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2025年11月16日日曜日

中国の次期空母が原子力推進となる強い証拠が浮上(TWZ)―透明性のまったくない中国軍に対して西側は鋭い情報工作、情報分析をくりひろげています


中国の「004型」空母が原子力推進となれば、海軍戦力の飛躍的向上を意味し、米国との対等化に一歩近づく

Recent imagery indicates that China is progressing work on a new aircraft carrier, its fourth, which is widely expected to introduce nuclear propulsion. The development comes just a week after the People’s Liberation Army Navy (PLAN) commissioned its first domestically produced carrier, the Fujian. Meanwhile, there are signs that Beijing may also still be working on at least one more conventionally powered carrier, too.

中国インターネット

近流出した画像は、中国が空母4番艦の建造を進めており、情報源多数が原子力推進の導入を予想していることを示している。艦体構造の新たな詳細が確認され、この見解を直接裏付けている。この進展は、中国人民解放軍海軍(PLAN)が初の国産空母である福建を就役させてからわずか1週間後のことだ。一方、北京が少なくとももう1隻の通常動力型空母も引き続き建造中であるとの報告が増えてきた。

大連で建造中の004型と思われる空母のクローズアップ。中国インターネット

004型と呼ばれる新型空母の画像は、中国遼寧省の大連造船所で建造が進んでいる様子を示している。現在確認できるのは、原子炉格納構造体と見られる部分で、これは推進システムの重要な指標となる。確かにこの構造は米海軍の原子力空母と概ね類似しており、将来の原子炉設置に関連するとする見解が一般的だ。ただし、これが他の試験艦あるいは試験モジュールである可能性も残る。また、ある目的のために存在するように見えるが、実際には別の目的であるケースもあり得るが、その可能性は低いと思われる。

過去に004型設計に関連して公開されたレンダリング図は、米海軍のフォードやフランスの次世代空母と類似点が見られ、いずれも原子力推進である。

将来の中国空母を想定した概念図。中国インターネット経由 @HenriKenhmann

米国防総省の最新中国軍事力評価報告書では、原子力空母についてはっきり言及していないものの、中国の「次世代空母」は「より高い持続能力」を特徴とし、「中国周辺海域を越えた地域に展開された場合、潜在的な海軍空母戦闘群の攻撃力を増大させる」と記されている。

今年3月、中国人民解放軍海軍の政治委員袁華智は、4隻目の空母建造が開始されたことを認めたが、それが原子力推進かどうかについては回答を避けた。


将来の中国原子力空母の模型。中国船舶工業集団(CSSC)のラベルが貼られていることから、公式モデルである可能性を示唆している。中国インターネット

ほぼ1年前、中国が大型水上戦闘艦に適した陸上型原子炉プロトタイプを建造した証拠が明らかになった。いわゆる「龍の力」プロジェクトは四川省楽山市郊外の山岳地帯に位置する。

中国4番艦の原子力化は極めて重大な意味を持つ。

原子力推進により004型艦は事実上無制限の航続距離を得る。また、高度化するセンサーやその他の任務システムの発電需要を満たす上でも有効だ。原子力超大型空母は米海軍との技術格差を大きく縮め、中国をフランスに次ぐ原子力空母運用国とするだろう。

過去の衛星画像からは、2024年5月以前に大連で空母建造が進行中であることが確認されていた。同年5月に初めて衛星画像に捕捉されたのは、飛行甲板の一部を構成するモジュールだった。


2024年5月17日付の衛星画像に捉えられた大連の空母モジュール Google Earth

モジュールには明らかにカタパルト軌道用の溝が確認され、004型は船首2基に加え、中央部に2基のカタパルトを装備することを示唆している。これはニミッツ級やフォード級の配置と一致し、中国第3空母である003型福建では3基だった。

先週の就役式典で撮影された中国空母福建。中国国防省

福建と同様に、また最初の2隻の空母と対照的に、004型はカタパルトによる航空機発進能力を備える。先行する山東と遼寧はどちらも短距離離陸・着艦方式(STOBAR)を採用し、特徴的な「スキージャンプ」式離陸用ランプを備えている。カタパルトは総重量の大きい航空機の発進において多くの利点があり、これは燃料や兵装の搭載量増加につながる。また一般的に、より多様な機種の航空機にも対応できる。これには大型で低速な設計のもの、例えばKJ-600艦載早期警戒管制機や、小型の無人機なども含まれる。

