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ロッキードのスカンクワークスが思わせぶりな新型戦闘機のシルエットを公表。おそらく米空軍最後の有人戦闘機の選考でロッキードが勝利する自信満々ということなのか。海軍向けF/A-XXなのか。当面議論が続きそう。

スカンク・ワークスが次世代有人戦術機コンセプトを予告している ロ ッキード の有名な先端プロジェクト部門スカンクワークスが不可解な航空機の平面図をインスタグラムに投稿した。投稿は、80周年記念の宣伝と、まだ見せられないものがたくさんある...というロッキードの絶え間ないからかいに直接関係しているようだ。ただし、高度に機密化された兵器開発のエコシステムを形成する手助けをしてきた同部門にとってこれは驚きではない。 問題の航空機は、次世代制空権(NGAD)のような有人戦術機の設計か、少なくとも何らかの関連がある機体のようだ。少なくとも1機のNGADデモ機がここ数年飛行しており、その後デモ用に3機がテスト飛行していることが判明している。NGAD有人機を製造する機会をめぐり、わずか2社が争っている。NGADは、新しい武器、センサー、ネットワーキング・アーキテクチャ、エンジン技術、そして何よりもCCA(Collaborative Combat Aircraft)を含む高度に自律的な無人航空機のホストを含むNGAD「システム・ファミリー」の目玉に位置づけられている。 フランク・ケンドール空軍長官によれば、有人のNGADは1機あたり数億ドルかかり、現在の目標機体数は約200機という。この航空機は、NGADの要素技術のテストに使用されているF-22に兵力構成上は取って代わるが、任務はかなり異なるだろう。有人NGADは航続距離、ペイロード、低観測性(ステルス性)に最適化され、「戦闘機」としての機動性は求められない。高度に統合された、遠距離を深く侵入するシステム・チームの一員として戦うミッションがこうした特質を反映している。また、「スペクトル戦」は、他の最先端技術の中でも、その全体的な設計の重要な構成要素だ。 この謎めいたアウトラインは、有人NGAD機の設計を想定している限り、請負業者複数、特にロッキード・マーチンから見たものと非常によく似ている。これらの特徴には、水平・垂直安定板と大きな流線型のキャノピーを欠いた、大きく修正されたデルタのような平面形状が含まれる。 興味深いのは、この機体のシルエットがスカンクワークスの80周年記念マーケティング資料から「消えた機体」のように見えることだ。もちろん、このラインのバナー(下図参照)の最後にある空白も、彼らが取り組んでいるが公表できない多くの

戦闘機開発の成功のものさしとは?失敗も公表する米国、成功だけ宣伝するロシア、中国。

  米 国は再び、互角戦力を有する相手への抑止力に焦点を合わせているが、これは戦闘を行わないかもしれない防衛プログラムの有効性の評価への回帰を意味する。さらに米国および世界の人々は、そもそも戦闘機プログラムでの成功要因とは何か、じっくり検討する必要がある。 米国は少なくとも2つの次世代戦闘機プログラム、すなわち空軍の次世代航空優勢事業と海軍のF/A-XX戦闘機を開発中で、新型機が就役するのは何年も先だが、防衛当局は米国民にちょっとしたステッカーショックを与える準備を始めている。2022年4月、フランク・ケンドール空軍長官は、空軍の次期戦闘機が史上最も高価な航空機プログラムになる可能性を示唆し、機体価格は「数億ドル」とした。 「数字に注目が集まるだろう」とケンドール長官は語った。「高価な飛行機になる」。 ロドリゴ・アヴェラによるオリジナルアートワーク。彼のInstagramをフォローし、彼の ウェッブサイト をチェックしてみてください F-35共用打撃戦闘機が今のところ史上最も高費用の防衛事業であり、高費用と開発の挫折から、これまでで最も技術的に進んだ戦闘機であるにもかかわらず、失敗作と見なす人も多い。  アメリカの次期戦闘機は、すでにfailure-of-financeと同じ運命にあるのだろうか、それともこの質問にはドルやセントを超えるものがあるのだろうか?実は、問題だらけで費用のかかるF-35開発は、大成功とみなされている戦闘機の中でも、特別なものではなかった。 ロッキードのステアトル実証機ハヴ・ブルー (U.S. Air Force photo) 次世代の航空戦力は、驚くような価格で提供されることになるだろう。軍事航空における注目すべき進歩はすべて、気の遠くなるようなコストでもたらされたものである。B-29ストラトフォートレスの開発は、マンハッタン計画と並行して行われ、最終的に日本の標的に運ぶことになる原爆を製造した。マンハッタン計画が19億ドルという巨費を投じたことは有名だが、それを搭載したB-29の開発にはさらに10億ドル以上の費用がかかった(ここで忘れてはならないのは、私たちが1940年代のドル価格で話しているということである)。  もちろん、巨額の資金を必要とするのは爆撃機だけではない。ファンが多いF-14トムキャットは、空母防御用や制空戦闘用として非

米国で開発中の極秘機材5種類。近未来の航空優勢の維持を狙う期待の事業だ。

    太 平洋における中国の脅威とヨーロッパにおけるロシアの侵略に対抗するべく、アメリカは現在、少なくとも 新型機 5 種類 を秘密裏に開発中だ。 新型マルチスタティック・ステルス対抗・レーダーと、さらに高度な統合防空システムが登場し、米空軍は F-22 ラプターが早ければ 2030 年に近接戦闘空域での生存能力が不十分になると見ている。そのため、生存能力への懸念は明確だ。米国は、空を支配するため新しい攻撃・防御戦闘機材を敵対国より数多く必要とする。中国やロシアが開発を急ぐ新型ステルス戦闘機や爆撃機から領空を守る必要もある。 アメリカはステルス爆撃機プログラム二種類をある段階まで開発しており、同様に関連したステルス戦闘機プログラムも 2 つある。しかし、おそらく最も秘密めいたものは、 3 種類の戦闘任務をこなす設計された低視認性極超音速無人機に、デュアルサイクルスクラムジェットエンジンシステムを実用化する空軍研究本部の取り組みだ。 1)   NGAD :無人機編隊を運用する構想 NGAD ステルス戦闘機の想像図 F-22 ラプターは地上最高の性能を持つ戦闘機として広く知られるが、戦闘投入可能な機体は 150 機を割り、空の頂点に立つ同機は絶滅の危機に瀕している。そこで登場したのが、 NGAD プログラムだ。 その他新型戦闘機開発と異なり、 NGAD は単一機体を開発するのではなく、複数機体のシステム・ファミリー構成を目指し、敵空域の制圧を目的に、空戦、対地戦闘のマルチロール能力を持つ。 NGAD は、コックピットの自動化とデータ融合という航空トレンドへさらに傾倒し、パイロットを飛行制御機能から解放し、支援無人機を指揮しながら、戦闘に集中できるようになる。確定ではないが、 NGAD 戦闘機は開発中のアダプティブサイクルエンジンで推力、燃費、熱管理で劇的な向上し、副産物として指向性エナジー兵器など先進システム用の発電容量も増加する。 NGAD プログラムの実寸大技術実証機がすでに飛行しているだけでなく、複数記録を更新していると 2020 年発表された。ただし、技術実証機は試作機ではなく、外観は最終型の機体と別物かもしれないが、 NGAD 計画は全速力で進んでいるようだ。 NGAD の予想価格は、 1 機約 2 億ドルにな