「国外脱出が増えそう」:キューバ崩壊の可能性へ懸念高まる
トランプ政権はキューバが崩壊すると確信しているが、米国に計画がないため懸念が残る
–トランプ政権の力による平和を模索する動きが確実に世界を変えています。虚構だけで生き延びてきた独裁体制に休まる瞬間がなくなっています。世界の大掃除になりそうですが、この際イデオロギーだけで国民を不幸せにしている各国も大変革すると良いですね。もちろん、その際にはこの記事が心配するような難民も大量に発生するでしょうが、自由な経済活動が可能となれば国全体に効果が生まれ、貧民から富豪になる層もでてくるはずです
キューバのミゲル・ディアス=カネル大統領は土曜日、ハバナで集会に出席し、米国がマドゥロ大統領を拘束し国外移送したことを受け、ヴェネズエラへ連帯を示した。(AP通信/ラモン・エスピノサ) | AP
POLITICO
アレックス・ガンジターノ、メーガン・メッサーリー、エリック・バザイル=エイミル、ダイアナ・ネロッツィ
2026年1月7日 午後5時44分(EST)
フロリダ州の海岸からわずか90マイル(約145キロ)のキューバが経済崩壊すれば、食糧・エナジー・その他の資源不足による人道的危機が高まり、大規模な移民を招く恐れがあることから、米国に深刻な結果をもたらす可能性があるとラテンアメリカ政策に携わった元米政府高官5名が指摘している。
トランプ政権はヴェネズエラのニコラス・マドゥロ大統領の失脚でキューバが崩壊すると見ているが、米国にはその余波を管理する計画がない。
トランプ政権がヴェネズエラを掌握したことで、キューバは主要な経済支援国かつ石油供給国を失った。既に経済的に窮地に立たされている島国キューバは、これまでヴェネズエラから受け取っていた石油を供給する意思のある別の政府を見つけない限り、さらに深刻な財政問題に直面する。その石油輸入は、先週まで金銭と人材との交換で賄われていた。キューバは数十年にわたり崩壊を免れてきたが、マドゥロ政権の崩壊は、ソ連崩壊以来、おそらく現体制にとって最大の脅威となる。
国家の崩壊は、米国に避難を求めるキューバ人の大量流出につながる可能性がある。
「歴史が示す通り、大規模移住が発生し、人々は脱出を試みるだろう」と、オバマ政権およびトランプ政権初期に米国大使館臨時代理大使を務めたジェフリー・デローレンティスは語る。「ここ3~4年の現地状況を見れば明らかだ」
この懸念は、「代替策がないまま国家を崩壊させるべきではないという議論の根拠となっている。なぜなら、国民は一体どこへ行くべきなのか」と、オバマ政権でのキューバとの関係回復取り組みの立案者リカルド・ズニガは述べている。
ドナルド・トランプ政権は、キューバ人移民を受け入れる意向をほとんど示しておらず、逆にバイデン政権時代に実施された「人道的仮釈放」プログラムに基づいて合法的に米国に入国した人々を国外追放する許可を、5月に最高裁判所から得ている。
第 1 期トランプ政権でヴェネズエラ担当特別代表を務めたエリオット・エイブラムスは、政権に対し、「65年間にわたる政権が崩壊した後のキューバ」について、指導力、燃料需要、国際金融機関の支援、軍と警察の地位など、「今すぐ」検討するためキューバ対策チームを設置するよう要請している。
「現在の凶悪犯たちに頼る以外、ヴェネズエラに対する計画は何も持っていない。キューバは、政権が古く、ヴェネズエラと異なり、40年にわたり民主主義、強力な民主政党、さらに自由の記憶がないため、対応はより困難になるだろう」。
トランプは、キューバの崩壊はほぼ確実と考えており、日曜日に、キューバ系アメリカ人は、マドゥロ大統領の逮捕後にフロリダ州、テキサス州、その他の地域で見られたヴェネズエラ系アメリカ人の祝賀と同様に、キューバの崩壊を「非常に喜ぶだろう」と述べた。
トランプ政権第1期の国防次官補代理を務めたシモーヌ・リーデンは「ヴェネズエラはキューバ政権を長年支えてきたが、キューバは支援者を失った」と指摘。「これが『キューバは崩壊中だ』という発言の根拠だ。もはや財政的後援者は存在しない」と述べた。
しかし、トランプ政権はキューバの今後の展開について公表しておらず、ヴェネズエラが米国の支配下でどのように運営されるかについて依然として疑問が残っている。
