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南部国境作戦の支援で海軍駆逐艦が出航(Breaking Defense) ― これもトランプ大統領の本気度を示す事例ですが、本来ならフリゲートやlCSで十分な任務にも誘導ミサイル駆逐艦を投入せざるを得ない海軍の事情があるのでしょう

  米軍北部司令部責任地域への派遣のため、ヨークタウン海軍兵器基地で出港に備えるアーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦USSグレイブリー Gravely (DDG-107)。(米海軍撮影:Mass Communication Specialist 1st Class Ryan Williams) 国 防総省は週末、駆逐艦グレイブリー(DDG-107)を南部国境での作戦に参加させた。  海軍は3月15日、同艦が海軍兵器基地ヨークタウンから南部国境に向かい、海上麻薬流入の阻止や違法な海上移民の防止などで沿岸警備隊を支援すると発表した。同駆逐艦には沿岸警備隊分遣隊が乗船し、特定の法執行任務にあたる。  「USSグレイブリーの配備は、大統領令に対応する国防総省の協調的努力の一環として、米国北部司令部の南部国境ミッションに貢献する。 グレイブリーの航行能力は、米国の領土保全、主権、安全保障を守る我々の能力を向上させる」と、米北部軍(NORTHCOM)のグレゴリー・ギロット司令官 Gen. Gregory Guillot は声明で述べた。  ダリル・コードル海軍大将 Adm. Daryl Caudle は、米艦隊司令官とNORTHCOMの海軍部隊司令官を兼任しているが、今日記者団にグレイブリーのような艦艇(フライトIIAアーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦)を、海上阻止作戦のために配備するのは「異例」だと述べた。  「これは、この戦力をどのように使用するかを確認するために、それを理解しようとつま先を少しだけ水につけているのです」と彼は言った。「このレベルの能力に対する投資対効果は、実りある有効活用につながるだろうか?だから、この第一ラウンドは、この戦力をさらに継続的に、世界的に活用する必要があるかどうかを確認するための教育なのだ」。  コードル大将は、この任務は異例だと述べたが、要請そのものは異例ではない。 NORTHCOMは、米国領海に近づくロシアや中国の船舶を監視するため、必要に応じて海軍の艦船を要請する。   「この任務のためにこのレベルの能力を配備するのは少し特殊だが、南方国境作戦を支援するというコミットメントを海軍が大統領と国防長官に対して示すものだと思う」とコードル大将は述べた。  海軍は以前、P-8ポセイドン海上偵察機2機を配備し、国境をパトロールしていたが...

国境警備任務にU-2の投入を米空軍が確認(The War Zone)―トランプ大統領の国境の安全確保の公約は本気です。有言実行がモットーなのでしょう。U-2まで投入するところに本気度が伺えますね

USAF 国境監視飛行任務は、引退目前のU-2の幅広い用途をあらためて示している 米 空軍参謀総長デイヴィッド・オールヴィン大将は、U-2ドラゴン・レディ偵察機がメキシコ国境付近を飛行していることを確認した。ドナルド・トランプ大統領の下、南西部の国境警備にあたる米軍活動は増加しており、RC-135V/Wリベット・ジョイント情報・監視・偵察(ISR)機とドローンの使用も確認された。 「週末を迎える中、主権を回復し、アメリカのコミュニティを守るため国境でアメリカ北部司令部にた一貫してISR支援を提供しているU-2、RC-135、RPA(遠隔操縦機;ドローン)のクルーに感謝したい」と、オールヴィンは本日Xに投稿した。 「ご安全に、そしてありがとう」、 Xのスクリーンショット CNNは2月、南西部国境沿いの現在の作戦を支援するためU-2が使用されていることを、無名の当局者の言として最初に報道した。その後RC-135V/Wや米海軍のP-8Aポセイドン海上哨戒機が、カリフォールニア湾上空を含むメキシコ周辺の偵察任務を飛行しているというニュースが続いた。 オールヴィン大将が本日Xへの投稿で掲載した、RC-135Vリベット・ジョイントの搭員の写真。米海軍が以前公開した、メキシコとの国境沿いで任務中のP-8A哨戒機に搭乗する隊員を写したUSAFAの写真。 米海軍2等兵曹 アンディ・アンダーソン 2月には、中央情報局(CIA)がMQ-9リーパー無人偵察機を使ってメキシコ領空内で監視飛行を行っているとの報道もあった。その後、メキシコ当局は、米国政府が国内で空中ISR作戦を実施したこと、そのおかげでカルテル幹部少なくとも2名が逮捕されたことを確認した。 今週初め、本誌はカリフォーニア州のビール空軍基地の第9偵察飛行隊(空軍のU-2拠点)に、国境警備活動を支援するU-2に関する詳細情報を問い合わせた。問い合わせは、まず航空戦闘司令部(ACC)、次に北アメリカ軍司令部(NORTHCOM)に転送された。 2024年、いわゆる「エレファント・ウォーク」準備訓練中のビール滑走路でのU-2他の航空機。 アメリカ空軍 「現時点では、南部国境ミッションに関連する特定のISRプラットフォームについてはコメントしていない」と、NORTHCOMの広報官は水曜日に本誌に語った。「ISR任務をサポートしていることは...