福建と同様に、004型も先進的な電磁式航空機発進装置(EMALS)を搭載すると推測される。この種の装置は、米海軍のみが使用している。

前述のKJ-600に加え、004型艦の航空部隊にはJ-35ステルス戦闘機が配備される見込みだ。これにはJ-15多用途戦闘機の改良型、特に電子戦仕様機も含まれる。さらに各種無人機、例えばGJ-11無人戦闘航空機(UCAV)の艦載型ヘリコプターも搭載されるだろう。


J-35試作機2機が緊密な編隊を組む様子。via X

しかし興味深いことに、中国は並行して別の新型空母の開発も進めていると報じられている。こちらは通常動力型だ。

未確認情報によれば、大連で建造中の004型に加え、上海の江南造船所で通常動力型空母の建造が間もなく開始されるという。この場所は福建を建造した造船所である点で理にかなっている。もし情報が正しければおそらく改良型003型となるだろう。

中国の巨大な造船能力を考えれば、二つの異なる次世代空母設計を追求することは理にかなっている。改良型003(一部の観測筋が003A型と呼び始めている)は実績ある設計と低コストという利点を提供し、より野心的な004型は高コストでリスクも高い。

下図は後継となる通常動力空母(艦番号CV-19)の模型だが、出所は不明で公式かどうかは定かではない。ただし注目すべきは、アイランド構造が武漢にある大規模な陸上空母試験施設のものと大きな類似点を持つことだ。

将来の中国通常動力空母CV-19のモデル。中国インターネット武漢の改造空母模型。その奇妙な島構造は(おおむね)上記モデルと一致する。(中国インターネット)

また、中国の任務の多くに原子力空母が必ずしも必要ではないという主張もある。原子力空母は世界規模での持続的な遠洋作戦には大きな利点となるが、台湾海峡や係争中の南シナ海など、自国に近い地域での緊急事態においては、通常動力型空母部隊が極めて有効である。通常動力空母には追加の利点がある。予算が限られていても、より短期間で建造でき、より多くを配備できる。ただし、安定した補給ラインへの依存度が高く、紛争時には脆弱になりうる。一方、原子力空母でも航空部隊や護衛艦隊の燃料を含む、他の物資の安定供給を必要とする。

同時に、中国が076型と呼ばれる超大型強襲揚陸艦の複数導入を進めている点にも留意すべきだ。各艦には少なくとも1基の電磁カタパルトが搭載され、主に無人機発進に用いられる見込みである。これらもまた、台湾に対する作戦任務と南シナ海における軍事力投射に特化した設計と見受けられる。

原子力空母となる可能性が高まる艦艇の建造と、別の通常動力型空母の建造計画の可能性は、中国が海軍大国として抱く高い野心と、その海洋戦略を実現するため投入する資源を浮き彫りにしている。こうした進展はあるものの、現時点では中国海軍の通常動力空母3隻は米海軍の現役原子力空母11隻大きく劣ったままであることも忘れてはならない。とはいえ、差は急速に縮まりつつある。■

トーマス・ニューディック

スタッフライター

トーマスは防衛分野のライター兼編集者であり、軍事航空宇宙分野や紛争に関する取材経験は20年以上である。数多くの書籍を執筆し、さらに多くの書籍を編集し、世界の主要航空出版物に多数寄稿してきた。2020年に『The War Zone』に参加する前は、『AirForces Monthly』の編集長を務めていた。


Strong Evidence That China’s Next Carrier Will Be Nuclear Emerges In Shipyard Photo

Nuclear propulsion for China's 'Type 004' aircraft carrier would represent a leap in naval capability and another step toward parity with the U.S.

