スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

ラベル(2022 年ウクライナ侵攻)が付いた投稿を表示しています

ウクライナ、ロシア領内への攻撃にATACMSミサイル投入を検討中 (The War Zone)

     DoD ロシア国内へのATACMS発射がウクライナに許可されれば、国境から約320キロ以内の標的も危険にさらされ、エスカレーションが懸念される 下 院外交委員会の委員長は、アンソニー・ブリンケン国務長官から、米国はウクライナに対し、ロシア領内でATACMSを使用する許可を与えると伝えられたと述べた。    ブリンケン国務省艦は、ウクライナに対し、米国製の陸軍戦術ミサイルシステム(ATACMS)短距離弾道ミサイルをロシア国内で使用できると伝える予定であると、下院外交委員会の委員長が述べた。 「2日前にブリンケン長官と話をした。彼は英国の同僚(外相のデイビッド・ラムジー)とともにキーウを訪問し、ATACMSによるロシア攻撃を許可するよう伝えるつもりだ」と、マイケル・マコー委員長(共和党、テキサス州選出)は金曜日、Axiosの記者ジュリーグレース・ブルフケに語った。ブルフケ記者は火曜日にこのコメントをツイートした。 マコー・下院外交委員の補佐官によると、この発言は正確である。 「議長はテキサス州で開催されたトリビューン・フェストでそう述べた」と、この補佐官は火曜日の朝、本誌に確認した。 バイデン政権は、ほぼ200マイルの射程距離を持つATACMSをウクライナがロシア国内で使用することを禁止してきた。同様に、英国はウクライナが寄贈した空対地巡航ミサイル「ストーム・シャドー」をロシア国内で使用することを許可していない。 火曜日の記者会見で、ブリンケン長官は、バイデン政権がATACMSの政策を変更するかどうかについて質問された。 「申し上げられるのは、ウクライナのパートナーの意見に耳を傾けるということだけです。私たちは両者とも、今後数日のうちに首相とバイデン大統領に報告する予定です。そして、金曜日に彼らが会う際に、この件が取り上げられるものと期待しています」と彼は述べた。 ブリンケン長官は、バイデン政権がウクライナがロシアでATACMSを使用することを認める可能性を示唆した。 「侵略行為に対しウクライナを支援する我々の取り組みの初日から、ウクライナがロシアの侵略行為に対処する上で最も効果的な手段を必要な時に確実に手にできるようにすることが重要であると考えています。「そして、皆さんもご存じのように、私たちは戦場の状況、つま...

ウクライナ情勢報告:ウクライナ(およびNATO)による Tu-22M3バックファイア盗難計画を阻止したとロシアが主張しているが...

     PHOTO BY RUSSIAN DEFENCE MINISTRY/ANADOLU AGENCY VIA GETTY IMAGES ウクライナへのロシアのミサイル攻撃で重要な役割を果たしてきたTu-22M爆撃機は、以前もウクライナの陰謀の標的となっていた ロ シア当局は、Tu-22M3バックファイア-C爆撃機のパイロットを説得して盗み出そうとしたウクライナの試みを再び阻止したと発表した。 ロシア連邦保安庁(FSB)は、ウクライナ特殊部隊が「NATO諸国の特殊部隊」と共謀し、パイロットに爆撃機を「ハイジャック」させ、ウクライナに持ち込もうとしたと主張した。  FSBによれば、国名不詳のNATO加盟国が計画の「準備と実行」に関与していたという。  「ウクライナの諜報機関は、金銭的報酬とイタリア国籍付与のためにロシア軍パイロットをリクルートし、ウクライナへ同爆撃機を飛ばし着陸させるよう説得するつもりだった」とFSBは主張した。  ロシアのタス通信は、この作戦で集められた情報の結果、ウクライナのオゼルノエ空軍基地が攻撃されたと報じた。日付や証拠は示されていない。キエフ・ポスト紙は、「ウクライナの第39戦術航空旅団の本拠地である同基地での既知の唯一の攻撃は、ロシアの全面侵攻初期の2022年2月27日だった」と報じた。NASAのFire Information For Resource Management System (FIRMS)は月曜日に火災の兆候を示していない。 A satellite image shows no fires at the Ozerne Air Base in Ukraine. FIRMS  ウクライナがロシア人パイロットを誘き寄せてバックファイア爆撃機を盗み出そうとしたとして非難されるのは、少なくとも2度目である。この長距離、核搭載可能なジェット機は、ウクライナへのKh-22/Kh-32シリーズ(AS-4キッチン)超音速スタンドオフ巡航ミサイルの発射に大きく関わっている。  ウクライナ当局は、2022年夏にSu-34フルバックやSu-24フェンサーと同様にTu-22M3を強奪しようとした奇妙な計画が裏目に出たことを認めている。  ウクライナ国家安全保障局(SBU)は昨年、この事件を受け、ウクライナ軍人が国家反逆...

