スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

8月, 2019の投稿を表示しています

日本向けSM-3ブロックIIAミサイル売却案件を米国防安全保障協力庁が公表

Japan – Standard Missile-3 (SM-3) Block IIA Missiles Media/Public Contact:  pm-cpa@state.gov https://www.dsca.mil/major-arms-sales/japan-standard-missile-3-sm-3-block-iia-missiles-0 外 国軍事装備販売として成立可能性のある日本政府向け73本上限のスタンダードミサイル-3(SM-3)ブロックIIA総額32.95億ドルの案件を国務省が承認する決定をした。国防安全保障協力庁が8月27日に本件を議会に通知する。 73本上限でスタンダードミサイル(SM-3)ブロックIIAミサイル購入の要望が日本政府から出ている。売却はMK29キャニスターを含み、梱包・取り扱い・貯蔵・輸送(PHS&T)キットも合わせて導入し、特殊任務空輸ミッション10回の費用も負担する。米政府と契約企業が技術支援・兵站業務を提供する。 今回提案の案件は英国の外交政策並びに国家安全保障に資するもので主要同盟国の安全保障状況を引き上げるクカあり、アジア太平洋地区の政治経済面での安定発展に資する。日本の防衛力整備は米国の国益上で死活的な意味を有する。 今回の提案案件が実現すれば日本の弾道ミサイル防衛能力が向上し、日本本土に加え日本駐留米軍将兵の防衛に役立つ。日本には追加ミサイルの運用は技術的に何ら支障はない。 今回の装備品販売で地域内の軍事力均衡が崩れることはない。 SM-3ブロックIIAの主契約企業は レイセオン・ミサイルシステムズ (アリゾナ州ツーソン)である。MK29キャニスターおよびPHS&Tの主契約企業は BAEシステムズ (ミネソタ州ミネアポリス)で、今回の売却提案で裏契約はない。 売却の実施には米政府および主契約企業代表者による技術審査、支援、実施状況視察のための来日がおよそ5年に渡り毎年実施される。 今回の売却で米国防の即応体制に悪影響は発生しない。 ここで示した売却の可能性のある案件公示は芳の定めにより必要とされたものだが売却が成立しているわけではない。■

いずも、かが艦上での米海兵隊F-35B先行運用案は本当だった

Marines Considering Flying U.S. F-35Bs Off of Japan’s Largest Warships 米海兵隊F-35Bの日本最大級の艦船での運用を検討中 By: Sam LaGrone August 23, 2019 10:51 AM https://news.usni.org/2019/08/23/marines-considering-flying-u-s-f-35bs-off-of-japans-largest-warships#more-69030 日 本が保有する最大級の艦船で米海兵隊のF-35B戦闘機の運用を日本側から要請されたと米国防関係者が金曜日USNI Newsに確認した。 海兵隊はがSTOVL型の同機をJSいずも(DDH-183)JSかが(DDH-184)という排水量24千トンの大型デッキ型揚陸艦で運用する案を検討する。 両艦とも当初は対潜ヘリコプターを運用し、人道救難や災害援助に投入する構想だったが、昨年12月に安倍晋三首相がF-35運用対応の改装を了承するとともにF-35Bの42機導入を決めた。 今年3月に当時の海兵隊総監ロバート・ネラー大将に海兵隊機材のF-35Bをいずも、かがで運用できないか日本政府が検討を要請していたと朝日新聞が今週記事を出した。 要請を受け、海兵隊は自衛隊向けF-35Bの配備前に米軍F-35を両艦で運用するべく技術検討チームを編成し作業を開始した。 いずも、かががSTOVL運用も考慮して建造しているとしても、米側が自軍のF-35を両艦で運用するとなると別個に決定すべき事項がある。 例として米ワスプ級大型強襲揚陸艦ではAV-8BハリヤーからF-35Bへの機種切替時に飛行甲板の強化策および特に耐熱処理が必要となった。海兵隊はすでにF-35の前方配備部隊を日本に展開しており、海兵戦闘攻撃飛行隊(VMFA)121「グリーンナイツ」がワスプ揚陸即応集団で第31海兵遠征部隊の一部となっている。 海兵隊は類似した対応を英海軍で行っており、F-35B一個飛行隊を新造空母HMSクィーン・エリザベス(R08)に搭載している。 日本の観点では今回の動きは中国の海軍力の増強を睨んだものだ。 「中国の海軍力は着実に成長してきており、今回の展開は日

