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硬化型格納庫が足りない米軍基地は中国からの攻撃に対し脆弱であると報告書が警告(The War Zone)―自衛隊は大丈夫でしょうか。米軍には伝統的に防御より攻撃を重視してきた文化があるので、価値観の転換は大変でしょう。

     USAF 硬化型航空機格納庫やその他の基地インフラ建設で、中国は米軍を大きく引き離している 新 たな報告書によると、米国の空軍基地は、特にインド太平洋地域において、硬化型航空機シェルターへの投資不足、あるいはその他シェルターへの投資不足により、深刻な脆弱性を抱えている。これに対し、中国人民解放軍(PLA)は、空軍基地インフラの大幅な拡張と並行して、硬化型航空機シェルターおよび非硬化シェルターの総数を過去15年ほどで2倍以上に増やしている。ロシアを含む他の国々も、同様の傾向を強めている。これは、太平洋における中国との戦争など、将来起こり得るハイエンド紛争に勝利するために必要な能動的および受動的な基地防衛の適切な組み合わせについて、米軍と議会との間で激しい議論が行われている最中でのことである。 ワシントンD.C.のシンクタンク、ハドソン研究所は昨日、「Concrete Sky: Air Base Hardening in the Western Pacific」と題する報告書を公表した。主な執筆者は、ハドソン研究所のティモシー・ウォルトンと、新アメリカ安全保障センター(CNAS)のトーマス・シュガートだ。 「米国防総省(DoD)は一貫してインド太平洋地域の飛行場への脅威について懸念を表明しており、中国と米国が関わりそうな潜在的な紛争に関する軍事分析では、米国の航空機の損失の大半が飛行場の地上で発生する可能性が高いことが示されている(そして、その損失は壊滅的になる可能性もある)」と、報告書の要約に記されている。「しかし、米国軍は近代的な航空機開発に比べ、これらの脅威への対策には比較的注意を払わず、また、リソースも投入してこなかった」と報告書は述べている。 報告書によると、2010年代初頭以降、台湾海峡から1,000マイル以内の空軍基地に、米軍は2点の強化型航空機シェルター(HAS)と、未強化の航空機シェルター(IAS)を41点追加した。施設の拡張は限定的で、滑走路が1本、主要誘導路が1本、そして駐機場面積が17%増加したのみである。 「2010年代初頭以降、人民解放軍は軍用飛行場における硬化航空機格納庫(HAS)と非硬化航空機格納庫(IAS)を2倍以上増やし、中国全体で3,000箇所以上の航空機格納庫を保有するに至った。ここには民間用...