ウクライナを救えるか 米陸軍の155mm砲弾の増産がやっと軌道に乗ってきた。消耗戦の様相のウクライナではやはり数量が物を言う。

  An ammo handler at Blue Grass Army Depot in Kentucky prepares 155mm projectile rounds for repalletization in 2022. U.S. ARMY / DORI WHIPPLE 月産10万発の砲弾生産の目標が見えてきたと米陸軍が発表 ロシアによるウクライナ侵攻以来、生産量を6倍に増加させるための新たな追加措置が発表された 米 陸軍は、ウクライナ支援法案の可決を受けて、155mm砲弾の月産量を3倍に増やす方向であると、副参謀長が本日述べた。  ジェームス・ミンガス副参謀長は、シンクタンクCSIS主催のイベントで、「可決された追加措置により、来年夏までに10万発になるだろう」と語った。  ミンガス大将によれば、これは陸軍工廠が今月生産すると予想される3万発の3倍以上であり、ロシアが2022年にウクライナへの全面侵攻を開始して以来、6倍に増加することになるという。  陸軍関係者は、10万発の目標達成は、ウクライナ補正の前バージョンで要求された31億ドル次第だと述べている。  陸軍は生産施設を拡大し、アーカンソー、カンザス、テキサスに新たな生産施設を計画していると、陸軍取得チーフのダグ・ブッシュは昨年述べている。砲弾はアメリカ政府が生産を管理する数少ない弾薬のひとつである。  テキサス州の生産施設への投資により、「砲弾の処理能力と生産性が83%向上した」と、ジェネラル・ダイナミクスのフェベ・ノバコビッチCEOは水曜日の決算説明会で述べた。同社は、陸軍向けに大砲製造工場を運営している。  この増強は、民間企業が管理しているヨーロッパの155ミリ砲製造とは対照的である。ウクライナに砲弾を発注する欧州政府は、欧州以外の顧客と競争しなければならず、製造業者に生産設備の拡張や改善を直接命令することはできない。  1月、EUのジョゼップ・ボレル首席外交官は、3月までに100万発の155mm弾をウクライナに引き渡す目標を達成できないだろうと述べ、引き渡し予定時期を2024年末に再設定した。エストニア国防省の最高公務員であるクスティ・サルムによれば、ヨーロッパのメーカーに今日発注された弾丸は、ウクライナに届くまでに少なくとも1年かかるという。  ウクライナのルステム・ウメロフ国...

