Business Insider がフィリピンが潜水艦導入に乗り気と伝えていますが、その実現は疑問視されているようです。なんといっても同国の財政では高価すぎることと、導入しても運用体制まで整備できるのか、もっと費用対効果が高い装備品の導入に限られた予算を使ったほうがいいという意見もあります。中国は横からほくそ笑んでいるでしょう。 Chinese Coast Guard holding knives and machetes as they approach Philippine troops in the disputed South China Sea on June 17, 2024. Armed Forces of the Philippines via AP, File 中国を視野に、フィリピンが攻撃型潜水艦購入を希望 フィリピンはディーゼル電気潜水艦の購入に関心を示している。 フィリピンは地域の緊張が高まる中、初の潜水艦購入を望んでいる。 専門家は、その資金は無人偵察機やミサイル艇に使った方が良いと見る フ ィリピン政府は、南シナ海で中国の軍事力が増大する中、反政府勢力にによる反乱鎮定から国家主権を守る対外的な防衛へのシフトを反映したものだとしている。しかし、中国に対抗する費用対効果がもっと高い兵器を考えれば、潜水艦購入に意味があるのか、あるいはそれが実現するのかどうか疑問に思う専門家もいる。 ワシントンに本部を置くシンクタンク、戦略国際問題研究センター(Center for Strategic and International Studies)のアジア海洋透明性イニシアティブ(Asia Maritime Transparency Initiative)ディレクターであるグレッグ・ポリング(Greg Poling)氏は、Business Insiderに次のように語った。 フィリピンのフェルディナンド・マルコスJr.大統領は2月、長期的なフィリピン軍近代化の一環として潜水艦を購入すると発表した。フィリピン海軍のスポークスマンは、これはフィリピンが国内防衛から対外防衛へとシフトしていることの反映だと付け加えた。「我々は大規模な海軍ではないが、領土権と主権を守る海軍を持つことになる」。 中国と近隣諸国は、北京が南シナ海の大半の領有権を主張したため...
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