国防人名録 ピート・ヘグセス国防長官

  Secretary of Defense Pete Hegseth 国防総省のトップとして、ヘグセスは国防政策について大統領に助言し、国防総省の年間予算約8570億ドル、約300万人の軍人・軍属を監督する 国防長官 ピート・ヘグセス 責務 ヘグセスは2025年1月25日、第29代国防長官に就任した。国防総省のトップとして国防政策について大統領に助言し、国防総省とその年間予算約8570億ドル、約300万人の軍人・軍属を監督する責にある。 優先事項 官僚主義を削減し、リソースを戦闘員に再配分する。 軍に "戦士文化 "をもたらし、多様性、公平性、包括性(DEI)を終わらせる。 取得プロセスを改革し、より大きな脅威に方向転換するための資源に優先順位をつける。 核三本柱を近代化する。 競争を奨励し、複数のシステムに関する戦略的イニシアチブを復活させる。 シリコンバレーの技術革新を活用し、新興技術を迅速に実用化する。 国土、国境、空域の防衛を含む抑止力に重点を置く。 豪米間の防衛産業協力を推進し、二国間同盟を強化する。 パートナー国や同盟国と協力し、インド太平洋地域における侵略を抑止する。 イスラエルとその「存立防衛」を支援する。 女性を戦闘に参加させる場合、高い身体的基準を維持する。 発言 「..トランプ大統領が私をこの役職に選んだとき、彼が私に与えた主な任務は、国防総省に戦士文化を取り戻すことだった。大統領は私と同様、致死性、実力主義、戦争遂行、説明責任、即応性に焦点を当てた国防総省を望んでいる」。 軍歴 2002年から2021年まで陸軍少佐。グアンタナモ湾、イラク、アフガニスタンに3度海外派遣され、米軍撤退時に対反乱戦の教官として働き、これらの派遣で2つの青銅星章を獲得した。  2021年、バイデン前大統領の就任式警備部隊から外されたことをきっかけに、タトゥーの図像をめぐり憶測を受け、自主的に退役。また、1月6日の国会議事堂襲撃事件を受け、10人近くの州兵が式典での勤務を見送られた。 ビジネスと公務員のキャリア 2003年にプリンストン大学を卒業、ヘグセスはウォール街の投資会社ベア・スターンズでアナリストとして働いた。 陸軍予備役部隊がグアンタナモ湾(キューバ)に派遣され、キャリアプランが変わった。 その後、2つの退役軍人支援団体に勤務:Vete...

ジェネラル・アトミクスがCCAを月産18機製造する準備が整ったと発表(Defense One)