Thomas Newdick

Published Nov 12, 2025 1:32 PM EST

https://www.twz.com/sea/strong-evidence-that-chinas-next-carrier-will-be-nuclear-emerges-in-shipyard-photo






2025年11月8日土曜日

PLANが新空母福建を海南島で就役(11月5日)(Naval News)

 


2025年11月5日、三亜での就役式典における空母福建。背景には空母山東と075型強襲揚陸艦。画像:中国国営メディア


中国海軍(PLAN)は11月5日、空母3番艦「福建」(18)の正式就役を宣言した。最高指揮官習近平主席含む高官が、海南島にある三亜海軍基地で行われた式典に出席した

役式典は、上海で建造が確認され約8年に及ぶ同艦建造で頂点となった。新型艦の最初のモジュールは2018年初頭に江南造船所に現れた。同造船所は2022年6月17日に空母を進水させた。海上公試は2024年5月1日に開始された。その後、中国海軍最大の艦艇は8回の海上公試を実施し、今年9月に三亜へ到着した。

就役式典は、台湾と対峙する中国南東部の省名に因んで命名された同艦が、中国人民解放軍南部戦区(STC)隷下で運用される。式典には空母山東、075型強襲揚陸艦(おそらく同型4番艦)や多数の戦闘艦艇も加わった。

「003型」と呼ばれていた福建は、遼寧(16)と山東(17)に続く3番目の空母である。最初の2隻はそれぞれ2012年9月と2019年12月に就役した。福建はまた中国初の超大型空母であり、8万トンを超える空母だ。さらに福建は、中国海軍(PLAN)で初めて電磁カタパルトを装備した艦艇である。これにより中国海軍は米国に次いで電磁式カタパルトを搭載した空母を運用する世界第2の海軍となった。

この就役は、遼寧(旧ソ連空母ヴァリャーグが大連の乾ドックに曳航されてから20年目の節目でもある。

新空母の運用開始までにはさらなる作業が必要

就役は福建が正式にPLANで運用を開始する節目である。しかし、この出来事は試験や海上公試の終了を意味するものではない。空母は搭載航空機と、移動式航空基地の機能を支えるサブシステム多数からなる複雑な生態系だ。この最大級の軍艦の性質上、運用能力に至るまでのプロセスには時間を要する。

就役時の艦上に展開した航空団には、J-15T、J-35、KJ-600、Z-20など関連機種が全て含まれていた。Xソーシャルメディア経由、元は中国国営メディア。

中国は最初の2隻の空母で相当な運用経験を蓄積した。しかし福建はクズネツォフ型STOBAR空母から進化し、劇的な技術的向上を遂げている。そのためこの新型超空母は今後数年間、完全な運用能力達成に向け訓練を続けることになる。

今後の試験では、搭載された電磁式発着装置(EMALS)の利用頻度が次第に増加する。その他の側面としては、兵器や燃料供給などの支援システムの認証、運用手順の検証などが挙げられる。

新空母は新たな高性能航空団も導入

本誌は過去において中国の空母計画詳細に報じてきた。また福建の運用特性についても関連情報を整理してきた。艦体自体に複数の新技術を導入するだけでなく、同空母は根本的に改良された航空団も運用する。

搭載される艦載航空戦力には、カタパルト対応のJ-15T多用途戦闘機、J-15DT電子戦機、次世代戦闘機J-35、そしてKJ-600空中早期警戒機が含まれる。三種類の機種の組み合わせは、前世代の二隻の空母遼寧と山東を大きく凌駕する能力上の飛躍を意味する。カタパルト発射の支援により、各機種は中国海軍の作戦行動範囲、搭載量、状況認識能力を飛躍的に向上させる。

加えて、回転翼航空部隊も大幅な近代化が進み、多用途型及び対潜戦型Z-20ヘリコプターがその顕著な例である。

航空戦力の多様化は、太平洋及び周辺海域への進出を拡大する中国海軍の野心を示している。初の大型空母である福建は、訓練艦としての重要な役割も担う。同艦は、これらの新型兵器システムを活用する中国海軍航空隊のさらなる成長と戦術熟成を可能にする。

