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2026年1月29日木曜日

F/A-18スーパーホーネットの生産終了が迫ってきた– EA-18グラウラーの生産は終了済みなので日本が導入する可能性はなくなりましたね

 

スーパーホーネットの生産終了が近づく中、F/A-18最終機が製造中

ボーイングは2027年にスーパーホーネットの生産を終了する予定で、EA-18Gグラウラーでは製造が既に終了している

TWZ

ジョセフ・トレヴィシック

2026年1月28日 13:11 EST 公開

Boeing's F/A-18E/F Super Hornet production line is one major step closer to shuttering with the completion of the last batch of fuselage sections and vertical tails for those jets by Northrop Grumman.

米海軍

ーイングのF/A-18E/Fスーパーホーネット生産ラインは、下請け企業ノースロップ・グラマンによる最終ロットの機体胴体部と垂直尾翼の完成により、閉鎖へ大きく一歩近づいた。同社はEA-18Gグラウラー電子戦機の生産が、2010年代後半に米海軍とオーストラリア向けの受注分を完了して終了したことを確認している。ボーイングは、スーパーホーネットおよび米海軍ならびに世界各国で運用中のグラウラーのアップグレードおよびその他の支援を継続する計画である。

昨日の四半期決算説明会で、ノースロップ・グラマンのジョン・グリーン最高財務責任者(CFO)は、同社が昨年F/A-18E/F向け最終ロットの部品生産を完了したと述べた。本誌はその後、スーパーホーネットおよびグラウラーの生産ラインに関する最新情報をボーイングに問い合わせた。

上から順にF/A-18E、F/A-18F、EA-18G。Boeing

ノースロップ・グラマンはボーイングの下請け企業で、F/A-18の後部/中央胴体セクションと垂直尾翼を製造し、関連する全サブシステムを統合している」とボーイング広報担当者は本誌に語った。「NG社は現在、新規製造される最後のF/A-18スーパーホーネット戦闘機向け後部/中央胴体セクションの最終生産を完了した」「ボーイングはF/A-18の新規製造を終了し、最終納入は2027年を予定している。EA-18Gの生産を既に終了している」と同社は付け加えた。「ただし、世界各地のF/A-18スーパーホーネットおよびEA-18Gグラウラーフリート向けの先進能力開発とアップグレードは継続します。今後10年間で、ブロックIIスーパーホーネットは耐用年数延長改修(SLM)の一環としてブロックIII能力スイートを導入します。ボーイングはまた、進行中のグラウラー改修プログラムにおいて、先進的な電子攻撃能力の追加を継続します」

ボーイングはF/A-18E/Fの生産終了計画、ひいては関連機種EA-18Gの生産終了を公に表明してきた。2023年には2025年までに生産ラインを閉鎖する方針を示していた。その後、米海軍が2024年にスーパーホーネット17機を追加発注したことで、スケジュールは2027年まで延期された

海軍は1999年と2009年にそれぞれスーパーホーネットとグラウラーの運用を開始した。両機種で現在も世界最大の運用者である。2025年4月9日現在、公式予算文書によれば、海軍は単座型F/A-18Eを325機、複座型F/A-18Fを250機、EA-18Gを160機保有している。ボーイングの協力のもと、海軍はさらに多くのF/A-18E/Fを最新のブロックIII仕様へ改修する作業を継続中であり、前述の通り、グラウラーも同様に改修中である

海軍のF/A-18E/FおよびEA-18Gフリートの規模は、これらが引き続き艦載航空団の主力戦力であると同時に、陸上基地からの作戦支援においても中核を担っていることを反映している。スーパーホーネットグラウラーは、過去2年ほどの間に中東での戦闘作戦に深く関与してきました。また、数ヶ月にわたりカリブ海で飛行を続けた後同地域における大規模な米軍増強の一環として、最近のベネズエラの独裁者ニコラス・マドゥロの捕獲作戦でも重要な役割を果たしました。