イスラエルが不満を感じる旧型ペイトリオットミサイルを退役させ、ウクライナ支援に転用される可能性が出てきた

  Business Insiderがイスラエルのペイトリオットミサイルについて、イスラエルが低評価のPAC2を退けるので、これを防空ミサイルが喉から手が出るほどほしいウクライナへ供与するのではと観測記事を掲載しましたのでご紹介しましょう。 US soldiers participate in Patriot missile training at Mount Eitam, Israel in 2018. Sgt. 1st Class Jason Epperson/US Army イスラエルは米国製ペイトリオット防空システムに感銘を受けたことがない 1991年にはイスラエルに向け発射されたイラクのスカッドミサイルの迎撃にペイトリオットが失敗した事が大きい イスラエルにペイトリオットは不要でも、ウクライナは切実に必要としている イ スラエルはペイトリオット防空システムに決して満足していないがウクライナは自国の存続にこれが不可欠と考えている  このため、イスラエルが旧式ペイトリオット部隊をシャットダウンし始めた一方で、ウクライナは自国の都市と軍隊を防衛するためにペイトリオット・ミサイル増設を懇願する奇妙な状況が生まれている。  イスラエルとウクライナのペイトリオットに関する経験は、全く異なっている。イスラエルは1991年、イラクが発射した約40発のスカッド弾道ミサイルにペイトリオットを初めて実戦使用した。だがイスラエルはペイトリオットの哀れな性能に失望し、関係者はわずか1発、あるいはゼロ発のスカッドしか撃墜できなかったと推定している。  イスラエルがペイトリオットを再び戦闘に使用したのは、2010年代にシリアから飛来したドローンとSu-24爆撃機を撃墜してからだ。それまでにペイトリオットはまったく異なるシステムになっていた。イラクのスカッドなどに対する初期の失敗から、システムの大規模アップグレードが行われ、標的を直接攻撃し運動エネルギーで破壊するアクティブ・レーダー・シーカーを搭載したミサイルが開発された。これらの新型「ヒット・トゥ・キル」ミサイル、PAC-3の価格は1発約400万ドルと見積もられている。一方で低性能のPAC-2は近接信管ミサイルで、飛来するミサイルの近くで爆発させて排除する。  2023年初頭にPAC-2とPAC-3両方の迎撃ミサイルを搭載した...

ロシアがM1A1エイブラムス戦車を撃破し、初の車体捕獲に成功(2024年4月28日)---回収した同戦車は補修後、プロパガンダ目的に使われるが、重要技術の流出が心配だ

  恐れられていた事態が現実に鳴りました。旧型とはいえ、エイブラムズ戦車を入手したロシアは徹底的に車体構造や性能を研究するでしょう。The War Zoneの速報を御覧ください。 2 024年4月28日、ウクライナのベルディチ近郊で、ロシア軍が歴史上初めてM1A1エイブラムス戦車を鹵獲した。内部が焼損するなど大きな損傷を受けた戦車は、67トン近い重量があったため、2台のBREM-1回収車により運び出された。この出来事は、ロシア国防省が確認したように、エイブラムス戦車がウクライナでロシア軍の手に渡った初めての出来事である。  鹵獲されたエイブラムス戦車は、モスクワのポクロナヤ丘で開催される「デッド・アイアン」と名付けられた展示会で、NATOやウクライナの装備品の数々と展示される。2024年5月1日に開幕し、今月いっぱい開催されるこの展示会では、ブラッドレーM2A2やCV9040歩兵戦闘車、レオパルド2A6戦車など、さまざまな軍事機器が展示される。  ロシアのエンジニアリングと修理グループが回収と輸送を綿密に管理した。そのプロセスは、人員と設備の安全を確保するための最初のエンジニアリング調査から始まった。その後、戦車は修理施設に移され、現在、線路や電気系統の一部、その他の主要部品の交換を含む修復作業が行われている。  ウクライナの第47機械化旅団が運用していた戦車は、当初ランセット無人機の攻撃を受け、その後、対戦車誘導弾(ATGM)が命中した。この作戦は、ロシアの第15個別衛兵機動ライフル旅団(別名ブラック・フッサー)によって実施され、戦車は動けなくなり、戦車の運転手は死亡したと報告されている。この戦車は、後にロシア軍に鹵獲された戦車と同一であると推測されている。  エイブラムス戦車の発見と交戦は、コールサイン "Rassvet "を使用したブラックハッサーズのドローンオペレーターによって調整されたことが追加で明らかになった。戦車はツェントラルナヤ通りとミラ通りに沿って北東に向かい、前方のロシア軍陣地から約1.5キロ離れたステポヴェに向かっていた。戦車の破壊後、ロシアの第15分離歩兵機動小銃旅団はテレグラム・チャンネルで作戦の成功を公に認めた。  激しく損傷し焼けただれたM1A1エイブラムス戦車であっても、軍事技術者にとっては価値がある。戦車の構造や...

