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2026年1月25日日曜日

大統領専用車キャデラック・エスカレードSUVがダボスでの世界経済フォーラムで登場

 

シークレットサービスの新大統領専用車キャデラック・エスカレードがダボス世界経済フォーラムで登場

エスカレードのリムジンは新登場と思われるが、シークレットサービスは同様のシボレー・サバーバンを長年使用してきた。

TWZ 

ジョセフ・トレヴィシックタイラー・ロゴウェイ

2026年1月22日 午前12時04分(米国東部時間)更新

President Donald Trump climbed into a heavily armored Cadillac Escalade presidential limo after arriving in Davos in Switzerland to attend the World Economic Forum this morning.

INA FASSBENDER / AFP via Getty Images

ナルド・トランプ大統領は、今朝、世界経済フォーラムに出席するためスイスのダボスに到着し、重装甲のキャデラック・エスカレード大統領専用リムジンに乗り込んだ。少なくとも、ここまで注目度の高いイベントで、トランプがこのSUVに乗ったのは今回が初めてかもしれない。エスカレード仕様のリムジンは、シークレットサービスの高度に専門化された車両群に新たに加わったものと思われる。

トランプ大統領は昨夜、VC-25A エアフォースワンジェット機でワシントン D.C.を出発し、ダボスに向かったが、ホワイトハウスによると、「軽微な電気的な問題」のため、「慎重を期して」引き返さざるを得なかった。大統領をはじめとする政府高官や報道陣は、最終的に小型のC-32Aでチューリッヒへ移動。その後、米海兵隊のVH-60Nマリーンワンヘリコプターがチューリッヒからダボスへトランプを輸送し、現地では少なくとも2台のエスカレードと数台のシボレー・サバーバンSUVを含む車列が待機していた。

本日ダボスに到着したトランプ大統領の車列に、シークレットサービスのエスカレード2台が確認できる。フロントガラスとサイドウィンドウ周辺に重装甲が施されている。INA FASSBENDER / AFP via Getty Images INA FASSBENDER

ダボスで撮影された写真から判断すると、エスカレードはフロントガラスとドア周辺に非常に重厚な装甲を備えている。また、ルーフ後部には複数のアンテナが配置され、フロント部では運転席真上に1本が設置されている。大統領車列で使用されるシークレットサービスの車両には通常、ホワイトハウスの通信車両(通称ロードランナー)と接続可能な高度な安全通信システムが搭載されているため、これは驚くべきことではない。

エスカレードのルーフに様々なアンテナが確認できる。INA FASSBENDER / AFP via Getty Images

シークレットサービスのエスカレードに関する詳細は限られているが、目に見えない追加防御機能やその他の装備が多数搭載されていると推測される。トランプが過去に他の場所でシークレットサービスのエスカレードを使用したかどうかも不明だ。過去数ヶ月間の車列映像を精査した限りでは確認できなかった。本誌はシークレットサービスとホワイトハウスに詳細情報を問い合わせている。

シークレットサービスは確かに過去には装甲強化型シボレー・サバーバンでトランプ(および他の大統領・副大統領)を移動させたことがあり、以前のダボス訪問時も同様だった。2000年代初頭以降、大統領の移動にはサバーバンが、より目を引く特注大統領専用リムジンと交互に、あるいはより頻繁に使用されるようになった。後者の車両は、「ビースト」の愛称で、外観はストレッチキャデラックセダンに似ているが、実際にはトラックのシャーシ上に構築されている。シークレットサービスは、最新バージョンにはエスカレードシリーズから直接採用した内部設計要素が組み込まれていることを過去に明らかにしている。

以下のビデオは、2018年のダボスで、シボレー・サバーバンでいっぱいのトランプ大統領の車列を映したもの。

2018年1月25日 – ドナルド・トランプ、ダボスで開催の WEF に到着

エスカレードが実際にどれほど新しいものなのかという疑問があります。外観は異なるが、サバーバンとエスカレードは、何十年もの間、同じコアプラットフォームを共有してきた。シークレットサービスは、ダボスで見られたエスカレードと同じ世代の装甲サバーバンをトランプ大統領の移動に使用していた。