  GENERAL ATOMICS ウイングマン・ロボットを製造する2社が空軍の指定を受けている ジ ェネラル・アトミクスは、今夏の初飛行後に協働型戦闘機(CCA)の量産する準備が整うだろうと、同社社長は語った。 「我々の工場で月産12機から18機は簡単に作れる。しかし、「新しい建物を大量に購入したり、資本金を大量に増やしたりすることなく」、その生産量に達することができる、とジェネラル・アトミックス・アエロナバル・システムズのデイブ・アレキサンダー社長は語った。  同社は、空軍のコラボレイティブ・コンバット・エアクラフト・プログラムの "インクリメント1 "を開発している競争相手である アンドゥリル とともに、今夏の初飛行に向けて準備を進めている。その後、空軍は両社の製品のどちらか、あるいは両方を製造するかどうかを決定する。  「我々はすでにプロトタイプを製造しており、現在は量産機を製造している。だから、初飛行の時点で、我々は前傾姿勢になり、生産に入る。 設計をやり直したり、工具を揃えたりする必要はない」。 アレクサンダーは、AFA Warfare Symposiumの傍らでDefense Oneに語った。  ジェネラル・アトミクスのCCAは、空軍の極秘プログラムであるオフボード・センシング・ステーションで開発され、昨年飛行したXQ-67機から多くを拝借したガンビット・ファミリーのバージョンである。  2019年、プレデターとリーパー無人機で知られる同社は、月産約8機半の生産ピークに達した。 現在では月産3機半程度に落ち込んでいるため、同社はCCAを大量生産するためにカリフォルニア州にある500万平方フィートの施設を準備する必要があるとアレクサンダーは述べた。  ジェネラル・アトミクスは必要なスペースを確保しているが、アレクサンダーによれば、生産ラインを完成させる前にさらなる資金調達を待っているところだという。CCAプログラムは、ピート・ヘグセス国防長官の8%の資金シフトから除外されたプログラムであるため、今後の予算要求では良い結果が期待される。  「当社は前向きに取り組み、そのギャップを埋める手助けをするつもりだ。8%の予算削減から免除されたことに満足していますが、もっと前向きになる必要があると思います」。 新制式名称 空軍のデビッド・オールヴ...

宇宙軍司令官は「妨害、破壊、機能低下させるシステムに夢中」になっている(The War Zone)

宇宙作戦部長ソルツマン大将が対宇宙能力での優先事項に言及した 人工衛星を直撃する太陽フレア、コンピューターアート。VICTOR HABBICK VISIONS 米 宇宙軍の最高司令官は、将来の対宇宙空間能力と優先事項に関するビジョンについて、また宇宙軍が直面する脅威の種類について、異例なほど詳細な説明を行った。チャンス・ソルツマン宇宙作戦軍司令官のコメントは、先週開催された航空宇宙軍協会の2025年戦争シンポジウムで発表された。  ソルツマン大将はまず、米国が宇宙で遭遇する可能性のある敵対勢力の兵器の分類から始めた。宇宙を基盤とする3つのカテゴリーと地上を基盤とする3つのカテゴリーの6つのカテゴリーに大別されるが、それぞれ同程度の脅威が存在する。各領域での3つの主な脅威は、レーザーなどの指向性エナジー兵器、電子戦妨害を含む無線周波数能力、物理的に標的を破壊しようとする運動エナジー兵器だ。 2025年3月3日、コロラド州オーロラで開催された空軍・宇宙軍協会戦闘シンポジウムの基調講演でスピーチするソルツマン宇宙作戦部長。米空軍撮影、撮影:エメリン・ジェームズ上級曹長 後者のカテゴリーには、軌道上に配置された「キラー衛星」が含まれる。TWZは「標的の近くまで移動できるキラー衛星は、妨害装置、指向性エナジー兵器、ロボットアーム、化学スプレー、小型弾頭など、さまざまな手段を用いて標的を無効化、損傷、あるいは破壊しようと試みることができる。さらに、運動エナジー攻撃として、故意に他の衛星に激突させることさえ可能」と説明していた。  「敵対勢力は、それらすべてで開発能力を持っている」とソルツマン大将は述べた。  米国に関しては、「現時点では、まだそれらすべてを追求しているわけではない」とソルツマン大将は認めたが、「それらすべてのカテゴリーを持つには十分な理由がある」と指摘した。 米国国防情報局(DIA)のグラフィックは、ある衛星が他の衛星に接近した後、攻撃を行う方法を提供している。 DIA  特に、低軌道および中高度・高高度の地球同期軌道における衛星の増殖に対抗するためには、幅広い能力が必要となる。  ソルツマン大将は、各課題には「異なる種類の能力が必要である」と指摘している。低軌道で有効なものは、地球同期軌道では有効ではなく、その逆もまた然りだ。 地球の低軌道(LEO)から中軌道...