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F-15Eへ搭載が始まったストームブレイカーことSDB IIは対地・対艦攻撃力を増強する米空軍・海軍向け新兵器だ

  Raytheon     F -15Eストライクイーグルは導入から年数が経ったが、さらに強力な対地攻撃任務をこなす恐るべき存在になりそうだ。米空軍が小直径爆弾IIのストライクイーグルへの搭載開始を発表した。「ストームブレイカー」“StormBreaker”の名称がついた精密誘導弾は航空戦闘軍団(ACC)が9月30日に認証していた。   SDB IIストームブレイカーの搭載が可能となったのはF-15Eが最初で、続いてF-35ライトニングII共用打撃戦闘機およびF/A-18E/Fスーパーホーネットへの搭載が予定されている。▼「SDB IIストームブレイカーの供用準備ができた。長期の開発試験を行ってきた」(SDBII事業主幹ジェイソン・ラスコ大佐)「配備に至ったり軍と民間企業による長年の共同作業が報われる。大きな威力があり国防の構図を一変させる存在だ」       ストームブレイカーとは SDB IIには多モードシーカーがつき、赤外線、ミリ波レーダー、セミアクティブレーザーのほかGPSさらに慣性誘導方式で誘導できる。ストームブレイカーは小型のためミッションでのペイロードを増やす効果が期待できる。このため投入機数を減らしても従来と同じ効果が期待できると空軍は見ている。▼ストームブレイカーの有効射程は40マイル以上で、搭乗員が危険にさらされる時間が短くなる。▼「SDB IIは移動目標も攻撃可能で、しかも遠距離で悪天候でも対応可能だ。これによりわが方の部隊に相当の優位性が生まれる」とヒース・コリンズ准将空軍兵器開発統括官が語っている。「この装備を配備することで大きな成果が期待できる」 SBD IIの開発背景  SBD IIが生まれた背景に空軍と海軍で調達の方向性を共有したことがあり、空軍の兵装局ミニチュア弾薬部が主導し レイセオン・ミサイルディフェンス と共同開発した。▼試験運用はエグリン空軍基地(フロリダ)で行い、F-15E搭載の認証のため開発運用飛行は138回に至った。▼「ストームブレイカーで実戦パイロットに今までにない戦力が実現する」とレイセオン・ミサイルディフェンス副社長ポール・フェラーロが述べている。「洋上陸上問わず、移動目標を遠距離から悪天候でも撃破できる」▼SDB IIストームブレイカー開発は技術面で難局に直面し、生産が一年にわたり止まったこともあったが、レイ