米海軍のレイルガン開発は意外に順調に進んでいるようだ:艦載実証テストの目処がついた様子

The Navy's New Railgun Is A Step Closer to Sinking Your 'Battleship' Or just a dream?  by Jared Keller August 17, 2019  Topic: Security   Blog Brand: The Buzz   Tags: Railgun Military Technology World U.S. Navy Navy https://nationalinterest.org/blog/buzz/navys-new-railgun-step-closer-sinking-your-battleship-74421 米 海軍の電磁レイルガンは水上艦艇での実証を前に「事実上の試運転」を実施中と関係者が述べており、一時は行き詰まりといわれていたレイルガンだが実用化のめどが見えてきたようだ。 . 海軍水上戦センターがホワイトサンズミサイル試射場に分遣隊をおいており、艦載用戦術実証装備として5億ドルを投じたスーパーガンの政策が進行中だ。 「レイルガン設置は今年早々に始まっており、ガン本体、出力制御装置、画像表示装置や各機能の統合を進めている」と現地責任者ジョン・ウィンステッドが発表。「テストの目的は新規設置の砲台と電源コンテナーや制御装置の完全性能の試運転にある」 公式発表ずみのテストは5月15日が唯一の例で4発を発射し、「実証とデータ診断を完全に」行ったと海軍は発表している。「テストは成功をおさめ今後の搭載および実証に向けテスト条件を確認できた」 海軍が「試運転」と静かに発表したのは海軍研究本部がレイルガンを艦艇搭載に向け前進する中でのことで、海軍技術陣が艦艇搭載の課題とともに連続発射で必要な「パルス出力アーキテクチャ」も解決したことを示している。 5月に海軍が発表した環境インパクト評価では「運動エナジー兵器(レイルガンのこと)は水上艦艇でテストし、爆発性、非爆発性双方の発射体を空中または筋状目標に向け発射」を米北西部太平洋上で数ヶ月のうちに実施するとあった。 「システム変更は2分間で完了し、1秒未満で発射できる」と同評価は述べている。「システムはシールドを

ヘッドラインニューズ8月18日

台湾の国防予算が史上最高レベルに 2020年度国防予算が承認された。TWD4,113億ドル(131億ドル)は前年比5.2%増となった。GDP比率では2.26パーセント相当となる。予算案は立法院を通過する必要があるが、与党民進党が多数となっており、成立は確実と見られる。 コメント: 来年の総統選挙を控え、国防力増強をしゃにむに進める蔡英文背政権には時間がなくなりつつあるという切迫感があるのでしょう。北京は例によってノイズを出していますが、トランプ政権は全く気にしておらず、中国は苛ついているはず。早く「一つの中国」原則を破棄し台湾を独立国として認めるといいのですが。 A-10主翼交換作業が完了 ヒルAFB(ユタ州)で162機、オサン基地(韓国)でも11機の主翼が新品に交換された。主翼交換により1万飛行時間の供用が可能となった。機齢40年超のA-10では一部退役機材からも一部部品を流用した。 コメント: それでも空軍は同機完全退役を狙っているようです。 ハンビー後継車として海兵隊のJLTV調達が急増 共用軽量戦術車両(JLTV)の発注を15千両と当初の倍とする米海兵隊はハンビーの更新を進める。陸軍との共同開発によるJLTVは防御力が不足するハンビーの欠点を克服する。今後10年で現行ハンビーの6割と交代する。 米第二艦隊が正式に発足 担当区域を米東海岸から北極までとする第二艦隊はロシアの動きを睨んだもので、初期作戦能力を獲得した。北極海の氷の減少やバルト海情勢の進展で第二艦隊への期待が高まっている。 謎の爆発事故の治療にあたった医師に放射能の危険は伝えられていなかった Moscow Timesによれば、白海沿岸ニョノクサで発生した爆発事故に対応した医師には患者の放射能障害の可能性が教えられず、FSB(連邦保安局)により機密保持誓約書へのサインが求められたという。またFSBにより病院内の記録は全部抹消された。 コメント: ロシア特有の情報管理、情報操作の匂いがします 。 トランプ大統領「グリーンランドを購入したい」 デンマーク自治領のグリーンランドにはチューレに空軍基地があるが年間の大半は氷結している。同基地は米国へのミサイル攻撃の早期警戒拠点となっている。ウォール・ストリート・ジャーナル

