JUNE 9, 2023 米 海軍は、海上航行能力に大幅な改善をもたらす強力な次世代慣性センサーの配備をまもなく開始する。 AN/WSN-12慣性センサーモジュール Inertial Sensor Module (ISM)は、GPSの有無にかかわらず戦闘艦の測位データを正確に中継する次世代センサーで、まもなくアメリカ海軍のDDG, CG, CVN, SSNに配備される。▼今週、プレスリリースによると、生産契約が航空宇宙・防衛技術企業 ノースロップ・グラマン に交付された。▼AN/WSN-12の製造は、GPSに依存しない慣性デバイスと他の代替航法を組み合わせ確実な位置・航法・タイミング(PNT)海上ソリューションの実現に向けたマイルストーンとなる。▼慣性センサーモジュールは、姿勢、速度、位置情報を含む正確な位置情報を提供可能な電気機械装置とソフトウェアで、最先端の慣性航法機能を兼ね備える。▼量産前のAN/WSN-12ユニット10台の生産は、開発重要設計審査(CDR)段階を経て、2018年に発表された。AN/WSN-12の主な利点は、「スペースが限られている」既存のシステムに実装できる設計にある、とノースロップグラマンの海軍・海洋システム担当副社長のトッド・リービットは声明で述べている。▼AN/WSN-12は、過去20年間、ほとんどの米海軍艦艇で使用され続けてきたAN/WSN-7 INS航法システムをアップグレードするものだ。▼同社によると、最初の慣性センサーモジュールは2023年後半に稼働開始する。■ Powerful New Inertial Sensor to Equip the U.S. Navy for Navigation Without Relying on GPS - The Debrief MICAH HANKS · Micah Hanks is the Editor-in-Chief and Co-Founder of The Debrief. He can be reached by email at micah@thedebrief.org . Follow his work at micahhanks.com and on Twitter: @MicahHanks .
軍事航空、ISR、 無人機、サイバー、宇宙、安全保障、最新技術....防衛産業、軍事航空、軍用機、防衛関連宇宙開発等の最新技術動向を海外メディアからご紹介します。民間航空のニュースは「ターミナル1」をご覧ください。航空事故関連はT4へどうぞ。無断転載を禁じます。YouTubeでご利用の際はあらかじめご連絡ください。