では、エスカレードは、実際には、これまで見られたシークレットサービスの既存の装甲サバーバンベースの仕様に、新しいフロントフェイシアやクロームのアクセントなど、エスカレードのフェイスリフトを施したものに過ぎないのだろうか?あるいは、この世代のエスカレードを、その役割のためにサバーバンとまったく同じようにカスタマイズしたものかもしれない。現時点では不明だが、現職大統領を輸送する既存の特装サバーバンを、豪華な外観に改造するのは理にかなっている。特にトランプにとってはそうだ。また、最新世代のサバーバンをベースにした現行エスカレードモデルは発売から5年以上経過しており、これよりさらに旧世代のエスカレードを用いて新型リムジン仕様を開発するのは疑問が残る。

シボレー・サバーバンファミリーは数十年にわたり、シークレットサービスのSUVとして、また他の多くの米国政府機関にも選ばれてきた。GMは近年、米国国務省向けに工場標準仕様の装甲強化型サバーバンを別途開発している。

しかし昨年3月、シークレットサービスはショーン・カラン長官が「次世代装甲SUVに有益な技術革新についてGM幹部と協議した」とXへの投稿で明らかにしていた。

下記に示したカラン長官のGM訪問時の写真には、GM施設に展示された画像が写っており、米国大統領執務室の紋章に挟まれた新型エスカレードが映っている。紋章は、大統領専用車としての役割を想定した仕様であることを示唆している。

USSS

ロイター通信も昨年3月に、GMが国土安全保障省とシークレットサービスから次世代大統領専用リムジン開発の新規契約を受注したと報じた。記事ではカラン長官のGM訪問に言及していたものの、新型リムジンのベース車両や就役時期については明示されていなかった。

「現時点では具体的な費用や日程について言及するのは時期尚早です」とシークレットサービスの広報担当は昨年ロイターに語っている。「当社のエンジニアリング、防護作戦、技術保安チームは、これらの高度に先進的な車両を生産するための最先端フレームワークを開発するため、何年もかけて取り組んでいます」

また、現在の「ビースト」が公の場に初登場したのは2018年で、トランプ大統領の最初の任期中にニューヨーク市で開催された国連総会に出席した際であったことも特筆すべき点である(下図参照)。シークレットサービスは過去、特注車両の標準的な耐用年数は約8年と説明している。このタイムラインを考慮すると、新型が既に導入されていないとしても、まもなく運用開始の段階にある可能性がある。

(全文を読む)- ドナルド・J・トランプ大統領と、新型ビーストリムジンを使用した車列。

いずれにせよ、シークレットサービスには大統領をはじめとする米国高官や外国要人の保護のため、車両群の性能維持と最新化が責務として課せられている。過去に本誌が指摘したように増大するドローン脅威商用ドローンの武装化を含む)も、シークレットサービスが車両要件に組み込む必要が生じた要素だ。

「進化する脅威に対抗するには、防護車両の装甲に対する新たな革新と改良を絶えず模索する必要がある」と、シークレットサービスは昨年X(旧Twitter)に投稿したカラン長官とGMの面会に関する記事で記している。

トランプ大統領がシークレットサービスのエスカレードをより頻繁に利用し始めれば、車両に関する詳細が明らかになる可能性がある。■

ジョセフ・トレヴィシック

副編集長

ジョセフは2017年初頭より『The War Zone』チームの一員。それ以前は『War Is Boring』の副編集長を務め、『Small Arms Review』『Small Arms Defense Journal』『ロイター』『We Are the Mighty』『Task & Purpose』など他媒体にも寄稿。


タイラー・ロゴウェイ

編集長

タイラーは軍事技術・戦略・外交政策の研究に情熱を注ぎ、防衛メディア分野でこれらのテーマにおける主導的な発言力を築いてきた。防衛サイト『フォックストロット・アルファ』を創設した後、『ザ・ウォー・ゾーン』を開発した。



Secret Service’s New Cadillac Escalade Presidential Limousine Emerges

Escalade limos look to be a new addition, but the Secret Service has been using very similar Chevy Suburbans in this role for years.