海軍の計画では、両機種をF/A-XXと呼ばれる新型第6世代戦闘機で置き換える予定だったが、この計画は過去1年間停滞状態にある。議会は現在、計画再開を推進中だ。

世界的に見ると、オーストラリア空軍もF/A-18F 24機とEA-18G 12機を運用している。2021年、ボーイングはさらに28機のスーパーホーネット(E型22機、F型6機)を米海軍に納入したがクウェート向けであった。これらの機体の最終納入には遅延が報告されており、クウェート空軍に正式配備されたかどうかは不明である。

オーストラリア空軍のF/A-18F 2機。RAAF

ボーイングは長年にわたり、複数国にF/A-18E/FおよびEA-18Gの提案を行ってきたが、いずれも不調に終わった。2020年代初頭には、ドイツが両機種を導入する可能性が浮上した。老朽化した可変翼機パナビア・トーネード戦闘機の代替として、主にNATOの核共有協定への継続的参加を支える要件が背景にあった。しかしドイツ当局はその後、F-35Aを選択した。同時期に旧式F/A-18C/Dホーネットを運用するフィンランドも、スーパーホーネット/グラウラーの組み合わせを含む他提案を退け、F-35Aを選択した

F/A-18E/Fはインドにも強力に売り込まれていた。ボーイングは、その一環として、カタパルト装備艦だけでなくスキージャンプ装備艦からの離陸能力も実証するほどだった。しかしインドは陸上および空母搭載戦闘機の需要を満たすため、フランス製ラファールの導入を着実に進めている。

2023年、ボーイングはF/A-18E/FおよびEA-18G向け資源を再配分し、軍用・民間双方の事業分野における他の取り組みを支援する方針を明確にしていた

「ボーイング・セントルイス工場では、世界初の全デジタル訓練システムであるT-7Aレッドホークと、世界初の空母配備自律給油機MQ-25スティングレイの生産を拡大するとともに、新型F-15EXイーグルIIおよび777Xの翼部品の継続生産を行う」と同社は当時のプレスリリースで述べた。同社はまた、この転換が「次世代の先進有人・無人航空機の開発を支援する」とも述べた。

昨年3月、米空軍は新型第6世代戦闘機F-47の製造をボーイングに選定したと発表した。同社はF/A-XXを巡りノースロップ・グラマンと競合中である。

無人機分野では、MQ-25に加え、ボーイングはMQ-28ゴーストバットの開発を推進中である。これは元来オーストラリア空軍向けに開発された忠実なウィングマン型ドローンで、米空軍も試験運用中。MQ-28は現在「共同戦闘機(CCA)」と呼ばれる大規模カテゴリーに分類され、世界的な関心が高まり続けている。陸上配備型のさらなる改良型に加え、ボーイングは艦載型派生機のコンセプトも提案しており、米海軍向けにCCAコンセプトを開発する契約企業の一つである。海軍は以前からMQ-28に強い関心を示している

ボーイングは戦術航空分野から撤退するわけではなく、既存のF/A-18E/FおよびEA-18Gフリートへの支援を今後数年間は継続する。ただし、ノースロップ・グラマンによる最終新規生産機の関連作業が終了したことで、スーパーホーネットの生産ラインはいよいよ終焉期を迎えている。■

ジョセフ・トレヴィシック

副編集長

ジョセフは2017年初頭より『The War Zone』チームの一員である。それ以前は『War Is Boring』のアソシエイトエディターを務め、その署名記事は『Small Arms Review』『Small Arms Defense Journal』『ロイター』『We Are the Mighty』『Task & Purpose』など他媒体にも掲載されている。


Last New F/A-18 Aft Fuselages Built As Super Hornet Production End Approaches

Boeing expects to close out production of new Super Hornets in 2027 and has already stopped building EA-18G Growlers.

