンに詳しい国際戦略研究所の上級研究員ウルフ=クリスチャン・パースは、「フーシ派は実戦で勢力を拡大している。彼らにとって戦争は好都合だ」と述べた。「ついに彼らは自分たちのスローガンを体現できるようになった。スローガンは周知の通り、『アメリカに死を、ユダヤ人に死を』だ。自分たちが宿敵との壮絶な戦いに身を置いていると捉えており、彼らの視点で...