Joseph Trevithick, Tyler Rogoway

Updated Jan 22, 2026 12:04 AM EST

https://www.twz.com/news-features/new-cadillac-escalade-presidential-limo-spotted-in-davos


2017年11月9日木曜日

トランプ大統領の各地訪問はこれだけの支援体制で実現している


The Presidential Motorcade Is on Full Display as Trump Tours Asia

トランプアジア歴訪で大統領車列の偉容を見せつける

With tensions simmering between the US and North Korea, the Secret Service has clearly spared no expense for the trip.

米朝間の緊張高まる中、シークレットサービスはすべての対策を惜しまない

SUH MYUNG-GUN/YONHAP VIA AP
BY JOSEPH TREVITHICKNOVEMBER 7, 2017

米大統領の海外訪問では警備要員が大量に随行し緊急時に最高司令官および政府上層部を安全な場所まで誘導できるよう待機する。朝鮮半島の緊張が過去最大限に高まる中でもいつもどおりアジア歴訪では大統領車列の偉容を見せつけている。
トランプの歴訪は11月3日にハワイから開始した。日本へ11月5日移動し、韓国へ二日後に到着。その後中国、ヴィエトナム、フィリピンを訪問する。
韓国でトランプは首都ソウルを警察大部隊の護衛の下で移動した。ロイター記者ジェイムズ・ピアソンが車列をまじかから撮影しているので下を参照してほしい。ピアソンによれば朴槿恵前大統領の支持派と反対派が混在したが警察が後者を車道から排除したという。支持派はトランプを好意的を見ているといわれる。
ピアソンの画像で主要車両がよくわかる。まず警察の「掃除屋さん」が先導し、その後を米側車両が続く。
Trump motorcade passes through central Seoul and group of former president Park Geun-hye supporters. Anti-Trump demo blocked by police buses
その後に大統領専用リムジン二両が続き、うちニックネーム「ビースト」にトランプが乗り、もう一台は予備・おとり車だ。シークレットサービスは大統領が乗る方を「駅馬車」、予備車を「スペア」と呼ぶ。タイラー・ロゴウェイが以前まとめた記事では二台はジェイムズ・ボンド顔負けの性能で大統領の身を守るが制約もあるという。
「ビーストには最高級の防弾装甲、暗視赤外線操縦装備、完全閉鎖型車内で核生物学化学(NBC)攻撃に耐えるほか大統領と同じ血液型の予備まで備える。うわさでは赤外線煙幕、油膜散布、催涙ガス放出もできるというのはトム・クランシー小説の世界だ。さらに高性能通信装備でインターネットと秘話交信が可能だ。
「『ビースト』は2009年にオバマ大統領就任に合わせて登場し、一見キャディラックSTSとMRAP(対地震車両)のあいの子に見える。だが実は乗用車というより強襲トラックに近い。ただし強襲トラックの地上高はない。狭い市街地での運転にはコツがいるといわれ、車重が極めて大きく海外運用で故障したこともある。ちなみに旧型専用車では故障事例はなかった。」
その後に続く黒塗りSUV数台は大統領警護の対応強襲チームCounter Assault Teams (CAT)、指揮統制部隊、通信用車両(「ロードランナー」)、情報機関要員、防御手段各種を搭載した車両で後者は電子戦ジャミングで道路わきの爆発物や小型無人機の妨害も想定する。
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In case you were wondering... The Beast and our special agents made it to the next stop with #POTUSinAsia #Japan
ただし目に入らないのが有毒物質中和処理部隊を運ぶ大型トラックだ。もう一台白塗りのヴァンが加わるがおそらく救急車だろう。随行報道陣はバスに乗り、銀色SUV数台は韓国治安部隊等を乗せているのだろう。
車列は相当の偉容だ。201711月4日にシークレットサービスが今回のアジア歴訪の支援体制をツィートしており、車列の規模を強調していた。
