日本を離れ、母国へ帰るはずだったUSSロナルド・レーガンCSGがフィリピン近海に展開し、抑止効果を発揮しているのは、フィリピンと中国の対立がここに来て看過できなくなっているためでしょう。日本に向かい移動中のジョージ・ワシントンも今後こうした台湾・フィリピンを睨んだプレゼンス任務につくのでしょうか。Warrior Maven記事からのご紹介です。 米海軍の太平洋前方配備空母が、フィリピン海での抑止任務延長のため、再補給、再燃料補給を受けている 米 中関係が緊迫化する中、前方でのプレゼンス継続として、太平洋に展開中の米海軍空母は、フィリピン海域での長期抑止任務のため、再補給、再燃料補給、再供給中だ。フィリピンでの緊張も高まっており、必要であれば、この地域全体に大規模な航空攻撃力を投射できる米海軍の継続的な能力の緊急性が強調されている。 フィリピンの "フェイト・アコンプリ" フィリピン海に配備されたUSSロナルド・レーガンは、抑止作戦を継続するため、軍輸送司令部(Military Sealift Command)のEC-225スーパープーマ・ヘリコプターから物資を受け取り、「洋上補給・給油」を行っている。数千人の乗員と多数の攻撃機やヘリコプターを擁する浮遊都市として活動するUSSロナルド・レーガンは、重要な "近接性"を確保するため配備を延長している可能性が高い。人民解放軍(海軍と空軍)が台湾を包囲し、フィリピンの小型漁船を「封鎖」し続ければ続けるほど、米海軍はこの地域の同盟国を脅かす中国軍の射程圏内で活動する必要がある。フィリピン海から短時間離れたり、別の場所に寄港したりすれば、フィリピンは中国の奇襲攻撃に対して極めて脆弱になる可能性がある。 例えば、中国に関する国防総省の報告書では、台湾に対する「既成事実化」シナリオへの懸念が定期的に表明されている。これは、台湾を占領している中国軍を「退去」または「撤退」させるのに十分な米日韓の大軍を編成するには、人命とドルのコストがかかりすぎるため、中国が「既成事実」で新たな現状を維持させる、というものだ。 これと同じシナリオはフィリピンでも可能だ。同盟国が対応する前に、フィリピンに "既成事実"として大規模な奇襲攻撃を仕掛けてはどうだろうか。フィリピンの新しい...
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