中国が大陸間弾道ミサイルを太平洋に初めて発射したのは1980年のことで、今回の発射は、急速に進化する中国の核態勢を浮き彫りにした。 Global Times 中 国は40年以上ぶりに西太平洋へ大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した。これは米国とその同盟国に対して即座にシグナルを送るものだ。また、中国が核兵器の備蓄とICBM兵器を劇的に拡大し続けているため、今回の発射が定期的な外洋実験の始まりとなる可能性もある。 中国国防省は本日未明(中国では現在9月26日木曜日)、ICBMの発射を発表したが、詳細は限られており、発射されたミサイルの具体的な種類は明らかにしなかった。同省は、ミサイルには実弾は装填されていないと強調している。中国が最後に何らかのICBMを太平洋に飛ばしたのは、少なくとも我々が知る限りでは1980年である。それ以来、中国のICBM発射は、国の西端にある内陸地を標的にしている。中国軍はその間に、南シナ海を含む、より広い西太平洋地域の水域に、より短距離の弾道ミサイルを発射している。 公開されている警告通知によれば、ミサイルは南シナ海の北端にある海南島から発射され、フランス領ポリネシア周辺のフランスの排他的経済水域のすぐ外側にある太平洋を狙っていた。発射地点から着弾地点までの距離はおよそ7,145マイル(11,500キロ)で、海南島から発射されたミサイルは、サイロ型ではなく、DF-31やDF-41のような路上移動型ICBMであることを示唆している。中国は近年、サイロのインフラを大規模に拡張しているが、知られているフィールドはすべて本土の奥深くにある。また、中国にはDF-31のサイロ・ベース・バージョンもあり、DF-41の亜種もこの方法で発射できる可能性があるという議論が長い間行われてきたことも注目に値する。中国が最後に確認した外洋でのICBM発射は、旧式のサイロ型DF-5であった。 国防総省が以前に公開した、中国北西部の野原にある新しいサイロの作業中の衛星画像。DOD 国防総省の中国年次報告書に含まれる衛星画像では、中国北西部にある新しいICBMサイロの作業が、少なくとも外見上は完了しているように見える。国防総省の専門家やオブザーバーは、中国の太平洋へのICBM発射には、実際的な訓練やテストの価値があると指摘し...
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