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With #POTUSinAsia we couldn't very well leave The Beast behind!
「#POTUSinAsia(大統領アジア歴訪)に随行するビーストは本国に置いていけない」と伝えている。米空軍C-5ギャラクシー輸送機内に専用車両含め10台ほどが見える。大型車両は写っていないが別の軍用輸送機で同時に搬送されたのだろう。
さらにヘリコプター部隊やその他必要機材の輸送が日本に向け必要となり、その後も移動する。日本では海兵隊VH-3D大統領専用ヘリコプター(マリーンワン)がトランプ大統領を各地に移動した。
韓国ではレックス・ティラーソン国務長官、在韓米軍司令官米陸軍ビンセント・ブルックス大将が海兵隊VH-60N「ホワイトホーク」に同乗している。運用は海兵隊第一ヘリコプター飛行隊(HMX-1)だ。
THE WHITE HOUSE
President Donald Trump, along with Rex Tillerson and U.S. Army General Vincent Brooks prepare to board a VH-60N "White Hawk" in South Korea.
大統領がVC-25Aに大統領が搭乗するとエアフォースワンと呼ばれるが、実際に乗るのは二機のうち一機だ。随行機は整備上で何らかの必要が生じた際やその他緊急時の予備機だ。
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En route to Japan, 5hrs - 40min left...
それで終わりではない。本国や海外で米軍及び連邦政府法執行機関が完全体制で大統領外遊を支援する。2016年12月にタイラー・ロゴウェイが以下伝えている。
「大統領の移動にはマリーンワンのヘリコプター一組をC-17で、各車両をC-5ないしC-17数機で移動させるのが常だ。これを訪問地すべてで行う。マリーンワンが地上車両の代わりに使われる場合は、MV-22オスプレイも自力移動ないし輸送機で搬送される。さらに関連ホワイトハウス職員やシークレットサービス要員が民間機あるいは政府機材で移動する。予備の指揮命令機材(通常はC-20C)も付近の飛行場で待機する。これだけの移動となると訪問するたびに数十万ドル数百万ドルの経費が移動だけで発生する。
「海外移動では機材はさらに増え、あたかも空軍全体がエアフォースワンと移動するようなものだ。C-5、C-17、MV-22、VH-3D、VH-60N、C-20、C-32、C-37に加えE-4Bが移動する。E-6Bマーキュリーが支援する場合もある。機材の大部分は大衆の目に触れることはない」
北朝鮮がミサイル発射の挑発を繰り返し水爆爆発まで明示してているためE-4Bナイトウォッチ指揮統制機がトランプに寄り添って移動しているのは驚くべきことではない。同機は嘉手納航空基地に移動し大統領ミッションを支援中だ。E-4Bは大統領到着空港を決して使用せず、通常は数百マイル以内の地点で待機する。
地域大ではおそらくもっと多数の機材が待機中だろう。いわゆる「政府機能継続」手順に従い、緊急時対応も意識しているはずだ。大統領同行機材にはC-40やC-32が加わり、ホワイトハウス職員の残り、保安要員、報道陣他を乗せている。
大統領歴訪の間に北朝鮮が挑発行動をとる可能性は十分あると関係者等は指摘している。また突如武力衝突になる可能性もある。今のところ、金正恩に軍事力を行使する動きがないのが何よりだ。
大統領は非武装地帯(DMZ)訪問を中止したため力の誇示の機会を逸したが、マイク・ペンス副大統領がDMZへ赴き境界線の彼方を注視した。
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White Senior Staff stand outside the limo as @realDonaldTrumpattempted to make a surprise, unscheduled visit to the Demilitarized Zone separating North and South Korea this morning. The trip was foiled by a bad weather call and his helicopter could not fly.
11月14日までの日程中に突発事件が発生することなく、警備隊が特段の行動をとる必要がないよう祈ろう。■
Contact the author: jtrevithickpr@gmail.com