Joseph Trevithick

Published Jan 28, 2026 1:11 PM EST

https://www.twz.com/air/last-new-f-a-18-aft-fuselages-built-as-super-hornet-production-end-approaches


2024年12月25日水曜日

友軍の誤射で紅海で撃墜されたF/A-18Fは空母着艦前だった(The War Zone)―事件の調査結果を待ちましょう。一部のスーパーホーネットは記事にあるように空中給油機としても使われており、戦力としてはもったいない運用ですね。

 


  

USN/Mass Communication Specialist 2nd Class Daniel G. Providakes




この事件は、ハリー・S・トルーマン空母打撃群を標的としたフーシのドローンとミサイルによる持続的な攻撃のなかで発生した



の週末、紅海で米海軍タイコンデロガ級巡洋艦がF/A-18Fスーパーホーネットを撃墜した。 ハリー・S・トルーマン空母打撃群は、フーシのドローンとミサイルによる攻撃を撃退していた。 

「最初の任務から無事に帰還した後、F/A-18Fが部隊に飛来したOWAとASCMからの防空支援を行うために再び発進した。 「残存機の回収が行われている間に撃墜された」。

 F/A-18Fは現地時間12月22日未明、タイコンデロガ級巡洋艦USSゲティスバーグが発射したミサイルによって撃墜された。 ハリー・S・トルーマンの航空団の各機は、12月21日から22日の夜にイエメンのフーシ派の標的を攻撃していた。

 トルーマンCSG(空母打撃群)は、事件発生までの数時間で、2発の対艦巡航ミサイル(ASCM)と2台の一方向攻撃型無人航空機(OWA UAV)の撃墜に成功し、空中で他のOWA UAVの報告もあった。「残骸は見つかっておらず、紅海の海底にある可能性が高い。乗員は2人とも無事回収され、USSハリー・S・トルーマンに戻った。  最初の報告によると、乗組員の一人は軽傷。 両名とも診察を受けた後復帰した。

 本日未明、大西洋海軍航空部隊(AIRLANT)は、2人乗りのスーパーホーネットが友軍誤射の発生時に「給油任務を行っていた」と別途伝えてきた。本誌は同機の任務が具体的にどのようなものであったのか、明確な説明を求めていた。 同機が "防空支援 "を行っていたのか、それとも主に当時防空支援を行っていた機を支援するためのタンカーだったのかは不明である。本誌が先に指摘したように、F/A-18Fは定期的に空母航空団で空中給油支援を行っている。


4つの480ガロン燃料タンクとセンターラインのホース&ドローグ給油ポッドを搭載した空中給油タンカーのF/A-18Fのストック写真。 USN


 また、艦上での回収作業中に別の海軍機が発砲され、危うく撃墜されそうになったという噂もあるが、本誌は今のところ確認できていない。

 今夜のコメントで、米政府関係者は、友軍誤射事件をめぐる「事実と状況を明らかにする調査が進行中である」と強調した。昨年、防空・ミサイル防衛システムやその他のシステムを大幅にアップグレードして艦隊に復帰した、最新鋭タイコンデロガ級巡洋艦であるUSSゲティスバーグの乗組員が、なぜ誤ってF/A-18Fを撃墜したのかについては、多くの疑問が残る。復旧作業中に起きたとみられるだけに、なおさら不可解である。

 ともあれ、現在わかっている詳細は、紅海とその周辺で米軍が直面している現在の作戦環境の複雑さを強調している。本誌が先に書いたように「紅海は幾重もの脅威が存在する非常に脅威の高い環境であり、その中には探知や分類が非常に困難なものもある。フーシ派は、アメリカの軍艦や商船を、様々な無人偵察機、巡航ミサイル、対艦弾道ミサイル、無人水上艦艇で、しばしば同時に、積極的に狙っている。重大な決断を下すのに必要な時間が秒単位となることがある」。

 何はともあれ、墜落したF/A-18Fに搭乗していた両飛行士が重傷やそれ以上の怪我を負わなかったことは幸いである。■


F/A-18F Was Shot Down By Friendly Fire As Jets Were About To Land On The Carrier

The friendly fire incident also came amid a sustained Houthi drone and missile attack targeting the Harry S. Truman Carrier Strike Group.

