2017年3月2日、ヴァージニア州ニューポートニューズのニューポートニューズ造船で、原子力空母ジェラルド・R・フォードに乗艦する海軍と造船所の職員に話しかけた後、手を振るドナルド・トランプ大統領。 (Jabin Botsford/The Washington Post via Getty Images) 建造が遅れすぎた艦隊は勝てない艦隊となる(The Daily Singal)―米海軍力整備でこれまでの怠惰のツケを精算する時が来た アンナ・グスタフソン|ウィルソン・ビーバー|2025年3月16日 「ア メリカの造船業を復活させる」と、ドナルド・トランプ大統領は3月4日の連邦議会上下両院合同会議での演説で宣言した。 そのために大統領は造船局の設置を発表した。 この発表は、あまりにも長く放置されてきた問題の認識を反映したものだ:米国は、増大する海外の脅威に対抗するため必要となるペースで、十分な数の艦船を建造してこなかった。 米海軍は昨年、381隻の艦船を保有するという野心的な目標を掲げた。これ自体は称賛に値する目標だが、残念な落とし穴がある。造船計画は30年に及ぶもので、海事産業基盤の現状を考えると、実現にはさらに長い時間がかかるかもしれない。建造が遅すぎた艦隊は、最初から失敗する運命の艦隊である。 年間何十隻もの艦船を建造していた冷戦時代や第二次世界大戦時と異なり、今日の造船所は最もささやかな目標を達成するのにさえ苦労している。 その理由の多くは明らかである。 まず、おそらく最も重要なのは、予算だ。国防総省全体で、調達に割り当てられる予算が少なすぎる。1980年当時、調達は研究・開発・試験・評価の2.5倍以上だった。 今日、この2つのカテゴリーはほぼ同等となっている。さらに悪いのは、米国の国家安全保障に対し脅威が現実であるにもかかわらず、不正な構想やDEIプログラムにより研究開発費が不正に使われていることである。 可能な限り早急に、より多くの艦船を獲得するためには、低調な調達予算に直ちに対処しなければならない。 防衛産業基盤は、他の米国産業と同様、市場のシグナルに依存している。簡単に言えば、請負業者に艦船や潜水艦を発注しない限り、市場は艦船や潜水艦の需要を反映しない。 長年にわたる国防予算は造船業界に積極的な需要シグナルを送らず、その結...
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