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★カーター長官の考える国防技術イノベーションの方向性「旧式装備で新性能を」

 任期が残り少なくなってきたオバマ政権でこの人が国防長官でいることが大きな意義があります。技術を理解できる人物であることが大事なのでしょうね。問題は次期政権の長官人事でせっかくカーター長官が示した道筋がどうなるかですが。長官の考えには分断、個別専門性の追求より全体像として国防目的を意識した発想が垣間見えます。 ‘Give Surprising New Capabilities to Old Platforms,’ Carter Tells Engineers 2:34 PM ET BY BRADLEY PENISTON 国防長官が海軍のR&D施設で「イノベーション」構想の深みを示し、また技術オタクとしての側面もあらわにした。 http://www.defenseone.com/technology/2016/05/defense-secretary-strategic-innovation/128627/?oref=d-topstory MIDDLETON, R.I.— アシュ・カーター国防長官が視線をこらす中、全長20フィートの無人監視用舟艇はナラガンセット湾でマウスクリックで航路を決め、長官の操作で衝突防止警告音が鳴り海軍水中戦研究センター専用ふ頭に一般船舶が近づかないようにした。長官はにっこりと笑った。 趣味で心電図を読んでいた物理学博士のカーター長官にとって海軍の研究実験現場訪問は技術オタクとして興奮するとともに戦略面でもおおきな満足を感じる場になった。長官は「イノベーション」を合言葉にしたが、優秀で創造性あふれた研究技術職とともに過ごしたこの午前で長官が望む方向性があらためてあきらかになった。 国防軍事筋は「旧式装備に驚異的な新性能を与える」のを目標とすべきだとカーター長官はこの訪問時に訓示した。試作製造で発想が実験研究段階と調達業務が乖離する「死の谷」を超越すべきだ。特殊装備は少数配備で十分だと認識する必要がある。また「接続領域」つまりバラバラだった作業を統合して空陸海さらに宇宙やサイバー、海中で大きな成果を発揮する方法を模索すべきだ。 NUWC-4無人舟艇をカーター長官はナラガンセット湾内で操作した。(Bradley Peniston / Defense One) 国防長官は研究施