AFP via Getty Images S-300システム3基が破壊されたことは、イスラエルの空爆拡大へ道を開くことになる イ ランは、 土曜日にイスラエルが実施した空爆 の被害総額をまだ集計中のようだ。米国・イスラエル当局者によると、 イスラエルが攻撃目標とした 中には、ロシア製 S-300防空システム も含まれていた。イランのS-300を無力化すれば、イスラエルによるさらなる攻撃、より大規模な直接攻撃の可能性も残される。これはイスラエル国防軍にとって偶発的な好機となり、またイランからの反撃を抑止する役割も果たす。 土曜日に破壊されたイラン軍の重要インフラの中には、現存するS-300長距離地対空ミサイルシステム3基も含まれていた。これは、 ウォール・ストリート・ジャーナル 紙の取材に応じた 匿名の米・イスラエル政府高官 の評価だ。イランのS-300システムは、 今年初めにすでにイスラエルによって攻撃されて いた。 2 024年9月21日、テヘランで、イラン・イラク戦争(1980年~1988年)勃発30周年を祝う軍事パレードで展示されたイランのS-300防空システム。 写真:ATTA KENARE / AFP ATTA KENARE 同じ当局者は、土曜日の「悔恨の日々」作戦と名付けられた空爆で、イスラエルの戦闘機100機あまりから発射したミサイルのうち、イランが撃墜できたのは「数発」に過ぎなかったと明らかにした。 当局者による発表は、米国のシンクタンク「戦争研究研究所(ISW)」の評価とも一致しており、その中には、イスラエルが「イランの統合防空網に深刻な損害を与えた」という記述も含まれている。 「イスラエル国防軍は、テヘラン近郊のイマーム・ホメイニー国際空港のS-300サイトを含む3~4箇所のS-300サイトを攻撃した」とISWは付け加えている。「これらの施設周辺の防空能力を低下させることで、将来の攻撃に対してより脆弱になる可能性がある」とISWは主張している。 同シンクタンクは、標的となった防空施設の少なくとも一部はイラン西部および南西部の重要なエナジーインフラを保護していたと述べ、アバダン製油所、ホメイニ師バンダル・イマーム・エネルギー複合施設および港、タンゲ・ビジャール・ガス田が攻撃された場所であると特定している。 S-300とは ...
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