巡洋艦モスクワRussian MoD picture. ウ クライナ軍がロシア黒海艦隊の旗艦スラバ級巡洋艦モスクワを攻撃し、艦内に深刻な被害を与えたと報じられている。ロシア通信社も被害を確認した。巡洋艦モスクワに関してこれまでに判明していることをまとめた。 4月13日夜、ソーシャルメディア上で、ウクライナ軍がロシア巡洋艦モスクワを攻撃し、艦内に大きな被害をもたらしたとの噂が流れた。ロシア海軍の艦船がウクライナの砲撃に遭ったという同様の(しかし検証されていない)主張が過去にあったため、この主張に各人は懐疑的だった。哨戒巡洋艦ワシリー・ビコフとフリゲート艦アドミラル・エッセンが被害を受けたと噂されたが、事実でないことが判明した。 真夜中に、国営の RIA Novosti や TASSを含む複数のロシアメディアが、巡洋艦モスクワ艦上で爆発があったと確認した。ロシア国防省は本事件に関して声明を発表していないが、ロシアメディアの情報源は国防省だった。 RIA Novostiによると、モスクワ艦内で弾薬が爆発し、乗組員は避難した。タス通信も同様の声明を出し、その理由を「弾薬の爆発」だとした。 「ロシア黒海艦隊のミサイル巡洋艦モスクワが火災とその後の弾薬の爆発で深刻な被害を受け、乗組員は避難したと、ロシア国防省が木曜日に発表した」 ウクライナの主張とロシアメディアの発言から、巡洋艦モスクワに長距離ミサイルが命中したと推測される。使われたミサイルの種類について公式発表はまだないが、ソーシャルメディアTelegramで流れたオデーサ州知事の声明によると、ウクライナは現地で設計・製造した対艦ミサイル「ネプチューン」を同艦に命中させたとある。 ネプチューンミサイルで襲撃したとするオデッサ州知事のメッセージ ネプチューンミサイルは、2022年4月にウクライナ軍に納入される予定だった。開戦当初からウクライナでの沿岸ミサイル配備の必要性は常に提起されてきたが、ロシア黒海艦隊が領海付近で活動し陸上攻撃にミサイルを発射しても、ウクライナは対艦ミサイルを配備していなかった。多くの専門家やアナリストによると、戦争のため納入スケジュールが中断され、ウクライナに対艦ミサイルの能力が欠如していたのだという。ウクライナと英国が対艦ミサ...
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