次の空母は、時を待たずして登場する

中国の追加空母建造は「実現するか否か」ではなく「いつ実現するか」の問題だ。四号艦は、遼寧と山東の建造を完遂した大連の同名造船所で、表向きは建造中だ。

建造が非常に初期段階にあること、中国当局からの情報提供が乏しいことから、その存在を断定的に証明するものは未だない。福建の建造ペースを考慮すれば、仮称004型の正確な特性については2026年頃に情報が得られるだろう。

武漢にある陸上空母模型。おそらく第四号空母のアイランド配置を示している。同施設では以前、山東と福建の同様の模型も展示されていた。画像提供:Sinodefenceforum

大きな疑問点は推進方式で、原子力推進設計と推測されている。さらに004型は、リスク低減と迅速な開発のため、福建が依然採用するクズネツォフ型船体からより大きく離れる可能性が高い。ただし詳細な特性は、関連する仮説を裏付ける画像が追加されるまで完全な推測の域を出ない。

変貌を遂げた海軍力

福建が現役艦隊に編入された事実は、中国海軍が真の遠洋海軍へと変貌したことを強調している。同海軍は運用する空母の数と艦載航空戦力の運用能力の両面で、米国に次ぐ世界第2位の規模を誇る。この出来事は、PLANの20年にわたる急速な近代化における最も顕著な節目である。

しかしPLANの視点から見れば、この成果はより重大な変革の前兆に過ぎない。特に艦隊規模と関連する作戦行動範囲にさらに大きな変化が及ぶだろう。中華人民共和国が建国100周年を迎える2049年、つまり24年後にはPLANは変革の旅を完結させているかもしれない。■

アレックス・ラック

アレックス・ラックはフリーランスのライター兼アナリストであり、ドイツ軍の近代化、NATO、世界各国の海軍計画、特に中国海軍(PLAN)を専門とする。ドイツ出身で、現在はオーストラリアのブリスベンを拠点としている。


Chinese Navy Takes Aircraft Carrier Fujian Into Active Service In Hainan



2025年11月7日金曜日

中国の「ドローンミニ空母」試験艦が登場(TWZ)

 


中国は特異な形状のオープンデッキ艦を建造し試験中で、ドローンを運用する母艦のコンセプトを各国が模索する中で、試行錯誤を恵まれた環境で実施し一歩先を行く感がある。大型空母と並行して小型ドローン空母を今後整備していくのか、それとも画期的な艦種を実現するのか注目されるところです。

Chinese drone test ship seen in action.

中国インターネット/グーグルアース

国が開発した奇妙な艦船が使用されている様子が初めて確認された。一部で「ドローン母艦」と呼ばれる同艦は、無人ヘリコプターAR-500CJの海上試験を支援している。この艦船は開放型飛行甲板を備えた異例の設計の艦艇群の一例であり、中国が海軍領域へドローン開発の野心を拡大する中で出現したものである。

中国人民解放軍関連のニュースを専門とする中国国営テレビ局CCTV-7は、10月30日にAR-500CJの海上試験の様子を放送した。AR-500CJは中国航空工業集団(AVIC)の大型AR-500シリーズ艦上運用向けに最適化した機種で、初飛行は2022年だった。

CCTV-7からキャプチャした画面。海上試験中に艦上を移動するAR-500CJ無人ヘリコプター。 CCTV-7キャプチャ

CCTV-7の映像では、AR-500CJが運用されている艦名称は明示されておらず、艦の全景も映っていない。しかし、飛行甲板のサイズと構成、特に船尾方向の右舷側にある台形部分、そして艦体マーキングは、2022年に江蘇大洋造船所で進水した艦船と完全に一致する。Naval Newsが昨年、この艦艇について詳細に初めて報じた。全長約328フィート(100メートル)、幅約82フィート(25メートル)で、右舷舳側に小さなアイランド型構造を持つ。

