米国、イラン近くを航行する商船に武装チームを派遣か 実現すれば 第二次世界大戦のイニシアチブを踏襲 米 国防総省がホルムズ海峡を航行する商船に武装部隊を乗せることを検討中。 同省高官は、イランからの保護を要請する商船に、米海兵隊と水兵隊が警備チームとして乗り込ませる準備を進めていることを確認した。AP通信がこの構想を木曜日最初に報じた。 国防総省上層部が承認すれば、武装した海兵隊員と水兵隊員からなるチーム20名程度を、海峡付近や海峡を通過する商業船に乗船させるのが可能となる。どれだけのチームが派遣されるかは、海運業界の要請次第だという。 乗船部隊は、現在この海域でパトロール中、あるいはこの海域に向かっている他の艦船、航空機、無人システム(第26海兵遠征隊MEUが乗船しているバターン水陸両用準備集団の艦船を含む)とともに、「重層的防衛」の一部となる、と当局者は述べた。第26MEUの海兵隊は、ARG/MEUが到着する前に訓練を開始するため先行して移動ずみ、と当局者は述べた。 この提案は「エスカレーション的措置」ではなく、イラン艦艇が2隻のタンカーに発砲した7月5日の事件のようなイランの攻撃への対応、と当局者は述べた。 1987年と1988年、イラン・イラクのタンカー戦争では、ペルシャ湾に入港する商業船やペルシャ湾を通過する商船を攻撃から守るため、アメリカの軍艦が護衛に投入された。しかし、このアーネスト・ウィル作戦でも、民間船に米軍を乗せることはなく、保護を求める船は一時的に米国旗をつけて航行する必要があった。 軍の警備チームを民間船に搭乗させることは、第二次世界大戦以来行われていない、と当局者は言う。この新しいイニシアチブは、特別訓練を受けた水兵数万人を何百隻ものアメリカや同盟国の船舶に乗船させていた当時の海軍警備隊を思い起こさせる。■ US may make armed teams available to commercial ships sailing near Iran - Defense One BY CAITLIN M. KENNEY STAFF REPORTER, DEFENSE ONE AUGUST 4, 2023 01:19 PM ET
軍事航空、ISR、 無人機、サイバー、宇宙、安全保障、最新技術....防衛産業、軍事航空、軍用機、防衛関連宇宙開発等の最新技術動向を海外メディアからご紹介します。民間航空のニュースは「ターミナル1」をご覧ください。航空事故関連はT4へどうぞ。無断転載を禁じます。YouTubeでご利用の際はあらかじめご連絡ください。