中国がロシアからSu-35完成機の輸入を続ける理由について

Why Does a Superpower Like China Need Russia's Su-35 Fighter Jet? Simple.   by Michael Peck August 11, 2019  Topic: Security   Blog Brand: The Buzz   Tags: F-35 Su-35 Military Technology World https://nationalinterest.org/blog/buzz/why-does-superpower-china-need-russias-su-35-fighter-jet-72906 高 性能ステルス戦闘機を開発中と自慢する中国にロシアからの軍用機調達が必要と言うのはどういうわけか。 モスクワからSu-35戦闘機の追加販売申し出があり、中国メディアは北京がこれを了承する可能性があると報じている。 中国はSu-35を24機導入済みだ。冷戦時のSu-27フランカーを性能改修した同機の販売規模は2015年当時で25億ドル相当とTASS通信が伝えていた。「ロシア製新規兵器、軍事装備品の販売としてSu-35の追加販売を提示している」とロシアの軍事装備品輸出組織が同通信に語っていた。 その二日後に中国の軍事TVチャンネルから旧型機更新のためSu-35追加購入に向かうと伝えた。中国には軍用機3千機近くと米空軍に匹敵する機数があるが、うち1,700機が戦闘機だ。だが大半は冷戦時の老朽機材でロシアのMiG-21をコピーした機材も数百機含まれる。このため中国が第5世代機のJ-20を配備しても人民解放軍空軍には旧型機多数の運用で課題が残る。 国家統制を受ける環球時報も中国軍事筋の話としてSu-35導入には別の理由があると伝えている。それによればSu-35追加購入は旧型機の代替用ではない。代替用機材は国産機になるはずというのだ。 「Su-35を購入しても中国には同機の技術面から学ぶ側面は多くない」と同筋は述べる。購入は中露の関係強化のため政治経済的な意味があるという。つまり中国の購入でロシア航空工業が潤うというのだ。 この指摘は的を得ている。各国の空軍は第二次大戦から冷戦にかけての大量機材運用から少数ながら高性能かつ高価な軍用機の整

台湾向けF-16新造機売却を歓迎する

USA approvals sale of F-16s to Taiwan F-16の台湾向け売却を米国が承認 16 AUGUST, 2019  SOURCE: FLIGHTGLOBAL.COM  BY: GARRETT REIM  LOS ANGELES https://www.flightglobal.com/news/articles/usa-approvals-sale-of-f-16s-to-taiwan-460337/ ト ランプ政権は ロッキード・マーティン F-16V新造機の台湾向け売却を承認した。長く検討されてきた案件だが台湾を自国統治下に復帰させようとする中国とは関係悪化につながりそうだ。. USA approvals sale of F-16s to Taiwan F-16の台湾向け売却を米国が承認 16 AUGUST, 2019  SOURCE: FLIGHTGLOBAL.COM  BY: GARRETT REIM  LOS ANGELES https://www.flightglobal.com/news/articles/usa-approvals-sale-of-f-16s-to-taiwan-460337/ ト ランプ政権は ロッキード・マーティン F-16V新造機の台湾向け売却を USA approvals sale of F-16s to Taiwan F-16の台湾向け売却を米国が承認 16 AUGUST, 2019  SOURCE: FLIGHTGLOBAL.COM  BY: GARRETT REIM  LOS ANGELES https://www.flightglobal.com/news/articles/usa-approvals-sale-of-f-16s-to-taiwan-460337/ USA approvals sale of F-16s to Taiwan F-16の台湾向け売却を米国が承認 16 AUGUST, 2019  SOURCE: FLIGHTGLOBAL.COM  BY: GARRETT REIM  LOS ANGELES https://www.flightglo

8月8日謎の爆発事故はやはり原子力巡航ミサイル「ブレヴェストニーク」関連と考える理由

先にコメントを。先日の記事に対して読者の方からInterfaxから別の説明が出ている、調べずに(ロシアを)叩くのは止めてもらいたいとのご意見がでていますが(この方はロシア関係者?)、①ここのブログオーナーはロシアを信用していない ②それはチェルノブイリ事故や潜水艦事故等々でのロシアによる情報操作のせいでもあるのでInterfaxがいかにロシア政府から独立していようとこのバイアスに変わりはない ③本ブログは個人のものであり、記事の選択、論調などはいっさい個人の主観でしており、「公平性」「中立性」とは無縁の世界、このためむしろロシア批判を続けたいと思います。原子力推進ミサイルの存在そのものが不快なことは当初から一貫した主張です。そこで前回の記事の続きがでていますのでご紹介することにします。不愉快な方やロシア擁護派の方はこれ以上読むのを止めてください。 Evidence Grows That Russia's Nuclear-Powered Doomsday Missile Was What Blew Up Last Week (Updated) Seven personnel from a major nuclear weapons research laboratory died in the mysterious incident at a test site in northwestern Russia. BY JOSEPH TREVITHICK AUGUST 12, 2019 https://www.thedrive.com/the-war-zone/29380/evidence-grows-that-russians-nuclear-powered-doomsday-missile-was-what-blew-up-last-week 先 週ロシア北西部で発生した放射線事故をめぐり噂と観測が渦巻いている。本日は関係者が事故犠牲者の葬儀も行っている。事故では少なくとも7名の科学者他が命を奪われた。各人は国営原子力研究施設で従事し、小型原子炉も作業のひとつだった。同じ研究所が核推進巡航ミサイルのブレヴェストニーク開発にもあたっており、米情報筋ではこうした兵器のひとつ、あるいはテスト機材が今回の惨事のもととなった爆発の原因との見方を