Photo by Louis Briscese イ スラエルが ロッキード・マーティン F-22ラプター戦闘機の取得はありえないとされてきた。だが、イスラエル軍が高性能ステルス性能を有する同戦闘機で空軍の「質的軍事優位性」 (QME)(米国がこの維持を法的に必要とされる)が保てると主張しているとの報道が流れた。直後に、米国はロッキード・マーティンF-35ライトニングIIのアラブ首長国連邦向け売却を承認した。 報道はロンドンに本拠をおくアシャクアル−アワサットが伝え、イスラエル国防高官が空対空性能でF-35を凌ぐF-22がに着目し、同機調達に意欲を示しているという。 今のところ同機を供用するのは米空軍だけで、ヴァージニア州ラングレー空軍基地に第一戦闘航空団、アラスカ州エレメンドーフ-リチャードソン共用基地の第三戦闘航空団、ハワイ州ヒッカム空軍基地の154戦闘航空団に配備されている。 .S. Troops to Poland Really Deter Russia 問題はF-22輸出は連邦法が禁じていることで、ステルス技術含む極秘技術の秘匿が目的だ。2010年国防予算認可法で国防総省にF-22派生型輸出の際の費用および実施可能性に関する報告書作成を求める条項が加えらたものの、議会は引き続き輸出禁止措置を維持している。 ただし最大の焦点はF-22事業が2011年に終了していることだ。生産は195機で終了し、生産再開は高コストのため実現の芽はないと言われる。 Defence-Blogはイスラエル防衛関係者が同機への関心を伝える報道を否定したと伝え、「検討は俎上に上がっていない」との発言を引用した。だが、ドナルド・トランプ大統領が任期切れ直前に売却を承認する可能性が議論を呼んでいる。 もちろんこれで実現の可能性は高められないし、機体自体の生産が終了している中で生産再開となれば天文学的なコストが発生するのは必至、さらに機体は大幅改修が必要なはずだ。 「今回の報道内容は軍事装備品販売で友邦国を助けようと外交安全保障であらゆる手段を講じるトランプの姿勢が元になっている」とイスラエル・ハーレツ新聞が伝えている。 イスラエ...
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