Joseph Trevithick, Howard Altman, Tyler Rogoway

https://www.twz.com/air/f-a-18f-was-downed-by-friendly-fire-as-jets-were-about-to-land-on-the-carrier


2024年10月26日土曜日

米海軍はF/A-18スーパーホーネットの航続距離拡大に向け新たな方法を模索中(The War Zone)

 




海軍は数年前にスーパーホーネットのコンフォーマル燃料タンクの作業を中止したが、現在では航続距離の延長がさらに重要になっている


米海軍は、F/A-18E/Fスーパーホーネット戦闘機とEA-18Gグラウラー電子戦機の無給油飛行距離を伸ばす新しいアイデアを求めている。技術的な問題などを理由に、米海軍は4年前にスーパーホーネットに搭載する航続距離延長用コンフォーマル燃料タンク(CFT)の計画を中止している。また、海軍のMQ-25スティングレイ空中給油無人機プログラムも、大幅な遅延とコスト増に見舞われている。


海軍航空システム司令部(NAVAIR)は本日、スーパーホーネットおよびグラウラーの航続距離延長に関する「革新的なコンセプト」の情報を求める契約通知を発表した。


上から下に向かって、F/A-18E、F/A-18F、EA-18G。 ボーイング


 「このRFI(情報提供依頼)の目的は、そのようなコンセプトの存在、プラットフォームの航続距離を拡大する潜在的な能力、コンセプトを海軍のTACAIR(戦術航空機)に統合する方法、および信頼性と空母での飛行運用への適合性に関するあらゆる考慮事項について、初期の洞察を提供することです」と通知には記載されている。「回答者には、航続距離を拡大する能力を提供する可能性のある、複数の工学分野にわたるコンセプトを提出する幅広い自由度が提供されることを意図しています。

 「これらの概念が対象とする可能性のある分野の例として、揚力を増大させる方法、抗力を低減させる方法、利用可能な燃料を増やす方法、甲板上の燃料消費量を減らす方法、エンジン性能を高める方法、および/またはサブシステムの統合、および/またはアーキテクチャ、および/または先進飛行制御の調整などが挙げられますが、これらに限定されるものではありません」と、通知にはさらに記載されている。

 NAVAIRのウェブサイトでは、F/A-18E/Fの最大戦闘航続距離は1,275海里(2,346キロメートル)とされているが、これはAIM-9サイドワインダー空対空ミサイルを2発搭載した場合だ。スーパーホーネットの製造元ボーイングは、過去に、AIM-9X サイドワインダー2発、AIM 120 Advanced Medium Range Air-to-Air Missiles(AMRAAM)、2,000ポンド級精密誘導爆弾2発、480ガロンのドロップタンクを中央線上に搭載した場合、航続距離は約1,188海里(2,200キロメートル)と述べている。

 EA-18Gが、AN/ALQ-99妨害ポッド3基、AIM-120ミサイル2基、レーダー妨害AGM-88シリーズミサイル2基、480ガロン(約1,724リットル)の空中投下タンク2基を搭載した場合の戦闘行動半径はNAVAIRの発表によると、850海里(1,574キロメートル)以上だ。

AN/ALQ-99ポッド3基とドロップタンク2基、さらに右翼下に空中戦闘操縦装置(ACMI)ポッドを搭載したEA-18G。米海軍


すでに述べたように、ボーイングはF/A-18E/F用のCFTを開発し、従来のドラッグ式ドロップタンクを使用した場合よりも航続距離と性能を向上させている。2つのコンフォーマルタンクは、スーパーホーネットの背骨の両側に、ジェット機の中央「バレル」セクションの上に取り付けられるように設計されており、合計で515ガロンの燃料を貯蔵でる。同社は以前、このタンクにより、AIM-9Xを2発、AIM-120を2発、2,000ポンドの精密誘導爆弾を2発、そして中央のドロップタンクを搭載したスーパーホーネットの航続距離を1,428海里(約2,645キロ)にまで伸ばすことができると発表していた。CFTは、従来は投下タンクが占めていたステーションを他の備品のために空けることも可能にした。


