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インド首相訪日でUS-2の合意が成立するかが航空関係の注目ポイント

US-2では「輸出」を期待する日本と「共同生産」を求めるインドで温度差があるようで、議論好きのインドに日本がどこまで対応できるかがポイントになるでしょうね。その背景にはやはりUS-2の高価格があるのでしょうが、これまでの数十年の技術蓄積(戦前も入れれば80年以上?)と運用経験は簡単に安く提供できるものでもないでしょう。ともあれ、両国にとっても中国の影が大きな存在になっていることは間違いありません。 India-Japan Talks To Focus on Strategic Ties, Possible Aircraft Deal Aug. 28, 2014 - 03:09PM   |   By VIVEK RAGHUVANSHI   |    Comments NEW DELHI —インド首相ナレンドラ・モディ Narendra Modiの日本公式訪問では水陸両用機の共同生産はじめ両国の防衛協力の緊密化など戦略面で話し合われる見込み。 訪日は8月30日から開始し、モデイ首相は自ら訪日予定を一日延長している。20名ほどのインド産業界代表も同行するのはしインド新政権が日本との結びつきを重視しているあらわれとインド外務省関係者は解説する。 インドは日本はともに米国を入れた三カ国戦略協議の早期再開を提案している。日本政府が2009年以来議題に上っている同提案には慎重なのは中国への影響を懸念しているためだろうと同上関係者は言う。 これに対しインドは日米三カ国協議で中国の影響拡大を食い止めるねらいがある軍事専門家N.メータは言う。 訪日中に議題に上るのが 新明和工業 のUS-2長距離飛行艇の共同生産だろう。 4,500kmの航続距離を有するUS-2はインドの「戦略的権益」の保全に活用できるとインド国防省は見ている。 空軍関係者は同機をアンダマン・ニコバル諸島で運用すれば中国のインド洋沿海水域での作戦へのけん制が可能だと解説。 新型水陸両用機の導入に向けインド海軍と空軍からそれぞれ情報開示請求が2011年に発出されており、新明和工業、カナダの ボンバルディア 、ロシアの ベリエフ からそれぞ回答があった。しかし、モディ首相が今回の訪日期間中にUS-2共同生産の合意を取り付ければ、結局入札は行われないだろう。 ■