USAF レッドフラッグ演習が南カリフォーニア沖で空母打撃群の展開前作戦と組み合わされて初めて実施された 米 空軍で最高峰の空戦演習レッドフラッグが、米海軍空母の基幹演習である複合訓練ユニット演習(COMPTUEX)と初めて組み合わされた。 レッドフラッグ最新版は、米軍の飛行士が太平洋で遭遇する可能性のある、長距離の海上戦闘シナリオを中心とし、特に中国との将来の潜在的な衝突を視野に入れた。これは、The War Zoneが注視してきた空軍と海軍の合同ハイエンド空戦訓練の傾向を反映しており、米軍全体が現在、広大な海上での紛争とそれに伴うあらゆる課題との戦いに備えることに軸足を置いている。 米空軍のマーク・ケリー空軍大将は、レッドフラッグ演習とCOMPTUEXの初の融合を、本日未明のツイートで発表した。これまでは、EA-18Gグラウラー電子戦機や「空母艦載機および水上艦艇」を含む海軍の部隊が、レッドフラッグ23-3と呼ばれる演習に参加したとだけ発表していた。空軍によれば、F-35A統合打撃戦闘機とF-22ラプター・ステルス戦闘機、B-1爆撃機、KC-135とKC-46タンカー、HH-60Gペイブホーク救難ヘリコプターも、7月17日から8月4日まで行われた演習に参加したという。 「レッドフラッグ23-3の最終週は、米海軍と合同で行われた」と、レッドフラッグ演習を統括するネバダ州ネリス空軍基地の第414戦闘訓練飛行隊長、エリック・ウィンターボトム米空軍大佐は、本日のプレスリリースで発表した。「空軍と海軍を大規模な演習に統合することは、相互運用性と共同作戦の有効性を高めるために、共同計画、コミュニケーション、実行に重点を置く。 本稿執筆時点では、空軍はハイブリッド・レッドフラッグに参加した空母打撃群を特定していない。しかし、USSカール・ヴィンソンは、この地域にいたことが知られている唯一の空母だ。海軍は6月、カール・ヴィンソン空母打撃群は次のCOMPTUEXを「今年後半に」開催する予定だと発表した。 COMPTUEXは、空母にとって、次の配備前の最終段階での訓練イベントであり、完全な戦闘ユニットとして重要なスキルを練習できるように、打撃群の随伴艦艇を集めて実施する。 レッドフラッグ23-3に参加した空母打撃群の正確な構成も完全には明らかになっていない。通常、空母の航空団、
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