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北朝鮮がICBM発射成功と発表、SM-3で日本は守れるのか

  北朝鮮がICBMを完成させたといっていますが、今の段階ではアラスカに辛うじて飛ぶ程度でしょう。それでも米ミサイル防衛体制がいよいよ本土防衛を重視する方向に切り替えを迫られかねず、日本のミサイル防衛体制が一層注目されそうですね。 Can America's SM-3 Missile Protect Japan from North Korea?   SM-3ミサイルで北朝鮮脅威から日本を守れるか   Sebastien Roblin July 3, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/can-americas-sm-3-missile-protect-japan-north-korea-21405?page=show 日本の自衛隊は通常の軍隊ではない。第二次大戦後の憲法で海外で戦闘行為を禁じているためだ。とはいえ日本が北朝鮮から脅かされるのは国内に米軍基地を抱えるためだが、そもそもは1998年にテポドン-1ミサイルが日本領空を横切り飛翔したことが出発点だ。 その後も北朝鮮はミサイルテストを繰り返し、本日も行った。北朝鮮は米西海岸を直撃できる大陸間弾道弾の完成に向け作業中だが、すでに日本は北朝鮮の中距離弾道ミサイル(IRBM)の射程に入っている。発射後10分で日本本土を直撃するはずだ。 日本は独自の対抗策で北朝鮮ミサイルに対応している。PAC-3ペイトリオットミサイル地対空ミサイル部隊6個を展開し、駆逐艦4隻に長距離SM-3ミサイルを搭載している。ただしいずれも高速で高高度飛翔するIRBMに有効対応できるか未実証だ。マッハ4で飛ぶPAC-3の有効射程はわずか30キロで局地防衛手段でしかない。 そこでSM-3の新型超長距離型を 三菱重工 と レイセオン が共同開発中であり、IRBM発射後の加速段階や中間飛翔段階で迎撃を狙う。ただし残念ながら同ミサイルは迎撃テスト二回目で失敗し、弾道ミサイル防衛体制が未完成だと露呈している。それでも日本は陸上運用でSM-3を導入しミサイル艦を補おうとしている。 スタンダードミサイル3は別名RIM-161で米海軍の駆逐艦巡洋艦でミサイル防衛ミッションの手段となっている。各艦は洋上の機動発射台となりイージス戦

SM-3 IIAミサイルの早期生産へ

Raytheon Eyes Early SM-3 IIA Builds By Amy Butler abutler@aviationweek.com Source: AWIN First aviationweek.com March 13, 2014 Credit: U.S. Navy レイセオン はSM-3ブロックIIA弾道ミサイル迎撃体の第一バッチ製造の提案を米ミサイル防衛庁 (MDA) へ提出しようとしており、初の飛行テストも来年に行う。提案書ではミサイル22基の販売をするとし、開発は順調に進んでいるとSM-3を担当するプラグラムディレクターのミッチ・ステイーヴィソンMitch Stevisonは語る。各基はMDAの研究開発費予算で調達する。 SM-3ブロックIIAはレイセオンのSM-3ファミリーで最新版となる。これはオバマ政権が掲げるヨーロッパ対象適応型アプローチ European Phased Adaptive Approach (EPAA) の実施手段として、ヨーロッパの大部分および合衆国東海岸をイランの弾道ミサイル攻撃から守ることになる。SM-3 IIAは艦載あるいは地上発射で運用化は2018年の予定でEPAA構想が求める欧州の漸進的防衛体制拡張を実現する一環だ。 ブロックIAとIBは米海軍艦船に地域内弾道ミサイル防衛手段として配備されている。IIAは日本政府および 三菱重工業 と共同開発されており、新設計の推進系が強力なものになる。SM-3 IA, IB およびIIA の第一段は直径21-inだがこのうちIIAは第二第三段まで同じ 21 in.のサイズであるのに対し、これ以前の型は直径14 in.になっている。 サイズ拡大で飛翔距離が伸び、燃料を消費した段階の飛行速度が高くなるので、防衛対象面積が増える。「IIAミサイルは運動エネルギーでブロック1Bよりも強力になっています」(スティーヴィソン) 関係者がSM-3IIAのキャニスター放出口を検分しており、大型化したミサイルが海軍のMk.41垂直発射システムで対応できることを確認しているとスティーヴィソンは Aviation Week に語った。キャニスターはミサイル発射の際につかうもの。 初の迎撃試験は2016年度末までに実施予定で、計画よりも2年遅