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2019年に終了していたA-10とF-35によるCAS任務等の比較実証越との報告書が今になって出てきたが.... 議会の付帯要求で米空軍がいやいや実施したテストだった。A-10退役は既定方針だ。

  A-10対F-35近接航空支援のフライオフ・レポートがついに登場 The War Zone が興味深いレポートを出しましたのでご紹介します。 A-10とF-35の極秘の比較テストが4年以上経って報告書が明るみに出たのだが.... 2 018年から2019年にかけて行われ、物議を醸したA-10CウォートホグとF-35A統合打撃戦闘機の近接航空支援に特化した飛行検証に関する報告がついに明るみに出てきた。検証作業は昨年完了したばかりで、これまで実質的に埋もれていたが、多くの分野で答えを提供するより疑問を投げかけている。米空軍が遅くとも10年以内に最後のウォートホグを退役させようとするなかで、これまで公開されていなかった貴重な詳細が示されている。 独立系非営利団体Project on Government Oversight(POGO)は、情報公開法とアメリカ政府に対する訴訟を通じ報告書の機密解除コピーを入手し、独自の分析とともに今週公表した。国防総省の試験評価局長室(DOT&E)が作成した同文書の日付は2022年2月。比較試験は2018年4月から2019年3月まで行われた。このフライオフは、2017会計年度の年次国防政策法案、すなわち国防権限法(NDAA)に盛り込まれた議会の要求に応えるため実施された。 この報告書からすぐにわかることのひとつが、そもそもなぜこの最終成果物の作成に3年近くもかかったのか、なぜその核心的な調査結果が公に発表されず、軍の関係者コミュニティーにさえ配布されなかったのかということがある。本誌の理解では、文書の一部や詳細を見た人はほとんどおらず、A-10コミュニティやF-35コミュニティにも提供されていない。事実上『葬り去られ』ていた。 再編集されていない部分には、フライオフがどのように計画され、最終的に実施されたかについての有益な概要が含まれている。統合打撃戦闘運用試験チーム(JOTT)は、より大規模なF-35初期運用試験評価(IOT&E)プロセスの一環で実施した比較試験を主導した。すべてのテスト出撃は、カリフォーニア州のエドワーズ空軍基地からステージングされ、同じくカリフォーニア州の海軍航空兵器基地チャイナレイクと、アリゾナ州の陸軍ユマ演習地で模擬ミッションを実施した。 フライオフは、近接航空支援(CAS)、空中前方航空管制(

予算ピンチでこんなところにもしわよせが:救難ヘリCSARの運用でやりくりが苦しい米空軍

USAF Reviews CSAR Helo Fleet Plan By Amy Butler Source: Aerospace Daily & Defense Report aviationweek.com April 27 , 2012 米空軍は戦闘捜索救難(CSAR)運用計画を見直し、現行のHH-60Gヘリおよび後継機種CRH(戦闘救難ヘリ)で作戦ニーズが実現できるかを検討する。 空軍の想定は148機の救難用回転翼機を配備することだが、現在の予算規模では112機の運用しかできない。そこで基本機能検討のマスタープランを今秋までに完成させ、現行の機材規模で戦略的な役割を実現できるかを検討することになった。 CRH では新型ヘリコプター選定も視野に入れるが、配備中の機材の有効利用も課題だ。HH-60Gの三機はすでに飛行時間10,000時間に達しており、8機は 9,000時間台に達している。長時間稼動機は米国内で運用されており、飛行時間が少ない機体は海外に回されている。一つの問題は米空軍は機材寿命の判断 手段を持っていないことだ。 さ らに機体構造とエイビオニクスの保守点検問題が浮上してきた。2008年以降の比較でペイブホークの点検修理工数は3割増加しており、単純に飛行運用回数 が増加している事の結果だという。それでもイラク・アフガニスタンでの作戦ペースが落ちているため、救難ヘリの運用も減っているものの、期待されるほどの 低下ではないという。 一年前に発生したHH-60Gの空中給油プローブ切断事故は構造疲労が原因だったと推定されている。原因の解析はまだ進行中だ。空軍にとって頭が痛いのはペイブホークの原型UH-60Lが米陸軍から退役をはじめていることで、予備部品の確保が困難になってくることだ。 空 軍はL型ブラックホークを原型とするHH-60Gを98機保有しており、UH-60MをCSARヘリに改装する予算も確保しており、すでに三機がシコルス キーから納入されている。ただ空軍が考えているのはM型とL型でかなりの相違があるのでM型をそのままHH-60Gに回想するのではなく、陸軍からL型を 譲渡受けることだ。まだこの交渉は開始されていない。 HH-60Gには性能改修も順次実施されている。米海軍からミサイル警報装置を借り受け、装着している。機