CCTV-7映像のスクリーンショット。艦の甲板全体(右舷側の台形部分を含む)を広く捉えている。CCTV-7

2024年8月に撮影された江蘇大洋造船所の衛星画像から見た「小型ドローン母艦」。Google Earth

CCTV-7映像に映ったこの艦は、広大な開放飛行甲板と3つの上部構造を持つ謎の中国船であり、昨年本誌が最初に報じたものと推測されていた。同艦は国営中国船舶工業集団(CSSC)のロゴを掲げており、中川子号と命名されている可能性がある。表向きは民間研究船かもしれない。しかしCSSCの「空母」は、はるかに大きく形状の異なる飛行甲板を持ち、非常に特徴的なマーキングが施されている。

左)CCTV-7の映像で確認できる甲板、右)8月にSNSで流出したCSSCロゴ付き大型甲板船の船尾部分。マーキングの色と位置、甲板全体の構成に明らかな差異があることに注目。CCTV-7キャプチャ/中国インターネット

近年中国では数多くの特異なオープンデッキ船が登場している。江蘇大洋船舶(新大洋造船所としても知られる)はこの分野で特に注目されている。同造船所は少なくとも2隻のドローン母艦(カタマラン型)を建造しており、さらに各種特殊バージも製造している。これらは主に訓練や試験用途の想定で、特に無人機電子戦脅威の再現に重点を置いているようだ。カタマラン母艦の運用状況を示す最初の既知映像も、2022年のCCTV-7番組で公開された。

2024年8月の江蘇大洋船舶工場の広角画像。2隻のカタマラン型「ドローン母艦」とバージ、そして「小型ドローン運搬船」が確認できる。Google Earth

過去に本誌が指摘した通り、江蘇大洋船舶が製造した海上プラットフォームは実際の作戦環境で役割を担う可能性があり、大型有人軍艦と組み合わせて運用される場合も含まれる。一方で、「小型ドローン母艦」の比較的小さなサイズと一般的な構成は、実戦支援における持続的な運用に適さない。

二次的な作戦任務がなくても、専用の海軍ドローン試験・訓練プラットフォームは、艦載無人航空能力の規模と範囲を拡大する取り組みを継続中の人民解放軍にとって依然として価値がある。AVICが監視資産や空中信号中継ノードなどとして使用可能と説明しているAR-500CJは、この進化するエコシステムの一端である。中国航空技術進出口公司(CATIC)の大型AR-2000を基にした艦載運用向け別の無人ヘリコプターは、9月に北京で行われた大規模な軍事パレードで披露された新型無人航空機多数の一つであった。

9月に北京軍事パレードに登場したAR-2000設計に基づく艦載型無人ヘリコプター。中国インターネット

中国の海軍無人機開発は垂直離着陸機設計をはるかに超えている。ステルス全翼型GJ-11シャープソード無人戦闘航空機(UCAV)の艦載型開発が中核となっている。最近公開された画像により、これらの無人機の一つが着艦用フックを展開した状態が初めて鮮明に確認された。海軍型GJ-11(GJ-21とも呼ばれる)は、中国が拡大を続ける空母艦隊および大型強襲揚陸艦の少なくとも一部から運用される見込みだ。

より広範な観点では、中国は軍事・商業分野における無人航空技術開発の世界的リーダーとしての地位を強化し続けており、両分野にはしばしば大きな重複が見られる。今年に入り本誌が最初に報じたように、先進的な無人機複数が登場しており、大型機も含む。過去に報じた通り、全翼機形状の無人航空機も中国航空産業の重点分野であり続けている。

こうした状況を踏まえると、中国がドローンの試験・訓練その他を目的として、専用設計のオープン飛行甲板艦を運用する傾向は、今後さらに強まりそうだ。■


Chinese ‘Mini Drone Carrier’ Seen Being Used As Test Ship

China has assembled an array of unusual open-decked ships for testing and training purposes in recent years.

Joseph Trevithick

Published Nov 5, 2025 2:43 PM EST

https://www.twz.com/sea/oddball-chinese-mini-drone-carrier-seen-being-used-as-a-test-ship

ジョセフ・トレヴィシック

副編集長

ジョセフは2017年初頭より『The War Zone』チームの一員である。それ以前は『War Is Boring』の副編集長を務め、その署名記事は『Small Arms Review』『Small Arms Defense Journal』『ロイター』『We Are the Mighty』『Task & Purpose』など他媒体にも掲載されている。