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★イタリアのFACO生産一号機は2015年ラインオフ、日本のFACOは?

First F-35 Assembled In Italy To Roll Out Early Next Year Dec 10, 2014 Amy Butler | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/first-f-35-assembled-italy-roll-out-early-next-year イタリア関係者によるとカメリ空軍基地 Cameri Air Base(イタリア北部)内の最終組立点検施設 (FACO) からF-35A一号機がするのロールアウトは来年初めとなる。同機がラインオフするのは2015年3月までとなる見込み。 イタリアは10億ドルを投じ同施設を建設したが、F-35導入を巡り政治的対立のさなかのできごとだった。施設は昨年から運用開始しており、カメリはユーロファイター・タイフーンやトーネードの生産で以前より中心地となっている。 イタリア軍はFACOで最低250機の組立を期待し、イタリア向け131機とオランダの85機を想定していたが、ともに現在は最終数字が未定だが、イタリアのFACOは今後の拡張を想定している。今後ペンタゴンが求めるヨーロッパ内の大規模機体修理施設の誘致でイタリアは一番有望で、来年早々に最終発表がある見込みだ。 イタリアはロッキード・マーティンのフォートワース施設で想定した移動式生産ラインの採用は見送った。ただし、最終組立工程に特化した作業場を11か所設け、そのうち4か所は電子装備関係専門の組立electronic mating and assembly system (EMAS) 専用だ。フォートワースのEMASと同様だが、5か所は点検修理オーバーホール(MRO)業務用でその他も必要に応じてMRO用に転じることができる。 イタリアはきわめて積極的だ。MRO関係で地元経済に186億ドルの効果が発生すると同国空軍高官がAviation Weekに昨年述べている。 一方、日本でもFACO建設が名古屋で進行中だ。5月起工ずみで、2015年12月にはフォートワースと同様の電子装備組み立て設備が建屋内に設置される。 日本が発注したF-35の42機中最初の4機はフォートワース工場

F-35でイタリアに不安な動き

F-35 Under Fire In Italy aviationweek.com Jan 9, 2012                                                          イタリア政府はさらに国防費を削減しようとしており、F-35共用打撃戦闘機の国際開発への同国参加の行方が見えにくくなりそうだ。 イタリアがF-35導入機数を大幅に削減するのはほぼ確実で、少なくとも当初の131機の三分の一が減らされるだろうし、野党には計画自体の取りやめを主張するものもある。 同 じように計画を見直しして購入機数を減らした英国であるが、依然最大規模の導入予定を持ち、イタリアはそれに次ぐ存在だ。イタリアの予定支出規模は130 億ユーロ(167億ドル)で通常型F-35Aと短距離離陸垂直着陸型F-35Bの両方を導入する計画であるが、まだ一機も確定発注していない。国防費見直 し議論ではその他の調達計画以上にF-35は規模の大きさから関心度が一番高い。 昨年末のモンティ新政権は財政危機に真正面から立ち向かっており、国防支出もその見直しから免れない。同政権は選挙の洗礼を受けていないが、議会からは各種改革案へ広い支持が寄せられている。 ま た同政権が外交上の必要性よりも予算編成そのものに焦点をあわせていることもJSFには影響してくるだろう。F-35B海軍仕様22機をキャンセルすれば AV-8Bハリアーを退役させるイタリア海軍の空母には搭載する機体がなくなってしまうことになる。それでは軍事力を投射する能力がなくなってしまうが、 モンティ政権はこの点を意に介していないようだ。またイタリア空軍もF-35B40機の購入計画を取り下げF-35Aだけの編成になりそうだ。 一 方で、削減するとはいえイタリアのF-35関連支出規模は25億ユーロで、一部はJSF用の最終生産ライン及び点検(final assembly and check out ,FACO)設備としてカメリ空軍基地内建設に支出される。FACO建設は順調に進み2014年までに完成する見込みだ。