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変貌するレッドフラッグ演習----もはやドッグファイトの鍛錬だけではなく、キーワードはネットワーク化とデータ共有に。

      レ ッドフラッグ演習で米空軍は近接航空支援、精密誘導爆弾投下、空対空ドッグファイト、偵察行動、敵防空体制の制圧を展開してきた。   近年のレッドフラッグ演習はさらに拡大し、サイバー、EW 、宇宙、航空地上間の相互作戦といった新たなドメインに加え、GPSが妨害された環境下での作戦等の課題もとりいれてきた。今年のレッドフラッグで上記すべてを実施することはないが、データ共有、戦闘ネットワーク化、センサー・攻撃手段の最適化などあらたな手法を試す。詳細は不明だが、兵装機材間のネットワーク化が重要となると考えて間違いない。   空軍発表によればレッドフラッグ21-1には全米20州および三カ国の人員2,400名、F-22、F-16、F-15E、A-10、KC-135以外にB-1、B-2の爆撃機も加わる。演習はハイテク大国間戦闘を再現し、敵役の「レッドチーム」が米空軍部隊に対抗する。空軍は「ネットワーク化」戦闘をあらゆるドメインで展開する重要性をレッドフラッグで強調する。   「レッドフラッグ21-1では全方面での国家安全保障を宇宙電子戦能力により支援し、サイバー攻撃で敵ネットワークを妨害し、データ伝達や機能を正常に行えなくします」(414戦闘訓練飛行隊ケイリー・テイラー大尉、非運動性兵力統合担当) Fighter Doesn't Have  機材改良ではネットワーク化、通信機能、指揮統制を中心に航空機材、地上指揮所、無人機、宇宙誘導式兵装で進めている。さらに高度戦闘管理システムを爆撃機、無人機、戦闘機、地上情報収集装備に導入し、各機材を同時接続している。最近の実験で高度な監視ネットワーク機能によりセンサー情報取得から兵装発射までの時間短縮を実現し、榴弾砲で超高速弾を発射し飛来する巡航ミサイルの撃破に成功した。防空機能はあらたな次元に入ったといえる。   F−15、B−2、第5世代戦闘機間のネットワーク機能がさらに改良が続いており、各装備がつながると戦術面が一変しそうだ。各装備が結節点として各ドメインで活動すれば、標的情報等を即座に共有し、距離は関係なくなる。LINK 16利用等通信環境の改善でF-22とF-35で相互通信が実現すれば、F-35搭載のセンサーで迅速に敵を発見し、F-22で撃滅させることも可能となる。 F-15、B-2では処理能力を高めたコンピュー