スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

ラベル(ゲーム理論)が付いた投稿を表示しています

クアッドサミット記念)クアッドの近未来をゲーム理論で予測した....現実にクアッドはインフォーマル組織として安全保障から経済、技術面の国際規範作りに発展する存在になる。クアッドの本質を理解することが必要でしょう。

  Credit: AP | Getty Images 中 国が経済大国へ変貌し、国力、外交力、軍事力でその効果を享受している。オーストラリア、インド、日本、米国の四か国が対抗勢力を形成した。 「クアッド」の将来には大きな可能性があり、インド太平洋に限らず、政府にとどまらず企業トップさらに一般市民まで世界規模のバランスオブパワーを意識しはじめている。 そこで世界の経済大国のトップにはクアッドの次の展開を知りたい気持ちがあるはずだ。 高度なコンピュータアルゴリズムが答えとなるかもしれない。 今週、ジョー・バイデン大統領はインドのナレンドラ・モディ、スコット・モリソン、菅義偉の各首相を招き、初の対面でのクアッドサミットを開催する。 主題はCOVID-19、気候変動、テクノロジー、サイバースペースとならび「自由で開かれた太平洋」で「各国の絆を深め、実のある協力を進める」事とホワイトハウスは発表している。 クアッド関連で発表される声明文の通例に漏れず、中国への言及はない。だが中国をめぐる懸念がクアッドの根幹にある。習近平が2012年に主席就任してから各国で中国との深刻な利害対立が貿易や領土面で発生している。 オーストラリア、インド、日本、米国の「四か国安全保障対話」は以前は非公式なままで各国による海軍関連の協力を協議してきた。これがトップレベルの戦略協力関係に変貌し、技術、世界経済、安全保障、パンデミックの話題を扱う。 中国はクアッドとは自国のグローバル大国化を妨害する試みと批判している。 専門家には中国のこうした姿勢がクアッド加盟国を逆に接近させているとの見方がある。では次に何が来るのか、CNBCではこんな質問をしてみた。クアッドの将来像とは。さらにゲーム理論モデルを応用し、インド太平洋のクアッド四か国、中国、その他国の将来を予測した。 ゲーム理論は一般に知られていない。ひとことでいえば、科学を戦略に応用することだ。ゲーム理論ではモデルを組み、集団個人間の競合状況を試す。 コンピュータ処理能力が加わり、各人がモデル内でどう行動するか、その結果の予測が可能となった。 そこでゲーム理論を各関係者に応用し予測をしてみた。さらに貿易、投資まで含めグローバル規模でのアルゴリズムの信頼度を高めた。 とはいえゲーム論は魔法ではない。制約があるのは以下の通りだ。今回使ったモデル構築に携わ