ボーイング


 海軍は当初、CFTを他の改良とともに、新型のブロックIIIスーパーホーネットと、その規格に引き上げられた旧式ジェット機に搭載する計画を立てていた。このアップグレード作業は現在も進行中である。また、将来的にはEA-18GにもCFTを追加する可能性もあった。


試験的にコンフォーマル燃料タンク(CFT)を搭載した海軍のF/A-18F。米海軍



しかし、2021年1月、海軍は、空母運用に関連する技術的な課題が依然としてほとんど説明されていないことを理由に、スーパーホーネットのCFT作業を中止した。 コストの増加と遅延も要因だった。

 海軍がCFTを再検討する可能性は確かにある。少なくとも、新規生産されるブロックIII型スーパーホーネットには、ボーイングがすでに設計したものの装備がすべて残されている。新しい低抵抗ドロップタンクも選択肢のひとつとなるかもしれない。

 NAVAIRがF/A-18E/FおよびEA-18Gの航続距離を伸ばすための別の可能性として「エンジン性能の向上」に言及していることは、ジェットエンジンの再装備に関する以前の議論を思い出させる。スーパーホーネットやグラウラーが搭載するジェネラル・エレクトリック社製F414エンジンの強化型エンジン(EPE)構成が過去に提案されていた。 F414-EPEは推力を20パーセント増加(航続距離の増加につながる)させ、燃料消費率を1パーセント削減できると予測されていた。


以前提案されたF414-EPEエンジンの仕様。ジェネラル・エレクトリック


 サブシステムの配置など、ジェット機の物理的構造のその他の変更がどれほど費用対効果に優れ、実現可能であるかについては不明だ。海軍の既存のスーパーホーネットは、近年、費用と時間を要する寿命延長およびアップグレードプログラムをすでに実施している。ボーイング社が2027年に完全に閉鎖する予定のラインで同機を製造している。

 同時に、渦発生装置や抗力低減技術などのより控えめな変更による個々の効率の比較的小さな向上と、改良されたコンピューター制御の飛行システム、そして新戦術、技術、手順を組み合わせることで、燃費と航続距離を向上させることができる。

 明らかなのは、海軍は依然として、F/A-18E/FおよびEA-18Gの航続距離を延長する航空機搭載方法を模索することに大きな関心を抱いているということだ。これは、拡大する防空および対艦脅威の生態系の中で、空母搭載機や空母攻撃グループの艦船に大きな課題をもたらしている。 中国がますます増強している空対空、地対空、対艦ミサイル、およびその他の接近阻止・領域拒否能力は、米軍の大きな懸念事項である。この現実が、空母が脆弱性を低減するために航空機を発進させなければならない場所と、それらの航空機が作戦行動を行うことが期待される場所との距離をさらに延ばすことにつながるだけだ。

 すでに、海軍における航空関連の重要な開発、特に多目的スタンダードミサイル6(SM-6)の空対空発射派生型であるAIM-174Bの開発と、現在少なくとも限定的なレベルで実戦配備されていることにつながっていることが確認されている。F/A-18E/Fは、大型で重量があり、空気抵抗の大きいAIM-174Bを運用できる唯一のプラットフォームであり、特に従来のドロップタンクの代替品として、新しい航続距離延長オプションの価値を強調している。また、スーパーホーネットは海軍の極超音速空対艦巡航ミサイル(HALO)の初期の打ち上げプラットフォームとなる予定だ。このミサイルも比較的大型になると予想されている。搭載重量が増えると燃料消費が増え、母艦に帰還させる余裕が少なくなることを意味する。