マルコ・ルビオ国務長官は日曜日に NBC ニュースの「ミート・ザ・プレス」で、「今後の具体的な措置や政策について現時点ではお答えできない」と述べ、政権は「キューバ政権の大ファンではない」と付け加えた。
キューバが崩壊した場合の計画について尋ねられたホワイトハウスは、トランプ大統領が日曜日、「何の行動も取る必要はないと思う」と述べた発言を引用した。
ホワイトハウスのアナ・ケリー報道官は、トランプ大統領は「毎年何万人ものアメリカ人を死に至らしめる違法薬物から祖国を守り続けるため、多くの選択肢を自由に使える」と述べ、コロンビアでの政権交代の可能性に関する質問に対して彼女が答えた内容を繰り返した。
しかし麻薬問題は専門家の大半が最も懸念する点ではない。トランプ政権初期に在キューバ米国大使館臨時代理大使を務めたローレンス・ガンビナーは、軍事・治安機構が支えなければ「混乱を招く」と警告した。
「経済が衰退し続ける中、政権が締め付けを一層強化する戦術を取れば、キューバ国民はこれまで数十年間行ってきたように、海路や空路でメキシコや中米、米国へ、経済的機会を求め脱出しようとするだろう」。
近年、キューバは米国の厳しい制裁にもかかわらず経済崩壊を回避してきたが、土曜日のマドゥロ大統領の拘束と米国によるヴェネズエラの実質支配は、電力不足と生活必需品の不足を悪化させると予想される。
キューバ政府はここ数日の電力不足の悪化を認めたものの、崩壊が差し迫っているとの見解は否定している。火曜日のX投稿で、ブルーノ・ロドリゲス・パディージャ外相は、ハバナの政治的終焉を宣言したトランプを「キューバに関する完全な無知を示しており、キューバ系アメリカ人政治家の嘘の主張を繰り返している」と非難した。
米国本土でも、キューバ崩壊という見方に懐疑的な見方が広がっている。キューバ経済は停滞しているが、抗議運動は政治的変化を強いることに失敗しており、キューバ政府の差し迫った崩壊に関する予測は、現体制がほぼ70年にわたり続く特徴となっている。
「窮地に立たされているが、破産状態が崩壊を意味するわけではない」と、キューバ系アメリカ人民主党員で元下院議員、キューバ系アメリカ人全国財団元代表のジョー・ガルシアは述べた。
それでも、明確な計画の欠如はトランプ批判派の格好の餌食となっている。彼らはこれを次々と関心対象を飛び移る大統領の姿勢の象徴と見なしている。
「ヴェネズエラへの計画すらなく、ましてやキューバへの計画などない。最終目標も戦略もない」と、軍事委員会所属のリチャード・ブルーメンソール上院議員(民・コネチカット)は指摘する。「文字通り、彼らはその場しのぎで、時間単位で対応している。キューバが崩壊するという考えは、願望を超えた、思考の欠如だ」
しかし共和党には、キューバ移民の息子ルビオ長官に期待を寄せ、彼がキューバ問題の次の段階に備えていると信頼している。
フロリダ州の元共和党下院議員カルロス・カーベロは「ルビオほどキューバを理解している者はいない。時機が熟すまで行動せず、万全の準備を整えるだろう」と述べた。■
‘People would attempt to flee’: Concern grows over possible Cuba collapse
The Trump administration is expressing confidence Cuba will fall, but there are concerns the US doesn’t have a plan.
Cuban President Miguel Diaz-Canel attends a rally in Havana, Cuba on Saturday, in solidarity with Venezuela after the U.S. captured President Nicolas Maduro and flew him out of Venezuela. (AP Photo/Ramon Espinosa) | AP
By Alex Gangitano, Megan Messerly, Eric Bazail-Eimil and Diana Nerozzi01/07/2026 05:44 PM EST