オーストラリア空軍関係者が3月27日に語ったところによると、オーストラリアは、アバロン・オーストラリア国際航空ショーでイギリス、イタリア、日本による第6世代戦闘機の共同プロジェクトに関し最新情報を入手した。
グローバル・コンバット・エア・プログラム(GCAP)は、2035年までに第6世代戦闘機の納入を目指している。同プログラムの関係者は以前、創設メンバー3カ国以外の国々がプロジェクトのパートナーになる可能性もあると述べていた。
オーストラリア空軍の能力整備責任者ニコラス・ホーガン空軍少将によると、イギリス、イタリア、日本は、航空ショにあわせオーストラリアに同プログラムのブリーフィングを行ったという。
「ブリーフィングは情報提供の一環で、当方はさらに詳しい情報を求めた」とホーガンは航空ショーのメディア懇談会で述べた。ブリーフィングは主に、オーストラリアに「必要な場合、国際的な統合作戦の一部として、同機がどのように活動するのか・・・を理解するためだった」とホーガンは付け加えた。
GCAP以外に、米国は先週、ボーイング社が空軍の第6世代戦闘機F-47を製造すると発表し、海軍のF/A-XXプログラムの勝者に関する発表が間もなく行われる予定だ。
オーストラリア戦略政策研究所のマルコム・デイヴィス上級アナリストは、有人航空機プロジェクトに加え、自律連携型戦闘機も「成熟し始めている」と述べた。オーストラリアが保有するF/A-18FスーパーホーネットやEA-18Gグラウラーが『着実に老朽化』する一方で、「次世代能力が成熟し始めている」のだ。
軍事戦略計画の責任者であるジョン・ハーリー空軍少将は、パネルディスカッションで、豪州の機材構成を再評価し、「海外開発の技術を提携または取得」するかは豪州政府の決定事項だが、空軍は決定に資する提言を行うと述べた。
ホーガンは、GCAPは「エキサイティングだが、未知の部分が多いと思う......未知の部分が多すぎて、現段階では選択肢として政府に提示することは不可能だろう」と述べたが、「紙の上では見栄えする航空機だ」と語った。■
AVALON NEWS: Australia Briefed on U.K.-Italy-Japan Next-Gen Fighter Program
3/27/2025
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