 また、燃料容量を削減した改良型センターライン・ドロップタンクに新しい赤外線捜索追跡(IRST)センサーを導入するという海軍の取り組みもある。IRSTは、米軍の戦術ジェット機群にとってますます重要な能力となっている。

 海軍はEA-18G用の次世代電子戦ポッドの新シリーズの配備を進めているところだ。GAOは過去に、レイセオンのALQ-249(V)1次世代ジャマー中間バンド(NGJ-MB)ポッドは既存のAN/ALQ-99よりも抵抗が大きく、その結果航続距離が短くなると報告していた。重量と抵抗の問題も、レイセオンによるNGJ-MB派生案ではなく、L3ハリスとノースロップ・グラマンによるNGJ-ローバンド(NGJ-LB)ポッドの全く別の設計案を採用するという海軍の決定に影響を与えた可能性がある。


 空母航空団の行動範囲を拡大するにあたり、また、空母搭載戦術ジェット機の航続距離を伸ばすため、ボーイングの無人給油機 MQ-25 スティングレイの整備も引き続き追求している。MQ-25の主な要件には、空母から最大500海里(926キロメートル)離れた地点で、少なくとも14,000ポンド(最大16,000ポンドまで可能)の燃料を空中給油する能力が含まれている。MQ-25は、二次的な情報・監視・偵察(ISR)能力も備え、将来的には、離れた場所からの攻撃など、他の任務も担う可能性がある。

 ただし一連の遅延により、MQ-25が運用を開始する時期は、少なくとも2026年まで後ろ倒しになる見通しだ。MQ-25プログラムのコスト増も引き続き大きな懸念事項となっている。2023年8月時点で、議会監視機関である政府説明責任局(GAO)は、76機の無人機購入計画を含め、スティングレイ・プログラムの総費用は150億ドル近くに上ると推定している。また、さまざまな基地での関連建設工事も含めた過去のGAOの推定では、プログラムの予想費用は165億ドル前後となっている。

 ボーイングは2024年第3四半期に、MQ-25を含む防衛ポートフォリオのさまざまなプログラム全体で20億ドルの損失を計上したと発表した。これは、第3四半期の同社全体の62億ドル近い損失の一部であり、今年すでに報告されている数十億ドルの財務損失に追加される。

 前述の脅威の生態系は、燃料消費量が多い米国の戦術ジェット機が、進化する戦場で従来の空中給油支援へのアクセスが制限される課題に対処しなければならないことを意味します。この支援能力は、運用上の要求によってすでに逼迫することが予想されている。これにより、C-130をベースとしたタイプなど、より小型の空中給油機、有人または無人機が再び注目されるようになった。

 海軍の空母航空団は、より広範な意味で重要な転換期にある。海軍は今後数年のうちに、空母艦隊に新たな第6世代有人ステルス戦闘機F/A-XXと、CCA(Collaborative Combat Aircraft)と呼ばれる忠実なウィングマンタイプの無人機を追加する計画だ。海軍は長年にわたり、将来的に空母航空団の60%を無人機で構成するという目標を掲げてきた。無人機は通常、有人の戦術ジェット機より航続距離が長く、無人機の割合を増やすことで、空母航空団の活動範囲を数百マイルに拡大することも可能になる。

 同時に、スーパーホーネットとグラウラーは、当面の間、海軍の空母航空団の主力機であり続けると予想されている。そのため、航続距離を伸ばし運用上の柔軟性を拡大し、脆弱性を低減する方法を見つけることは、依然として大きな関心事である。■



New Ways To Stretch F/A-18 Super Hornet’s Range Sought By Navy

The Navy halted work on conformal fuel tanks for its Super Hornets years ago, but now adding more range is becoming even more important.