ATACMS長距離型の投入でウクライナはロシアをけん制可能となった。米国はなぜもっと早く供与しなかったのか。

  Business Insider記事がATACMS長距離型のもたらす効果について指摘しています。なぜ、これをもっと想起に供与しなかったのか、バイデン政権の優柔不断さが今更ながら悔やまれれるところです。 A still from a video shared by the Ukrainian military of ATACMS in use. General Staff of the Ukrainian Armed Forces/Screengrab via X ウクライナが取得したATACMSでクリミアが「軍事的に無価値」になる可能性を専門家が指摘している ア メリカはウクライナに長距離攻撃兵器ATACMSを提供し、ウクライナはさっそく同兵器でクリミアにあるロシア自慢のS-400防空ランチャーを攻撃した。  あるアナリストは、この兵器はクリミアを「軍事的に無価値」にする可能性があると述べている。  先週、『ニューヨーク・タイムズ』紙は、アメリカがATACMSとして知られる陸軍戦術ミサイル・システム約100機をウクライナに極秘に輸送したと報じた。  アメリカは以前、短射程型のATACMSを送り、昨秋のウクライナの戦闘を助けた。しかし、最近送られたバージョンは、約190マイルを射程におさめる。  2014年にロシアに占領され、ウクライナの軍事戦略にとって極めて重要なクリミアも射程内に入った。  ウクライナに詳しい軍事アナリストのフィリップ・カーバーは、ラジオ・フリー・ヨーロッパに対し、「ATACMSの納入は大きなブレークスルーだ」と語り、この兵器は「クリミアを軍事的に無価値にできる」と語った。  ウラジーミル・プーチン大統領がクリミアを占領して以来、クリミアは厳重に要塞化されてきた。クリミアには、ロシアの黒海艦隊司令部であるセヴァストポリ港がある。  また、占領下のウクライナ南部への重要な物流拠点と軍事補給路としての役割も果たしており、ロシアによるミサイル攻撃やドローン攻撃の発射台にもなっている。  ウクライナはこれまでにもクリミアに多くの打撃を与えてきた。ロシアの黒海艦隊やセヴァストポリ港を大幅に弱体化させ、半島とロシアを結ぶ戦略的なケルチ橋を定期的に狙ってきた。  これらは、空や海軍の無人偵察機や、おそらくイギリスとフランスが供与したストームシャドウ/...

ロシアのTu-22M3バックファイアをS-200ミサイルで撃墜した: ウクライナのスパイ局長が明かす

  The War Zone記事からのご紹介です。Tu-22バックファイヤーをS-200ミサイルで撃墜したとのウクライナ情報部の主張で、これまでミサイルを多数打ち込まれてきたウクライナからすると溜飲が下がる思いなのでしょうね。 via X A Tu-22M3 with a Kh-22 supersonic cruise missile under the port wing. Dmitriy Pichugin via Wikimedia Commons ウクライナ国境から約200マイル地点で可変翼爆撃機を墜落させたとキーウが主張している ウ クライナは、ロシアのTu-22M3バックファイアC爆撃機を迎撃し、同機はロシア南部のスタブロポリで撃墜したと本日発表した。TWZの独占取材に応じたウクライナ国防省情報総局(GUR)の責任者であるキリロ・ブダノフKyrylo Budanov中将は、ロシア爆撃機はソ連時代のS-200(SA-5 Gammon)長距離地対空ミサイルによって撃墜したと述べた。  もしそうだとすれば、ウクライナがTu-22M3(あるいは他のロシアの長距離爆撃機)を撃墜させた事例は前例のない出来事となる。  ソーシャルメディアに掲載されたビデオでは、航空機が地面に向かって急旋回し、後部胴体が炎上している様子が映っている。その後の写真とビデオでは、爆撃機の残骸が地上にあり、まだ燃えている。  映像が流れた直後、ウクライナは爆撃機撃墜の撃墜を主張した。  GURはウェブサイトで、爆撃機は「ウクライナ空軍との協力による特別作戦で撃墜された」と述べた。  GURによれば、問題のTu-22M3はウクライナへのミサイル攻撃から帰還中に、「以前ロシアのA-50長距離レーダー探知管制機を撃墜したのと同じ手段で、ウクライナから約300キロ(186マイル)の距離で撃墜した」という。  「同機はスタブロポリまで飛べたが、そこで墜落した」。  ブダノフ中将は本誌に対し、問題のTu-22M3はS-200砲台から308キロ(約191マイル)離れた地点で交戦したと、より詳細な情報を提供した。  GURのビデオには、防空システム司令部の内部が映っており、Tu-22M3を墜落させるために使われた兵器、あるいは少なくとも作戦を調整するために使われたことを暗示している。  GURスポーク...