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中国が盗む技術情報は年間5千万ドル超との試算。このたび有罪判決を受けた国家保安部情報官の裁判で改めて中国の手口が明るみに。2022年は中国へもっと厳しい目を向ける必要がある。

  F-35関連の情報が大量に外部に漏れていることがわかり大騒ぎになってからだいぶたちますが、当時はまだ中国を名指しで非難できなかったのですが、今や中国がすべての元凶のように思われていますね。中国と中国共産党を区別するような議論もありますが、いまも広がる経済スパイ活動は中国人の思考方法に問題があると思います。手を汚して一から学ぶよりもカネで(あるいは非合法な手段で)買えば(入手すれば)良いとの考えで、このために中国は国産エンジンをいまだ実用化できていません。ガソリンエンジンを廃止するのはまさしく中国の思い通りの展開で、複雑度において最高峰の高効率エンジン技術をマスターした日本ははしごを外された格好です。   中 国がデータを入手し、西側の防衛材料をリバースエンジニアリングする方法が明るみに出てきた。これは米国に送還された中国情報機関の幹部が起訴され有罪判決を受けたためだ。     中国共産党下の国家安全部で上級情報官のYanjun Xuは、2018年にベルギーで逮捕され、米国に引き渡された。   米国陪審院はXuに有罪判決を下し、米国との技術格差を解消するためスパイ行為を図ったと認定した。   イノベーションよりも模倣で知られる中国政府は、自力開発できない技術はスパイ活動で入手している。スパイ行為は、防衛技術からソフトウェア開発、消費者製品に至るまで、各生産段階をで行われている。   11月、江蘇省MSS第6局の副局長だったXuは、経済スパイ行為と企業機密窃盗の共謀および未遂の罪で有罪判決を受けた。   Yahoo! news によると、Xuは ジェネラルエレクトリックエイビエーション General Electric Aviationが開発した複合素材製航空機エンジンのファンを入手しようと、複雑な策略を調整していた。   2017年、GEエイビエーション社員デイヴィッド・チェン David Zheng は、LinkedInを通じて南京航空宇宙大学 Nanjing University of Aeronautics and Astronautics の教授にフィッシングされ、プレゼンテーションを行うよう要求された。   GEアビエーションには保安措置の内規があるが、チェンは訪中しプレゼンテーションした。   プレゼンテーションの準備中、チェンのノートパソコンに問題

中国のサイバースパイ活動に対応を強めるFBI等米法執行機関。中国の軍民融合戦略に西側はどう対応すべきか。

        APRIL 14: FBI Director Christopher Wray testifies at a Senate Select Committee on Intelligence hearing on Capitol Hill on April 14, 2021 in Washington, DC. PHOTO BY SAUL LOEB-POOL/GETTY IMAGES     中 国の脅威は多方面に及び、苛烈になっており、ウクライナでのロシア軍、イランの核開発、北朝鮮の核兵器等といった脅威集団の中で群を抜く存在と米情報機関トップが上4月14日に院情報委員会で証言した。   「中国政府が主犯で捜査中の事案は2千件を超えている」とFBI長官クリス・レイが聴聞会で発言。「経済諜報活動だけでも、ここ数年で1,300パーセント増加した。 新規捜査案件が10時間ごとに追加されている 」   影響は知的財産の窃盗以外にも及び、米国他に在住中の中国人への個人攻撃ではFBIは昨年10月に「キツネ狩り」と呼ぶ作戦を展開した。上院の話題は中国技術に集中した。   国家情報局長のエイヴリル・ヘインズからは「中国の挑戦にさらされる技術分野は多い」とし、中国独自の軍民融合戦略による急速な進歩に触れた。中国は民間の技術開発を公的に支援し、成果を国家目的に利用している。「中国が優位に立っているのは疑いない」(ヘインズ)   また中国は海外投資により他国政府への影響力を強めている。だがヘインズによればこうした中国の動きに反動もある。海外諸国の情報機関から問い合わせが入っており、「この話題が多く出ていることに驚くばかり」だという。   米国には中国の技術関連投資にブレーキをかける手段がある。海外投資委員会(CFIUS)が米企業への中国投資を精査している。ヘインズによれば「CFIUS式の手続きを採用する国が増えている」。   昨年発生したロシアによるソラーウィンズ事案で官民ネットワークが混乱したのを踏まえ、サイバー攻撃への強靭性対策を強めている。上院はポール・ナカソネ大将(米サイバー軍団司令兼NSA長官)に米ネットワークを脅かす敵性海外勢力への対策で権限強化が必要か問いただした。これに対し、ナカソネ大将は権限強化よりも米デジタルインフラで発生中の状況の正確な理解が情報各機関

サイバー企業がスパイ活動のフロント、 中国企業へ警戒の目高まる

ファーウェイは日本でも着実に利用者を増やしています。Lenovoへも英米情報機関が警戒の目を向けていますが、こういった表向きはまともな中国企業が西側の日常生活に溶け込んできた分だけリスクが増えているということでしょうか。ビジネスと割り切るだけでは済まされない話です。 Pentagon Links Chinese Cyber Security Firm to Beijing Spy Service Joint Staff warns of cyber espionage dangers Chinese soldiers browse online news on desktop computers / A BY: Bill Gertz November 29, 2016 5:00 am http://freebeacon.com/national-security/pentagon-links-chinese-cyber-security-firm-beijing-spy-service/ 中国サイバーセキュリティ企業が秘密のうちに中国国家安全省に協力してサイバースパイ活動を展開しているとペンタゴン情報関係者が伝えている。 その企業、 博御信息 Boyusec (Bo Yu Guangzhou Information Technology Co) は 華為技術 ファーウェイHuawei Technologies と提携関係にある。ファーウェイは米情報部門から中国軍とのつながりを指摘されている企業だ。 ペンタゴン統合参謀本部のJ-2情報局による内部報告書によれば博御信息と華為は共同で保安製品をつくり、中国製コンピューターや携帯電話に組み込み、中国側にデータを送り、コンピューターや通信機器を制御しているという。 「国家安全省と華為とともにマルウェアを使いデータを盗み取り、機器の制御を乗っ取る事業を開始している」と博御信息関係者が述べている。 サイバー保安会社を隠れ蓑にして情報収集をすることはロシアも行っており、中国はその流れに沿っているだけだと専門家は見ている。 国防情報局はロシアの カスペルスキー がセキュリティソフトを産業用機器制御ネットワーク向けに販売しているが、実はサイバーでの危険度が生まれ