Joseph Trevithick

Posted on Oct 23, 2024 3:04 PM EDT

https://www.twz.com/air/new-ways-to-stretch-f-a-18-super-hornets-range-sought-by-navy


2024年9月12日木曜日

空対空ミサイルを前例のない本数搭載したF/A-18スーパーホーネット現る―中国、ロシアの重武装長距離ミサイル搭載機への対抗か。AIM-174(SM-6派生型)の搭載に注目。(The War Zone)

 A series of photos have emerged showing a U.S. Navy F/A-18F Super Hornet with a remarkable and hitherto unseen air-to-air load-out, including four of the very long-range AIM-174B air-to-air missiles.  

POINT_MUGU_SKIES




AIM-174B超長距離空対空ミサイル4発がその他ポッドやミサイルとスーパーホーネットに搭載されたのは今回が初めて



海軍のF/A-18Fスーパーホーネットが、超長距離AIM-174B空対空ミサイル4発を含む、これまでにない空対空兵器を搭載している写真が複数公開された。

 同戦闘機には、中距離のAIM-120 AMRAAMが3発、短距離のAIM-9X Sidewinderが2発搭載されており、さらに赤外線捜索追尾システム(IRST)とATFLIR照準ポッドも装備されている。 

 これらを総合すると、この写真に示されている空対空能力は、これまでに類を見ないものです。

 この写真のオリジナルソースはInstagramのpoint_mugu_skiesで、ご好意により画像を共有させてもらった。


point_mugu_skies


 機体は、独特の光沢のある黒色でレトロな配色が特徴的な、第9航空試験評価飛行隊(VX-9)「ヴァンパイアーズ」のF/A-18Fだ。同隊はカリフォーニア州チャイナレイク海軍航空基地(NAWS)に所在している。


VX-9 F/A-18F「ヴァンディ1」の武装していない状態の別角度からの写真。Fred Villela Photography


 混合搭載された兵器は、青いマーキングバンドが示しているように、すべて不活性弾と思われる。AIM-174には、技術的には「キャプティブ」なCATM-174Bであり、発射できないことを示すマーキングが見える。


point_mugu_skies


 主翼下に搭載された大型ミサイル4発は、多目的で長距離の水上発射型SM-6ミサイルの空対空発射型である海軍のAIM-174Bの訓練用バージョンだ。このミサイルの存在は今夏に初めて公式に確認されたが、すでに何らかの形で実戦配備されていると言われる。

 本誌は、この兵器の登場を陰から密かに追ってきた。前回の記事では、この兵器が、空対空戦闘の分野における対中戦略という海軍のマスタープランにどのように適合するのかについて詳しく探った。


スーパーホーネットの主翼下に搭載された不活性のXIM-174B超長距離空対空ミサイル。aeros808


 スーパーホーネットの翼端ステーションに搭載されたミサイルは、赤外線誘導のAIM-9Xサイドワインダーの派生型であり、これは現在、アップグレードされたブロックII型として生産されている、米国の戦闘機の標準的な短距離空対空ミサイル兵器だ。

 一方、右側の機体下部の「ショルダー」ステーションと各翼下のステーションには、AIM-120 アドバンスト・ミディアム・レンジ・エア・トゥ・エア・ミサイル(AMRAAM)のバージョンが搭載されている。これは、レーダー誘導式の中距離兵器で、広く使用され、戦闘でも実証されている。これらのミサイルには、通常の稼働中のAMRAAMに見られる中間部のフィンがないが、固定型のミサイルには必ずしもフィンが取り付けられているわけではない。


演習中に、AIM-120 AMRAAM の不活性訓練用バージョンを移動させる航空兵。 アメリカ空軍


 AIM-174Bは米海軍にとって非常に重要なプログラムであり、特に、中国の戦闘機が自国の最新空対空ミサイルによってアメリカの戦闘機の射程距離を上回り始めているという事実を真正面から捉えている。ロシアも、欧米の同等の兵器をはるかに凌駕する潜在能力を持つ空対空兵器の開発に余念がない。

