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2019年4月5日金曜日

コブラボールの沖縄飛来は北朝鮮ミサイル発射の動きに呼応したものなのか

 Missile-tracking aircraft arrives on Okinawa amid fears N. Korea may

 lift testing moratorium

北朝鮮がミサイル発射に向かうとの観測の中、ミサイル監視機材が沖縄に飛来


RC-135Sコブラボール、ネブラスカ州オファット空軍基地にて。空軍はコブラボール三機を運用中。
JOSH PLUEGER/U.S. AIR FORCE

By MATTHEW M. BURKE AND AYA ICHIHASHI | STARS AND STRIPESPublished: April 2, 2019


道ミサイル監視専用機材が沖縄に到着した。あたかも北朝鮮がミサイルテスト再開の動きを示している。

空軍のRC-135Sコブラボールは嘉手納航空基地に3月30日到着したと現地にて米軍機の動きをモニターする市民Satoru Kubaがフジテレビに伝えてきた。同機はハンガーに収容され、4月2日時点でも沖縄にとどまっている。

北朝鮮はSohaeのミサイル発射施設を再整備したことが衛星写真で判明している。ただしコブラボールの配備はオファット空軍基地が洪水被害をうけたためかもしれない。

コブラボール各機は55航空団の第45偵察飛行隊、第97情報飛行隊が運用している。

同機の動きを伝えてきたKubaによれば同機は欧州、中東、ディエゴ・ガルシア、インドシナを経由して日本に到達し、残りの55航空団機材はフロリダ州マックディル空軍基地にあるという。

嘉手納基地では安全上の理由から同機の配備についてコメントを避けている。18航空団広報によればコブラボールは第82偵察飛行隊も運営するとし、同隊は嘉手納基地駐留だ。

沖縄防衛局の広報官Masashi KatsurenはStars and Stripesに同機の飛来は通告がなかったという。

コブラボールは統合参謀本部の指示で運用され「高性能光学及び電子センサー、記録装置、通信装備」を搭載すると空軍ウェブサイトにある。

「RC-135Sは他に例のない機材でほかでは得られない重要情報を国防部門に提供してくれる」とある。「こうした情報は軍備簡易条約の検証以外に米戦略防衛体制、域内ミサイル防衛体制の点検にも重要」

コブラボールの乗員はパイロット二名、航法士一名、機内ミッションスペシャリスト二名が最小構成とある。同機は1961年初飛行のC-135の直系だが現在の仕様で初飛行したのは1972年3月だった。■