 また、スーパーホーネットが赤外線捜索追跡システム(IRST)を中央線上に搭載していることも注目すべき点だ。完全なIRSTシステムは、FPU-13ドロップタンクにIRST21(AN/ASG-34とも呼ばれる)を前方部分に搭載した構成となっている。海軍のIRSTは開発中に問題を抱えていたが、最新の計画では改良型ブロックIIが2024年第4四半期(今月終了)に初期運用能力に達する。

 最後に、左側の機体下部の「ショルダー」ステーションには、AN/ASQ-228 先進ターゲット前方監視赤外線(ATFLIR)照準ポッドが搭載されている。


中東での戦闘パトロール中の稼働中のF/A-18Fには、IRSTセンターラインポッド、ATFLIRポッド、実弾AMRAAMおよびAIM-9Xミサイルが搭載されている。 米空軍


 IRSTは、特にステルス機の発見において、空対空戦闘の分野でますます重要なツールとなってきた。ATFLIRも、遠方の空中標的を視覚化して敵味方識別(IFF)を行うなど、空中戦闘の役割を担う。

 AIM-174Bミサイル4発、AMRAAMミサイル3発、AIM-9Xミサイル2発、そして標的およびIRSTポッドは、運用上のロジスティクスに影響を与えるものの、いずれの観点からみても非常に優れた装備だ。

 20mm弾薬のドラム缶1本を含めると、その搭載量は16,000ポンドをはるかに超え、これはスーパーホーネットでも非常に重く、多くの抵抗を引き起こす。つまり、空中給油機の支援がなければ、滞空時間は限られてしまうが、艦隊防衛のようなミッションでは、これは非常に理にかなっている。

 さらに、AIM-174の能力を予測し、早期警戒管制機、電子監視、電子戦、空中給油機、その他の貴重なプラットフォームを長距離にわたって排除することも可能である。この兵器と、将来の戦闘への影響について、特に中国の接近拒否戦略を打ち破るという観点から、インターネット上で綿密な分析が繰り返し引用されてきた。

 また、近い将来、この写真に写っているAIM-120が、現在開発中のAIM-260統合先進戦術ミサイル(JATM)となる可能性があることも注目に値する。AIM-260は、さらに射程距離が長く、より高度な機能を備えている。それでも、レイセオンによると、最新型のAIM-120はJATMの射程範囲に近づきつつあるという。 

 いずれにしても、近い将来、スーパーホーネットがAIM-260を搭載する最初の機体となる可能性があるため、AIM-260を混在させるオプションは、空対空兵器の搭載能力をさらに強力なものにするだろう。

 重武装のF/A-18Fが撮影時に何をしていたのかについては、来週から開始予定の次回のグレイ・フラッグ演習への参加準備を行っていたという説明が最も可能性が高いと思われる。過去にも説明したように、これはテストおよび評価演習シリーズであり、VX-9がポイント・マグーで活動している理由を説明できる。ただし、同部隊は広大な施設で他の目的でも活動している。

 さらに、これまでの演習では、敵軍が味方航空機を発見、追跡、標的とする能力に挑戦する目的で、さまざまな先進的な能力に重点的に取り組んできた。AIM-174B(およびその他の空対空能力)のテストは、この文脈において、またIRSTにおいても、非常に理にかなったものであるといえる。

 何よりも、VX-9がこのような目覚ましい多様な空対空ペイロードを搭載しているというイメージは、いわゆる「大国競争」での空中戦で優位に立つため急ピッチで進められている取り組みのもう一つの兆候であり、特に太平洋に広がる中国の領域拒否戦略を考慮すると、その傾向が顕著である。■


F/A-18 Super Hornet Appears With Unprecedented Heavy Air-To-Air Missile Load

This is the first time we have seen four AIM-174B very long-range air-to-air missiles on a Super Hornet, along with pods and other missiles.

THOMAS NEWDICK, TYLER ROGOWAY

POSTED ON SEP 11, 2024 2:43 PM EDT

https://www.twz.com/air/f-a-18-super-hornet-appears-with-unprecedented-heavy-air-to-air-missile-load